「はじめまして」って英語でなんて言う?ビジネスの挨拶表現まとめ

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ビジネスのシーンにおいて、第一印象を決める挨拶は非常に大切です。最初の印象が悪いと、その後の関係にも影響を与えてしまいます。一方、最初の印象が良ければ、順調に仕事を進めることができるでしょう。ビジネス英語は日常会話に比べて、フォーマルな言い回しや丁寧な表現が多いです。

そこでこの記事では、ビジネス英語と日常会話の違いや、ビジネスシーンにおける挨拶表現をご紹介します。最初は難しいと感じるかもしれませんが、ビジネス英語にはある程度パターンがあるので、慣れてしまえば簡単ですよ。

ビジネス英語と日常会話の違いとは?

ビジネス英語と日常会話の違いは、「丁寧さ」です。日常会話ではカジュアルな表現が使われますが、ビジネス英語では日本語の敬語のように、フォーマルな表現が使われます。フォーマルな表現を使用することにより、丁寧な印象、プロフェッショナルな印象を相手に与えることができます。

例えば、友達や家族に頼みごとをするときは、

Please pass me the salt.
(塩取ってください。)

Pass me the salt.
(塩取って。)

このようにカジュアルな表現を使います。一方、ビジネスの場でこのようなカジュアルな依頼表現を使うと、失礼な印象を与えてしまいます。ビジネス英語では、以下のフォーマルな表現を使用します。

I would appreciate it if you could send me the document.
(書類を送っていただけますと幸いです。)

I was wondering if you could give us your feedback on our products.
(弊社の製品に関するご意見をお聞かせいただけますでしょうか。)

このようにビジネス英語は日常会話に比べると、遠回しな表現が多いです。これは英語と日本語の共通している点です。日本語でも、「送ってください」より「送っていただけますと幸いです」のように遠回しな言い回しにした方が、丁寧な印象になりますよね。

自己紹介で使える挨拶表現

同僚やクライアントなど始めて会う人には自己紹介をする必要があります。そんな時に使える挨拶表現を見ていきましょう。

同僚に自己紹介する方法

Nice to meet you. My name is XX.
(はじめまして。私の名前は、XXです。)

Nice to meet you, too. My name is XX. Is this your first day?
(はじめまして。私の名前は、XXです。初出勤ですか?)

Yes. I’m a little nervous.
(はい、少し緊張しています。)

新しい会社で初めて同僚と会うときは、はじめましてと挨拶したあと、自分の名前を名乗りましょう。

挨拶が終わったあとは、会社内での自分の役割を説明することが多いです。

I work in the marketing department.
(マーケティング部で働いています。)

I work as an accountant.
(会計をやっています。)

I’m in charge of sales.
(営業を担当しています。)

be in charge of~は「~を担当する」という意味です。ビジネス英語ではよく使うので、覚えておくと便利ですよ。

クライアントに自己紹介する方法

クライアントに挨拶をするときは、名前だけでなく、会社名も述べるようにしましょう。

I’m XX from XX company. It’s a pleasure to meet you.
(XX社のXXと申します。お会いできて光栄です。)

It’s a pleasure to meet you.(お会いできて光栄です。)はNice to meet you.(はじめまして)よりも丁寧な表現です。あなたに会えてうれしいです、といった気持ちが含まれます。顧客や取引先など社外の人と挨拶をするときは、It’s a pleasure to meet you.を使うと良い印象を与えることができますよ。

日本語では挨拶の最後に「よろしくお願いいたします。」と言うことが多いですよね。すごく便利なフレーズなのですが、このフレーズは英語に直訳することができません。なので、状況によって表現を変える必要があります。

ビジネスで「よろしくお願いいたします。」と言いたいときは、以下のフレーズを使いましょう。

I’m looking forward to working with you.
(あなたと働けることを楽しみにしております。)

looking forward to ~ingは「~するのを楽しみにしている」という意味です。toのあとは、動詞の~ing系が続くのが特徴です。

I’m excited to work with you.
(あなたと働けることを嬉しく思います。)

excited toは直訳すると「~するのをワクワクしている」となります。日本人の感覚からすると、少し大袈裟に感じるかもしれませんが、英語は気持ちをストレートに伝える言語なので、このフレーズはビジネスシーンでもよく使われます。

メールで使える挨拶表現

ビジネスメールには定型表現があります。例文を見ながら覚えてしまいましょう。

宛名の書き方

まずは宛名を入れましょう。ビジネスメールでは宛名が必ず必要になります。

・Dear Mr. XX,(XXさん)
・Dear Ms. XX,(XXさん)
・To whom this may concern,(ご担当者様へ)

