「本当に?」と聞き返すにはReally?と言いますよね。また、「それ本当?」と聞く時には、It it real?のほかにIs it true?という言い方があります。trueやrealなど「本当」を表す単語はどう意味が違うのか、right、correctなどさまざまなバリエーションとともにお教えしましょう。
trueは「真実」、realは「現実の」
「本当」という意味を表す単語trueは、「真実の」、つまり「ウソではない、間違っていない」ということ。一方realは、「実在する」、つまり「架空のものではない、見せかけだけではない」ということです。例を見ながら考えてみましょう。
「本当の友人」はtrue?real?
次のフレーズで、それぞれどのように意味が違うか考えてみましょう。
She is a true friend.(彼女は真の友人だ)
She is real friend.(彼女は本物の友人だ)
a true friend=いつもそばにいて助けてくれる、真心のある人。
a real friend=うわべだけの友人ではなく、実際に親しい人。
「本当の金」はtrue?real?
This is true gold.(これは純金だ)
This is real gold.(これは本物の金だ)
true gold=100%純粋な金
real gold=偽物(fake)ではなく、本物の金
「本当の話」はtrue?real?
It’s a true story.(それは実話だ)
It’s a real story.(それは本物の話だ)
a true story=ウソではない、実際にあった話
a real story=現実世界の、生々しい話
こんなときは、true?real?
「正誤問題」
⇒True or false question
true(真実)かfalse(誤り)かを尋ねる問題。
「実世界」
⇒real world
仮想(virtual)ではなく、現実であるということ。
trueとrealのニュアンスの違いがわかってもらえたでしょうか。会話の中で聞き返すときは、例えばこんな風に言っていることになります。
Really?=実際に、現実にそうなの?
Is it real?=それは現実に、実際にそうなの?
Is it true?=ウソや間違いではなく、本当のこと?
会話例
A: I sometimes feel like it’s hard to have real friends.
(本物の友人を持つのは難しいと感じることがあるんだ)
B: That’s true. People don’t show their true feelings.
(それは本当だね。皆、本当の感情は見せないからね)
A: I’m glad you think the same. You’re a true friend of mine.
(同じように思ってくれていてうれしいよ。君は真の友人だ)
rightやactualなど、さまざまな「本当」を使い分けよう
「本当だね」というときに、Right.と言ったりします。このrightは「正しい」ということ。trueやrealとの違いやその使い方を確認してみましょう。
rightは「正しい」
A: I think we need to ask George.
(ジョージに聞く必要がありますね)
B: Right. I’ll talk to him.
(本当ですね。私が彼に話します)
rightはwrong(間違っている)の逆で、「正しい、適切な」ということ。
correctは「正確な」
A: I heard you’re leaving the company. Is it true?
(会社を辞めると聞きました。本当ですか?)
B: Correct. But not so soon.
(本当です。でも、そんなにすぐではありません)
correctは「正しい」、しかも「正確な」ということ。
authenticは「真の」
A: What is Washoku?
(和食とは何ですか?)
B: It’s authentic Japanese cuisine.
(本当の日本料理です)
authenticは「真の」。trueと似ていますが、authenticには「信頼できる、認められた」という意味があります。
actualは「実際の」
A: What is the actual meaning of it?
(それの本当の意味は何ですか?)
B: Let’s find it out.
(確認しましょう)
actualは「実際の、現実の」。realと似ていますが、actualには「事実に基づく」という意味があります。
trueやrealの意味がなんとなくつかめてきたら、実際にレアジョブのオンライン英会話で使ってみましょう。I heard 〇〇〇. Is it true?(〇〇〇と聞きました。それは本当ですか?)、It looks like real.(本当のことのように聞こえますね)といった言い方を使ってみることで、trueやrealが自然に口から出てくるようになります。
一方、先生がRight.(そうですね)、That’s correct.(正解です)といった表現を使うのを注意して聞いていれば、rightやcorrectの使い方もわかってきます。単語の本来の意味とその使い方を、会話の中で実践的に身につけていきましょう。
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まとめ
Is it true?(本当ですか?=ウソじゃないですね?)と聞くと、まるで相手の話がウソだと言っているかのようで、やや失礼に聞こえることがあります。そんなときは、Really?やIs it real?(本当ですか?=実際にそうなんですか?)のほうが、やや押さえた感じになりますね。身の回りの会話からさまざまなtrueやrealの例を探し、どんなつもりでそう言っているのか、注意して聞くようにしてみてください。
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