英語の授業かなにかで一度は「How often〜?」と聞かれたこと、ありませんか?
「頻度を尋ねられているのはわかるけど、今ひとつ答え方がわからない」と悩んでしまうのではないでしょうか。
英会話で覚えておくべきHow oftenについて、今一度しっかりおさらいしましょう。
How oftenの意味と使い方について
ここではHow oftenの意味と使い方や、意味合いの似ている”How many times”や”How long”との違いについて解説します。
How oftenの意味と使い方
oftenは「しばしば」「度々」「しょっちゅう」などと訳されるように、ある事柄が頻繁に行われたり見受けられるという意味です。
例えば、”I often see her for lunch.”(彼女としょっちゅうランチに出かける) “I often bake cake.”(よくケーキを焼く)といった使い方ができます。
これらを「Do you〜?」を使ってそのまま質問の形にすると、”Do you often see her for lunch?” (彼女とよくランチに出かけるの?)“Do you often bake cakes?”(ケーキをよく焼くの?)となります。
ここからさらに具体的にその頻度を聞きたい場合に使うのが、今回のテーマとなっている「How often〜?」です。
では例文をいくつか見てみましょう。
A. How often do you study English?
(どれぐらいの頻度で英語を勉強しますか?)
現在形で質問する場合は、「通常はどれぐらいの頻度なのか」を尋ねています。
これに対する返答の仕方は、”Once a week.”(週1回) “Every day.”(毎日)などの答えが考えられます。
カジュアルに答えるのであれば上記のように一言で伝えても問題ありませんが、きちんとした文章で答える場合は、”I study English once a week.”(英語は週1回勉強します。) “I study English every day.”(毎日英語を勉強しています。)となります。
B. How often do you go to the dentist?
(どれぐらいの頻度で歯医者に行きますか?)
この例文で注意したいのが、「the dentist」になっていて、「a dentist」になっていない点です。
このように一般的に歯医者や銀行などに行くのか尋ねる場合は、aではなくtheを使います。aを使うのは間違いではありませんが、「歯医者に定期的に行く」という場合、「いつも決まった歯医者に行く」ことが前提となります。毎回違う歯医者や銀行に行く人はなかなかいないでしょう。そういったことから、一般的にtheが正しいとされています。
C. How often have you been to England?
(イギリスにはどれぐらいの頻度で行っていましたか?)
現在完了形を使うことで、「以前はどれぐらいの頻度だったのか」を尋ねていますが、通常の過去形”How often did you go to England?”とどう違うのでしょうか?
現在完了形の場合、「現在にいたるまでその行為を行っている可能性がある」ことが示唆されている一方、過去形では「その行為はある一定の過去の期間で行われており、すでにその行為を行っていない。」ことが示されます。
過去形にしたい場合は、”How often did you go to England when you were in university?”(大学生時代にどれぐらいの頻度でイギリスに行きましたか?)とするとよりクリアでしょう。会話で「欧州に住んでいたことがあり、イギリスにもよく行った」などの話題が前提としてあった場合は、その時の頻度について質問していることがわかっているので、過去形の”How often did you go to England?”と聞いてもいいです。
ただし特定の期間について示唆されていない場合は、その行為が完結しておらず現在も続いている可能性もあるので現在完了形を使います。「これまでどれぐらいの頻度で行きましたか?」というニュアンスになります。
D. How often are you going to play that guitar?
(どれぐらいの頻度でそのギターを弾く予定ですか?)
この例では未来の頻度について質問しています。現在はその行為を行っていない場合の、未来の予定について聞かれているので、この場合の答えとして例えば、”I’m going to play every day.”(毎日弾くつもりです。)となります。
How oftenとHow many timesの違い
How oftenと同じように頻度を質問するとき、How many timesを使うこともできますが、How oftenは「どれぐらいの頻度なのか」と広い範囲での質問に対し、How many timesは「何回なのか」とより具体的な回数を聞いています。
また、How oftenと混乱しやすいのがHow longですが、こちらは時間の長さに対する質問で、頻度ではありません。
次の3つの例で、意味と使い方の違いを理解しましょう。
・How often do you study English?
