英語の「句動詞」っていわれてなにかわかる? pick you upなど英会話でよく使われる「句動詞」を見直そう

公開日:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

pick it upという言い方を聞いたことがある人は多いと思います。pick upは「拾い上げる」という「句動詞」で、目的語itはpickとupの間に入ります。ほかにも、try on(試着する)、put off(延期する)など、「動詞+副詞」でセットになって使われる「句動詞」は、英語の会話の中でとてもよく使われます。その意味や使い方を、一緒に詳しく見ていきましょう。

英語の「句動詞」ってどんなもの?

普段何気なく使っているpick up(拾う)やtry on(試着する)。このupやonは、実は前置詞ではなく動詞と一緒に使う「副詞」です。どんな句動詞があり、どんな使い方をするのかをご紹介します。

「動詞+副詞」で一つの意味になる

pickだけだと「つまみ取る」「選ぶ」といった意味で、これにupがつくと、「拾い上げる」といった動作がイメージできるようになります。人に対して使うと、pick up a customerで「お客様を(車で)迎えに行く」という意味になります。人を「拾い上げる」わけですね。

「動詞+副詞+前置詞」のものがある

句動詞は2語とは限らず、catch up with(~に追いつく)、put up with~(~に耐える)のように、「動詞+副詞+前置詞」と3語になるものがあります。

目的語がつくものとつかないものがある

句動詞は「動詞+副詞」で1つの動詞のようになります。動詞に目的語がつく「他動詞」とつかない「自動詞」があるように、句動詞にも目的語がつくものとつかないものがあります。

目的語がつく(=他動詞)

pick up a customer(お客様を迎えに行く)
try on a jacket(上着を試着する)
put off the meeting(会議を延期する)

目的語がつかない(=自動詞)

Go on. (続けて)
She stands out. (彼女は目立っている)
It broke down. (壊れた)

こちらも参考にしてください)
英語学習ででてくる「自動詞」と「他動詞」の違いってわかる?うまく見分けるためのコツ

目的語が代名詞のときは、間に入る

pick up a customerのように、普通は「動詞+副詞」のあとに目的語a customerがつきますが、これが代名詞you、it、thatなどになると、動詞と副詞の間に代名詞が入ります。

pick you up(あなたを迎えに行く)

try it on(それを試着する)

put that off(それを延期する)

ここで気をつけてほしいのが、発音です。pick you upはckとyouがくっついて「ピキュー」に、try it onはitとonがくっついて「トライトン」のように聞こえます。これが、会話の中で句動詞をわかりにくいものにする、大きな原因となっています。

なお、catch up withのように3語のものは、代名詞は間に入らず、常にcatch up with itのように後ろにつきます。

英語の句動詞を実際に使ってみよう

それでは、句動詞の具体的な使い方を見ていきます。以下の文を、句動詞を使って英語にして、声に出して読んでみましょう。

「見送る」のsee off

彼女を駅で見送った。

* [see off / her]を使う

I saw her off at the station.

<発音>saw her offのhが弱くなり、「ソーアーオフ」のように聞こえます。

「実行する」のcarry out

それを実行してください。

*[carry out / it]を使う

Please carry it out.

<発音>it out のtとouがくっついて、「キャリータウト」のように聞こえます。

「中止する」のcall off

彼はそれを中止した。

*[call off / it]を使う

He called it off.

<発音>called itのedとi、it offのtとoffがくっついて、「コールディトフ」のように聞こえます。

「追いつく」のcatch up with

みんなに追いつきたい。*[catch up with / everyone]を使う

I want to catch up with everyone.

<発音>catchのchとupのuがくっついて、「キャッチャップ」のように聞こえます。

会話例
A: I’m going to pick up a customer tomorrow morning.
(明日の朝、お客様を迎えに行きます)
B: Are you? We’ll have a meeting at 9 a.m.
(そうなんですか?午前9時に会議がありますよ)
A: Oh, I though the boss put it off.
(ああ、上司が延期したと思いました)
B: No, he didn’t.
(いえ、してないんです)
A: Well, I’ll catch up with it later.
(じゃあ、後で<会議の中身に>追いつくようにしますよ)

日本人学習者がどうも苦手とする句動詞、実は会話の中で非常によく使われます。オンライン英会話レアジョブのレッスンの中でも、先生がCan you catch up with it?(追いつけますか?=理解できますか?)のように聞いてきて、「エッ、キャッチャップって何?」と思ってしまうことがあるかもしれません。

そんなときは、Can you write it down?(書いてもらえますか?)と言って文字にしてもらい、一緒に意味も確認しましょう。普段の会話では、「今何ていったの?」と聞き返すのはなかなか難しいものですが、レッスンであれば大丈夫。わからないこと、聞き取れないことを、確実になくしていきましょう。

まとめ

look at~(~を見る)のように「動詞+前置詞」で「句動詞」とされることもありますが、これは「look(見る)+at~(~を)」と考えれば、すぐに意味が理解できますね。問題は、put off(延期する)、stand out(目立つ)のように、「動詞+副詞」で決まった意味になるケース。レッスンやインターネットの動画などでさまざまな例にふれながら、意味とその発音を、同時に身につけるようにしてください。

Please SHARE this article.

英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう

英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。

無料登録しておくとお得な情報が届きます

今すぐ無料体験する

最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結

レアジョブ英会話の新しい学習体験 レアジョブ英会話の新しい学習体験

※「ソロトレ」は有料会員様のみご利用いただけます

レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。

利用者インタビュー

無料登録~7日以内なら初月半額

今すぐ無料体験する

編集部おすすめ記事

英語に関する最新記事を
メルマガでチェックしよう!

メールマガジンを購読する