bookと聞いたら、普通は「本」と思いますよね。でも、実はbookには動詞の「予約する」という意味もあります。book a roomは「部屋を予約する」ですが、普段なじみのある意味だけで理解しようとすると、「本、部屋?」と思ってしまったりするかもしれません。
このように、英語には品詞によって意味が異なる単語があります。ただ、文の中の品詞さえ理解していれば、意味を間違える心配はありません。今回は、英文の中の品詞を見分けるためのコツをお教えしょう。
名詞と動詞を区別するには
名詞と動詞で意味が異なる語を集めてみました。各語が文の中でどちらの品詞になっているかを考え、文全体の意味を言ってみてください(その品詞での意味がわからないときは、辞書で確認してください)。
このbookの品詞はどちら?
Can you book it?
□名詞 □動詞
⇒ここに注目!
・文の中に動詞が必要。
・名詞itを目的語にするための動詞が必要。
答え:動詞。意味は「予約する」で、「それを予約してもらえますか?」。
このfireの品詞はどちら?
We really need to fire someone.
□名詞 □動詞
⇒ここに注目!
・need toとto不定詞の形になっていて、toの後に動詞が来る。
・someone(誰か)と名詞があり、これを目的語にするための動詞が必要。
答え:動詞。意味は「クビにする」、「我々は本当に誰かをクビにしないと」
このseasonの品詞はどちら?
It’s seasoned well.
□名詞 □動詞
⇒ここに注目!
・edがついているので、これは動詞の変化形(ここでは過去分詞)。
・well(よく)という副詞があるので、この副詞が修飾する内容が必要。
答え:動詞。意味は「味付けする」で、「上手に味付けされている」
このlightの品詞はどちら?
Light a candle.
□名詞 □動詞
⇒ここに注目!
・主語がない文なので、動詞から始まる命令文。
・a candle(ろうそく)という名詞を目的語にする動詞が必要。
答え:動詞。意味は「火をつける」で、「ろうそくに火をつけて」
このlivesの品詞はどちら?
Black lives matter.
□名詞 □動詞
⇒ここに注目!
・livesが動詞live(生きる)の三人称単数現在、matterが「問題」という名詞だと考えると、「問題を生きる」となってしまい、意味が通らない。
・matterには「重要である」という動詞の意味がある。
答え:名詞(発音は「ライヴズ」)。意味は「命(lifeの複数形)」で、「黒人の命は重要である」
動詞と形容詞・副詞・前置詞を区別する
名詞以外の品詞と動詞を区別する方法を見ていきましょう。各語が文の中でどちらの品詞になっているかを考え、文全体の意味を言ってみてください。
このfineの品詞はどちら?
Please don’t fine me.
□形容詞 □動詞
⇒ここに注目!
・主語がないので、pleaseから始まる命令文。don’tの後が動詞。
・目的語meの前に動詞が必要。
答え:動詞。意味は「罰金を科す」で、「罰金を科さないでください」
このliveの品詞はどちら?
We did it live.
□副詞 □動詞
⇒ここに注目!
・liveの語形が変化しておらず、前にtoもないため、動詞ではない。
・We did it.(やりました)で文が完結しているので、それを修飾する何かになる。
答え:副詞。意味は「生で」で、「生で(ライブで)やりました」
このlikeの品詞はどちら?
What is it like?
□前置詞 □動詞
⇒ここに注目!
・likeの語形が変化しておらず、前にtoもないため、動詞ではない。
・It is like (what).を疑問形にしたもので、(what)に入る名詞の前置詞となる。
答え:前置詞。意味は「~のような」で、「どんな感じですか?」
※このlikeは「~な感じ」という形容詞または副詞と考えることもできます。
オンライン英会話レアジョブのレッスンでは、受動態や現在完了形など、文法の習得も行います。それは、文の構造を理解することが、英語の文を作るうえでとても重要だからです。知っている単語をなんとなく並べるだけでもとりあえず意味は通じるかもしれませんが、そこから先へ発展させることができません。
一方、文の品詞とその並べ方を理解していれば、新しい単語を覚えて知っている単語と入れ替えることで、どんどん新しいことを表現することができます。「文法が苦手」という人も、レッスンの中で先生と一緒に会話をしながら身に付けていってください。
まとめ
辞書には単語のさまざまな意味が並んでいますが、すばやく正確に引くには、まず調べようとしている単語の品詞を確認します。「動詞」なら「動詞」、「副詞」なら「副詞」の欄を見れば、該当する意味がすぐに見つかります。数ある意味を全部見ていって、「当てはまるのはこれかな」なんて、考えを巡らせる必要はありません。
今回見ていったように、品詞の区別ができれば、一見理解しにくいように思える文でも、すっきり意味がわかってくるのです。自分がちゃんと品詞を見分けることができているかどうか、身近な会話のテキストで確認してみましょう。
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