(どれぐらいの頻度で英語を勉強しますか?)
・How many times a week do you study English?
(週に何回英語を勉強しますか?)
・How long have you been studying English?
(これまでどれぐらいの期間英語を勉強してきましたか?)
どうでしょう、なんとなく違いがわかったでしょうか?
おさらいします。
How often:一般的な頻度の質問(毎日、週1回など)
How many times:具体的な回数の質問。週、月、年などをつける
How long:時間の長さの質問(1年、1ヶ月など)
3つの形を使っていろいろな文章を作って練習してみてくださいね。
How oftenと聞かれた時の答え方
ではHow often?と質問されたときの答え方について学習しましょう。
これらはそのまま暗記して、考えなくても口に出てくるまで繰り返し練習するといいですよ。
頻度を表す副詞一言で答える場合
Always. (いつも、常に)
Sometimes. (ときどき)
Occasionally. (ときどき、稀に)
Hardly ever. (滅多にない)
Never. (全くない)
SometimesとOccasionallyはほぼ同じ意味で使われますが、ニュアンスの違いとして、Sometimesの方が頻度が高く(40%ぐらい)Occasionallyの方が低い(20%ぐらい)です。また、Occasionallyの方がややフォーマルな印象です。
なお、ほかにも「滅多にない」という似た単語でrarely、scarcely、seldomを学習したことがあるかもしれませんが、こちらは書き言葉で使われることが多く、話し言葉であまり使われません。
毎週・毎月・毎年などの場合
Everyを使うと「毎週」「隔週」「毎年春」などとさまざまな頻度を表現することができます。
・every + 月、週などの単数形
「every + 月や週」で「毎週」「毎月」など定期的な頻度を表します。
Every year (毎年)
Every months (毎月)
Every week (毎週)
Every day (毎日)
Every hour (毎時間)
Every weekend(毎週末)
・every other + 月、週などの単数形
every otherを使うと「隔週」「隔月」など1週行い、次の週は休んでまたその翌週、という場合を表現できます。
Every other day (隔日)
Every other week (隔週)
Every other month (隔月)
Every other year (隔年)
Every other weekend (隔週末)
・every + 数 + 月、週などの複数形
everyに数字と月・週などを加えることで、「3ヶ月毎」「2年毎」などの頻度を答えることができます。
Every three months (3ヶ月毎)
Every four years (4年毎)
Every two weeks (2週毎)
・every + 月の名前、季節など
「毎年春」「毎年3月」などと言いたい場合は、everyに具体的な月や季節を合わせます。
Every January/February/March… (毎年1月、2月、3月など)
Every summer/winter/autumn/spring(毎夏、毎冬、毎秋、毎春)
Every school holiday (学校の休暇のたび)
Every Christmas (クリスマスのたび)
Every term break (学期休みのたび)
週一度など具体的な回数を答える場合
Once(1度)、twice(2度)、three times(3度)などに月や週を合わせることで「週1度」「2ヶ月に3回」などと表現できます。
Once a week (週1度)
Twice a month (週1度)
Four times a year (年4回)
Three times every two months(2ヶ月に3回)
最後にこれらを使った質問と答えの例を見てみましょう。
A. How often do you play tennis?
(どれぐらいの頻度でテニスをしますか?)
B. Once a week. (週一度)
あるいは
I play tennis once a week.(週一度テニスをします。)
A. How often do you see your sister who lives in Sydney?
(どれぐらいの頻度でシドニーに住む妹に会いますか?)
B. Every Christmas break. (毎年クリスマス休暇に)
あるいは
I see her every Christmas break.(彼女には毎年クリスマス休暇に会います。)
A. How often do you exercise?
(どれぐらいの頻度でエキササイズしますか?)
B. Never. (全くしない、ゼロ)
あるいは
I never exercise.(エキササイズは全くしません。)
まとめ
頻度について尋ねる「How often〜?」は日常会話でもよく使われます。カジュアルな会話では、例えば相手が「よく海外旅行に行く」などと話していたら、単に一言”How often?”と聞くこともあります。
あまり難しく考えずにどんどん使って数をこなすことで、徐々に慣れていきましょう。
英語の授業かなにかで一度は「How often〜?」と聞かれたこと、ありませんか?