男性の場合は、Dear Mr. XX、女性の場合は、Dear Ms. XX、性別も名前も分からない場合は、To whom this may concernを使用しましょう。

メールの目的

宛名に続いて、メールを書いている目的を述べましょう。最初に目的を書くことにより、読んでいる方もその後の内容を理解しやすくなります。

We are contacting you to enquire about the estimate.
(見積りについてお伺いしたくご連絡しました。)

I’m writing to inform you that we are launching a new product next week.
(来月に発売する弊社の新製品についてご連絡しました。)

「be動詞+動詞の~ing系」は、現在進行形の「~している」という意味に加えて、未来形の「~する予定です」という意味もあります。

メールの締め

ビジネスメールでは、最後に締めの一言を添えるのが礼儀とされています。締めの一言はメールを送る相手によって変えましょう。

社外の人に向けたメールの締め

・Regards,
・Yours truly,
・Yours faithfully,
・Yours sincerely,

相手の名前を知らない場合は、Yours faithfullyを使い、相手の名前を知っている場合は、Yours sincerelyを使います。

社内の人に向けたメールの締め

・Best,
・Yours,
・Thanks,
・All the best,

最後の締めは、「名前→締めの一言」の順番です。締めの一言のあとのカンマも忘れないようにしましょう。

電話で使える挨拶表現

いきなり英語で電話がかかってきて慌ててしまったなんて経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。電話での英会話となるといつも以上に緊張するものです。スムーズに対応するには事前準備が重要となります。

電話を受けるときの挨拶表現

Thank you for calling XX company. XX speaking. How can I help you?
(お電話ありがとうございます。XX社のXXです。どのようなご用件でしょうか?)

ビジネスの電話では、Thank you for calling.(お電話ありがとうございます。)と電話をしてきてくれたことに感謝の気持ちを述べます。これは日本語と同じですね。

電話をかけるときの挨拶表現

Hello, this is XX calling from XX company.
(もしもし、XX社のXXです。)

英語で「もしもし」はHello.と言います。これはカジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使えます。

話したい相手に取り次いでもらうときは、以下のフレーズを使いましょう。

May I speak to Mr. XX?
(XXさんはいらっしゃいますか?)

May IはCan Iに比べると丁寧な表現で、ビジネスではよく使われます。

I’d like to talk to someone in charge of marketing.
(マーケティング部に回していただけますでしょうか?)

担当者の名前が分からない場合は、someone in charge of XX(XXの担当者)と言いましょう。また、「~したい」と言いたいときは、カジュアルなwant toは避けた方が無難です。フォーマルな印象のwould like toを使うようにしましょう。

オンライン会議で使える挨拶表現

最近はコロナウイルスの影響もあり、対面での会議からオンライン会議に移行する企業も増えてきました。オンライン会議には、対面の会議とは違った難しさもあります。オンライン会議で使える挨拶表現をご紹介します。

通信状況の確認

会議を始める前に、自分の声がしっかり相手に届いているか、マイクがオンになっているか、など通信状況の確認を行います。

Can everyone here me?
(皆さん聞こえますか?)

I can’t hear you.
(聞こえません。)

Could you turn on your microphone, please.
(マイクをオンにしてくれますか?)

「マイクをオンにする/オフにする」はturn on the microphone / turn off the microphoneで表します。turn on the video / turn off the video(ビデオをオンにする/オフにする)もあわせて覚えておきましょう。

オンライン会議の挨拶表現

通信環境が整ったら、オンライン会議開始です。冒頭でよく使われるフレーズを見ていきましょう。

Is everybody here?
(みなさんお揃いですか?)

Okay, let’s get started.
(さて、それでは始めましょう。)

Thank you for attending this meeting. Today, we’d like to discuss the new project.
(会議に出席してくださりありがとうございます。本日は、新たなプロジェクトについて話し合いたいと思います。)

discussは他動詞であり、discussのあとにaboutを入れる必要はありません。間違えやすいポイントなので、しっかりと押さえておきましょう。

まとめ

今回はビジネスシーンで使える挨拶表現をシチュエーション別にご紹介しました。いかがでしたでしょうか。ビジネスの場で英語を喋るときは、堂々と自信を持って喋ることが大切です。自信がなさそうな喋り方をしていると、信頼を得ることができません。今回ご紹介したフレーズは何度も口に出して音読し、本番でスラスラ喋れるようにしておきましょう。

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