jumpとhopはどう違う?スポーツに見る体を使った英語表現

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オリンピックの試合中継などを見ていて、「jumpとhopはどう違うんだろう?」なんて、疑問を持った人もいるのではないでしょうか。また、「背筋を伸ばす」「上体をひねる」など、体を動かすための表現は、意外に英語にしにくいもの。スポーツや普段の運動の基本的な動きを表すための言い方を英語で覚え、テレビを見ながら、または自分で体を動かしながら使ってみましょう。

「走る」のに使える英語表現

track and field(陸上競技)ではathlete(選手)たちが大活躍。どんなスポーツにとっても大切で、身近な運動にもなる「走る」ための基本表現を押さえておきましょう。

「走る」の基本表現

run(走る)

「勢いを持って移動する」というイメージの動詞です。

You should run twenty minutes a day.(1日20分走るべきです)

jog(ジョギングする)

「揺さぶる」という意味もあり、軽く走ることを指します。

I jog every morning.(毎朝ジョギングしています)

sprint(全力疾走する)

短い距離を全力で走ること。名詞では「短距離走」という意味です。

You need to sprint to catch the train.(電車をつかまえるには全力疾走しないと)

dash(突進する)

何かに向かって全力で走る感じです。

They dashed to the door.(彼らはドアに突進した)

「走る」ときの動き

swing arms(腕を振る)

swingは「前後に弧を描くように振る」ことです。

Swing your arms while running.(走っているときは腕を振って)

tuck chin(あごを引く)

tuckは「押し込む、詰める」で、tuck chinは「あごを首のほうに押し込む」というイメージです。

Good runners tuck their chin.(走るのが上手な人はあごを引いています)

straighten back(背筋を伸ばす)

You’re leaning forward. Straighten your back.(前かがみになっています。背筋を伸ばして)

「跳ぶ」のに使える英語表現

hurdle(ハードル)を跳び越えたり、triple jump(三段跳び)をしたり、スポーツには「跳ぶ」ことに関連したものがいろいろあります。さまざまな言い方を覚えて、自分で「跳ぶ」ときにも使ってみましょう。

「跳ぶ」の基本表現

jump(跳ぶ)

急に空中に跳ねること。勢いがある感じです。

He jumped up with joy.(彼は喜んで跳び上がった)

hop(はねる)

三段跳びではhop, step, jumpと言いますが、hopは基本的に「片足で踏み切って跳ぶ」こと。stepは「足を上げてまた別の場所に下ろす」ことです。

We hopped onto the bus.(バスに跳び乗りました)

leap(大きく跳ぶ)

大きめのジャンプで、何かを跳び越えるときにも使います。

Leap over the puddle.(水たまりを跳び越えて)

skip(ひょいと跳ねる)

skipは「スキップする」だけでなく、「ひょいと小さく跳ねる」ことを言います。

Skip over the rope.(縄を跳び越えて)
*「縄跳び」はjumping ropeまたはskipping ropeと言います。

「跳ぶ」ときの動き

run up(助走する)

何かに向かって走っていくイメージ。run-upで「助走」という名詞になります。

Run up longer before you jump.(跳ぶ前に長めに助走しなさい)

take off(踏み切る)

「飛び立つ」というイメージで、飛行機が「離陸する」のもtake offです。

Take off on the right foot.(右足で踏み切って)

land(着地する)

飛行機の「着陸する」と同様、ジャンプで「着地する」のもlandと言います。

Land as softly as possible.(できるだけ柔らかく着地して)

「投げる」のに使える英語表現

「円盤投げ」はdiscus throwですが、「砲丸投げ」は「押し出す」感じになるので、shot putと言います。さまざまなバリエーションがある「投げる」に関連した表現を見ていきましょう。

「投げる」の基本表現

throw(投げる)

空中に向かって何かを放り出す感じ。一般的な「投げる」を表す動詞です。

Throw the ball back to me.(ボールを投げ返して)

pitch(強く投げる)

何かを強く投げる動作を指します。ご存じのように、野球のpitcher(投手)が「投球する」ときに使います。

Ohtani pitched a 160km/h fast ball.(大谷は時速160キロの速球を投げました)

toss(軽く投げる)

軽くふわりと投げる感じで、バレーボールの「トスする」がこれに当たります。

She tossed it into a trash can.(彼女はそれをゴミ箱に放り投げた)

cast(大きく放り投げる)

漁師が網や釣り竿を投げるときのように、大きく放り投げるイメージです。

I learned how to cast a fishing rod from my father.(父に釣り竿の投げ方を教わりました)

「投げる」ときの動き

hold the ball against chest(ボールを胸の前で持つ)

ピッチャーの構える態勢を指します。against chestは「胸に向かって」という感じです。

The pitcher is holding the ball against his chest.(ピッチャーはボールを胸に構えています)

twist upper body(上体をひねる)

ボールを持って腰から上をひねる動き。twistは「ねじる、ひねる」と言うのに使えます。

Twist your upper body as much as possible.(できるだけ上体をひねって)

pull back arm(腕を後ろに上げる)

腕を後ろに「引く」感じであることから、pullを使います。

Pull back your arm and throw.(腕を後ろに上げて投げて)

オンライン英会話「レアジョブ」のレッスンでは、スポーツがテーマになることもあります。国際的に活躍している日本の選手のことは、先生も知っているかもしれません。Otani pitched yesterday and hit a homerun.(大谷は昨日投げてホームランを打ったんです)といったことを話題にしてみましょう。

また、自分がやっている運動について、I jog on the weekend.(週末にジョギングしているんです)、I started jumping rope.(縄跳びを始めたんです)のように話すのも、会話のいい練習になります。I’m trying to straighten my back.(背筋を伸ばすようにしています)など、レッスンの中でいろいろな言い方を試してみましょう。

まとめ

例えばジョギングをしているときに、Swing my arms.(腕を振る)、Leap over the puddle.(水たまりを跳び越える)など、自分の動きを英語にして言ってみると、言葉の意味を体で覚えることができます。体を動かしながら覚えると、記憶に定着させやすいという効用もあるようです。運動と英語をリンクさせて、使える単語をどんどん増やしていってください。

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