「頻度を尋ねられているのはわかるけど、今ひとつ答え方がわからない」と悩んでしまうのではないでしょうか。
英会話で覚えておくべきHow oftenについて、今一度しっかりおさらいしましょう。
How oftenの意味と使い方について
ここではHow oftenの意味と使い方や、意味合いの似ている”How many times”や”How long”との違いについて解説します。
How oftenの意味と使い方
oftenは「しばしば」「度々」「しょっちゅう」などと訳されるように、ある事柄が頻繁に行われたり見受けられるという意味です。
例えば、”I often see her for lunch.”(彼女としょっちゅうランチに出かける) “I often bake cake.”(よくケーキを焼く)といった使い方ができます。
これらを「Do you〜?」を使ってそのまま質問の形にすると、”Do you often see her for lunch?” (彼女とよくランチに出かけるの?)“Do you often bake cakes?”(ケーキをよく焼くの?)となります。
ここからさらに具体的にその頻度を聞きたい場合に使うのが、今回のテーマとなっている「How often〜?」です。
では例文をいくつか見てみましょう。
A. How often do you study English?
(どれぐらいの頻度で英語を勉強しますか?)
現在形で質問する場合は、「通常はどれぐらいの頻度なのか」を尋ねています。
これに対する返答の仕方は、”Once a week.”(週1回) “Every day.”(毎日)などの答えが考えられます。
カジュアルに答えるのであれば上記のように一言で伝えても問題ありませんが、きちんとした文章で答える場合は、”I study English once a week.”(英語は週1回勉強します。) “I study English every day.”(毎日英語を勉強しています。)となります。
B. How often do you go to the dentist?
(どれぐらいの頻度で歯医者に行きますか?)
この例文で注意したいのが、「the dentist」になっていて、「a dentist」になっていない点です。
このように一般的に歯医者や銀行などに行くのか尋ねる場合は、aではなくtheを使います。aを使うのは間違いではありませんが、「歯医者に定期的に行く」という場合、「いつも決まった歯医者に行く」ことが前提となります。毎回違う歯医者や銀行に行く人はなかなかいないでしょう。そういったことから、一般的にtheが正しいとされています。
C. How often have you been to England?
(イギリスにはどれぐらいの頻度で行っていましたか?)
現在完了形を使うことで、「以前はどれぐらいの頻度だったのか」を尋ねていますが、通常の過去形”How often did you go to England?”とどう違うのでしょうか?
現在完了形の場合、「現在にいたるまでその行為を行っている可能性がある」ことが示唆されている一方、過去形では「その行為はある一定の過去の期間で行われており、すでにその行為を行っていない。」ことが示されます。
過去形にしたい場合は、”How often did you go to England when you were in university?”(大学生時代にどれぐらいの頻度でイギリスに行きましたか?)とするとよりクリアでしょう。会話で「欧州に住んでいたことがあり、イギリスにもよく行った」などの話題が前提としてあった場合は、その時の頻度について質問していることがわかっているので、過去形の”How often did you go to England?”と聞いてもいいです。
ただし特定の期間について示唆されていない場合は、その行為が完結しておらず現在も続いている可能性もあるので現在完了形を使います。「これまでどれぐらいの頻度で行きましたか?」というニュアンスになります。
D. How often are you going to play that guitar?
(どれぐらいの頻度でそのギターを弾く予定ですか?)
この例では未来の頻度について質問しています。現在はその行為を行っていない場合の、未来の予定について聞かれているので、この場合の答えとして例えば、”I’m going to play every day.”(毎日弾くつもりです。)となります。
How oftenとHow many timesの違い
How oftenと同じように頻度を質問するとき、How many timesを使うこともできますが、How oftenは「どれぐらいの頻度なのか」と広い範囲での質問に対し、How many timesは「何回なのか」とより具体的な回数を聞いています。
また、How oftenと混乱しやすいのがHow longですが、こちらは時間の長さに対する質問で、頻度ではありません。
次の3つの例で、意味と使い方の違いを理解しましょう。
・How often do you study English?
