海外で生活することを考えている方の場合、やっぱり心配なのは言語だと思います。
英語圏以外に住む場合、英語と現地のことば、二種類の言語が必要です。どちらにどれだけ時間を割くべきでしょうか?
今回は、台湾で生活している筆者の体験も交えつつ、海外生活と英語について考えてみます。
海外生活、必要なのは英語? 現地語?
海外生活では、英語は必須です。外国人向けの情報は英語で書かれていることが多いので、英語ができないとどうしても苦労します。
英語さえできれば、なんとか生活することはできます。たいていの国・地域では、生きていくのに必要な最低ラインのことは英語で何とかなるからです。
海外生活では、英語が必須
海外で生活する場合、英語が全くできないとかなり苦しいです。そもそも、「ビザを取る→飛行機に乗る→入国手続きをする→住居を決める」という流れの中で、日本語でできるものはほとんどありません。
反対に、英語ができるなら、入国するまではスムーズです。流ちょうな英語でなくても大丈夫ですが、手続きに使う単語だけは英語で言えるとよいでしょう。
制度的な手続きはほとんど英語でできる
ビザの取得→入国手続き→在留カードの取得など、国が行っているような手続きは英語でできます。どの国も、外務省(Ministry of Foreign Affairs:外国のできごとを担当する省庁)のサイトは必ず英語版がありますし、担当者は英語ができます。
英語が最初の関門です。英語という門を超えれば、問題なく海外に行ってしまうことができるのですね。
海外では周りもたいてい外国人
現地語がとても堪能な場合でも、英語ができた方がなにかと得です。スペイン語を学びにスペインに行ったとします。周りにいるのはみんなスペイン語ができない人達ですから、彼らとは英語でやり取りをしますよね。
ビジネスでも、外国人を積極的に採用している企業や団体なら、周りも外国人が多いはずです。フランス語に堪能な人が、フランスの企業に採用されても、フランス語だけで仕事をするとは限りません。周りが全員フランス人という環境でなければ、結局は英語が必要になります。
筆者は今台湾にいますが、普段は英語を使っています。英語が出来なければ、海外の研究者と協力して研究できないからです。応募の時も、中国語より英語の方が重視されています。どこに住んでいても、英語を使わないことはないのです。
海外生活では英語以外は不要?
ここまで、海外生活では英語が必須! というお話をしてきました。ですが、もちろん英語も万能ではありません。現地で生活するなら、どうしても現地のことばができた方がいいときもあります。
英語だけでは海外生活をカバーできない
どの国も、英語が絶対に通じるのは空港までだと私は考えています。大きいターミナル駅ならギリギリ英語が通じることも多いですが、郊外の駅やタクシーなどになると、もう無理です。
筆者の周りの海外生活が長い人たちに聞いてみても、現地のことばができないとどうしても大変なことが多いようです。私自身の例で言えば、銀行口座を作るときは英語がほとんど通じませんでした。保健所など、外国人と関わらない役場も英語が通じません。
長く住むつもりなら、現地語を勉強するか、現地の友達を作っておく必要があります。
英語を話す=お客さん?
英語が通じるとしても、英語だけで話しているとどうしても「お客さん」になってしまいます。仕事や学業以外で現地の人と関わらないならそれでもいいですが、せっかく海外にいるのにそれだと味気ないですよね。
もし、英語を母国語にしない地域で楽しく暮らしたいのであれば、現地の言語ができるに越したことはありません。どこにでも現地の人しか知らない面白いスポットはたくさんあります。海外を100%楽しみたいなら、現地語を少し勉強するといいでしょう。具体的には、SEFRのA2-B1レベルの語学力が欲しいところです。
海外生活で必須の「英語の準備」+α
海外生活を始めるなら、どんな英語の準備が必要でしょうか。大事なのは、まずは「生き延びる」、次に「楽しむ」です。
海外生活を始めるなら、手続きに必要な英語は覚えよう
海外生活を始めるなら、まず大事なのは手続きに関する英語を覚えることです。具体的には、現地の外務省のサイトを見たり、飛行機を予約したりするための英語ですね。
といっても、手続き用の英語はむずかしくありません。誰でも読めるように書かれているからです。特別な参考書などを買わなくても、普通の辞書があればだれでも読むことができます。まずはGoogle翻訳などでざっくりと理解して、むずかしい単語があれば辞書を引けばOKです。スマホには辞書のアプリを必ず入れておきましょう。
周りの外国人とコミュニケーションできるようになろう
海外生活を始めた直後ですと、どんな方と過ごすかは人によります。いきなり現地の方に囲まれることもあると思いますが、外国人は外国人同士で固まることも多いでしょう。留学であれば、外国人向けの宿舎などがあることが多いです。語学のクラスなどはほとんど外国人だけですから、英語がとても大事になります。
ビジネスでも、まずは英語が大事になります。外国人を積極的に採用している企業であれば、自分以外にも外国人がいることの方が多いでしょう。多国籍の場面では、美しい英語はあまり必要ありません。気負わずに自然体の英語を使いましょう。
生活に慣れるころには現地語を学ぼう
現地の言語は、楽しい暮らしに欠かせません。ドイツで暮らしている方は、町のお店ではドイツ語しか通じないので、靴を買う時に困ったと言っていました。私のいる台湾では、amazonのような通販サイトは中国語版しかありません。町のPCショップなども英語が通じにくいか、通じてもいやな顔をされてしまうこともあります。
現地の友達を作りたいときでも、英語だけだとどうしても壁ができてしまいます。「生き延びるための英語」「楽しむための現地語」と使い分けるのがベストだと筆者は思っています。
まとめ
外国人として外国で暮らす……不安なイメージもありますよね。最初のステップは英語です。英語ができない場合ですと、生き延びることがかなりむずかしくなってしまいます。英語圏に行くなら、現地の英語を参考に練習あるのみです。
もし非英語圏で暮らすなら、英語で生活しつつ、少しずつ現地語を習得していくのがよいと思います。「英語で生き延び、現地語で楽しむ」が海外生活の基本です。
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