(どれぐらいの頻度で英語を勉強しますか?)
・How many times a week do you study English?
(週に何回英語を勉強しますか?)
・How long have you been studying English?
(これまでどれぐらいの期間英語を勉強してきましたか?)
どうでしょう、なんとなく違いがわかったでしょうか?
おさらいします。
How often:一般的な頻度の質問(毎日、週1回など)
How many times:具体的な回数の質問。週、月、年などをつける
How long:時間の長さの質問(1年、1ヶ月など)
3つの形を使っていろいろな文章を作って練習してみてくださいね。
How oftenと聞かれた時の答え方
ではHow often?と質問されたときの答え方について学習しましょう。
これらはそのまま暗記して、考えなくても口に出てくるまで繰り返し練習するといいですよ。
頻度を表す副詞一言で答える場合
Always. (いつも、常に)
Sometimes. (ときどき)
Occasionally. (ときどき、稀に)
Hardly ever. (滅多にない)
Never. (全くない)
SometimesとOccasionallyはほぼ同じ意味で使われますが、ニュアンスの違いとして、Sometimesの方が頻度が高く(40%ぐらい)Occasionallyの方が低い(20%ぐらい)です。また、Occasionallyの方がややフォーマルな印象です。
なお、ほかにも「滅多にない」という似た単語でrarely、scarcely、seldomを学習したことがあるかもしれませんが、こちらは書き言葉で使われることが多く、話し言葉であまり使われません。
毎週・毎月・毎年などの場合
Everyを使うと「毎週」「隔週」「毎年春」などとさまざまな頻度を表現することができます。
・every + 月、週などの単数形
「every + 月や週」で「毎週」「毎月」など定期的な頻度を表します。
Every year (毎年)
Every month (毎月)
Every week (毎週)
Everyday (毎日)
Every hour (毎時間)
Every weekend(毎週末)
・every other + 月、週などの単数形
every otherを使うと「隔週」「隔月」など1週行い、次の週は休んでまたその翌週、という場合を表現できます。
Every other day (隔日)
Every other week (隔週)
Every other month (隔月)
Every other year (隔年)
Every other weekend (隔週末)
・every + 数 + 月、週などの複数形
everyに数字と月・週などを加えることで、「3ヶ月毎」「2年毎」などの頻度を答えることができます。
Every three months (3ヶ月毎)
Every four years (4年毎)
Every two weeks (2週毎)
・every + 月の名前、季節など
「毎年春」「毎年3月」などと言いたい場合は、everyに具体的な月や季節を合わせます。
Every January/February/March… (毎年1月、2月、3月など)
Every summer/winter/autumn/spring(毎夏、毎冬、毎秋、毎春)
Every school holiday (学校の休暇のたび)
Every Christmas (クリスマスのたび)
Every term break (学期休みのたび)
週一度など具体的な回数を答える場合
Once(1度)、twice(2度)、three times(3度)などに月や週を合わせることで「週1度」「2ヶ月に3回」などと表現できます。
once a week (週1度)
twice a month (週1度)
Four times a year (年4回)
Three times every two months(2ヶ月に3回)
最後にこれらを使った質問と答えの例を見てみましょう。
A. How often do you play tennis?
(どれぐらいの頻度でテニスをしますか?)
B. Once a week. (週一度)
あるいは
I play tennis once a week.(週一度テニスをします。)
A. How often do you see your sister who lives in Sydney?
(どれぐらいの頻度でシドニーに住む妹に会いますか?)
B. Every Christmas break. (毎年クリスマス休暇に)
あるいは
I see her every Christmas break.(彼女には毎年クリスマス休暇に会います。)
A. How often do you exercise?
(どれぐらいの頻度でエキササイズしますか?)
B. Never. (全くしない、ゼロ)
あるいは
I never exercise.(エキササイズは全くしません。)
まとめ
頻度について尋ねる「How often〜?」は日常会話でもよく使われます。カジュアルな会話では、例えば相手が「よく海外旅行に行く」などと話していたら、単に一言”How often?”と聞くこともあります。
あまり難しく考えずにどんどん使って数をこなすことで、徐々に慣れていきましょう。
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