ネイティブが毎日使う英語を厳選!1日1フレーズだけで英語力がアップ

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英語学習は毎日の積み重ねが習得のカギです。しかし多忙な現代人には、学習時間の確保も思うようにいかないのが現実かもしれません。そんな人におすすめしたいのが、ネイティブが毎日使う英語フレーズを「1日1フレーズだけ」覚えていくという学習法です。

「1日1フレーズだけ」なので忙しい人でも取り組みやすく、ネイティブが毎日使うフレーズなので自然と英会話力がアップしていきます。しかも学習も習慣化できるので一石二鳥です。そこで今回は、ネイティブが頻繁に使う英語フレーズをご紹介します。

出会いと別れのあいさつ

まず、会話のきっかけとなる「あいさつ」と、会話を終わらせて「別れるとき」に使う英語フレーズを見ていきましょう。

出会ったとき

出会ったときにはHiやHelloの後、「元気?」「調子はどう?」と尋ねるのが一般的です。How are you? が最も知られているフレーズですが、その他にもいくつかあるので頻繁に使うものをピックアップしてみます。

親しい相手なら、HiやHelloの後に相手のファーストネームを加えると自然な会話になるでしょう。ただし、目上の人にはHelloを使い、「タイトル(Mr / Mrs / Miss / Ms) + 名字(last name)」で呼びかけます。

How are you doing?

How are you? が、「ご機嫌はいかがですか?」というニュアンスなのに対して、How are you doing? は「どんな調子ですか?」「調子はどう?」という感じです。doingの後に「最近」を意味するthese days, latelyや「今日」を意味するtodayを加えてもいいでしょう。

目上の人に会った場合:

A: Hello Ms. Miller, how are you doing these days? (こんにちは、ミラーさん。最近、どんな調子ですか?)
B: I’m doing well. How about you, Kate? (元気にやっていますよ。あなたはどう、ケイト?)

知人・友人に会った場合:

A: Hi Jack, how are you doing today? (こんにちは、ジャック。今日の調子はどう?)
B: Hi Laura, not too bad. And you? (やあ、ローラ。まあまあだよ。君は?)

How’s it going?

「How is it going?」が省略された形のカジュアルな表現で、「調子はどう?」という意味。相手が複数のときには、男女を問わずguysが使われます。

一人の人に言う場合:

A: Hey, Scott. How’s it going? (よお、スコット。調子はどう?)
B: Pretty good! You? (かなり元気だよ!君は?)

複数の人に言う場合:

A: Hi guys, how’s it going? (やあ、みんな。調子はどう?)
B: I’m OK. (何とかやってるよ。)
C: Not so bad. (そんなに悪くないよ。)

How’s everything?

goingを加えて「How’s everything going?」と表現することもでき、どちらも「調子はどう?」「元気?」という意味。相手の近況を尋ねるという意味を含みます。

A: Hi Amy, how’s everything going? (やあ、エイミー。調子はどう?)
B: Hi David, I’m good. Actually I just got a new job! (こんにちは、デイビッド。私は元気よ。実は、新しい仕事に就いたばかりなの。)
A: Oh, sounds great! (ほう、それはいいね!)

What’s up? / What’s new?

この2つは若者同士で使われるスラングで、「元気?」というより「よ!」「うす!」「うぇーい!」のようなニュアンス。「What’s up?」と尋ねたら「What’s up?」で返事されることもあります。

A: Hey Isaac, what’s up? (おい、アイザック。よ!)
B: What’s up, Ben? Nothing special. (よ!ベン。特に何もないよ。)

会話を終わらせるとき

次いで、「そろそろ会話を終わらせなければ」というときに便利な英語フレーズを見ていきましょう。「Well(さて・ちょっと・あのう)」や「I’m sorry, but(ごめんなさい、でも~)」などを使って話し始めます。

I have to go now.

「そろそろ行かなければ」という意味。その他にも似た表現で以下のようなものがあるので、併せて覚えておきましょう。get goingは行き始めるときやすでに遅れを取っているときなどに使います。

I have to get going. (そろそろ行かなければ。)

I have to get back to work. (仕事に戻らないと。)

I gotta(= have got to) get going. (そろそろ行かないと)

A: I’m sorry, but I have to go now. (ごめんなさい、でもそろそろ行かないと。)
B: Ok, it was great to talk to you! (分かった、話せてよかったよ!)

I should get going.

「そろそろ行かないと」「そろそろ帰らないと」という意味。should goでも間違いではありませんが、should get goingの方が自然です。

A: Well, it’s getting late. I should get going. (あのう、遅くなってきたから、そろそろ行かないと。)
B: That’s true. I’m glad to see you. (そうだね。会えてよかったよ。)

So, what’s your plan after this?

「それで、この後の予定は?」と相手の今後の予定に話を移して、会話を終わらせます。

A: So, what’s your plan after this? (それで、この後の予定は?)
B: I’ll meet my friend. How about you? (友だちに会うんだ。君は?)
A: Sounds good. I’ll go to the gym. I’m crazy about doing muscle training! (いいね。僕はジムに行くんだ。筋トレにハマってるんだよ!)

別れるとき

別れるときにはByeやSee youなどがよく使われますが、ここではその他の表現を見ていきます。

Talk to you later.

別れ際に「Talk to you later」と言うと、「またね」「また話そうね」という意味になります。See you laterと同じようなニュアンスで使ってみてください。

A: Talk to you later. (またね。)
B: Yeah, see you then. (うん、じゃあそのときに。)

Take care.

別れ際に「Take care!」と言うと、「元気でね!」「気をつけて!」という意味になります。

A: Take care! (元気でね!)
B: You too, thank you! (ありがとう、あなたもね!)

Have a nice day!

朝ならdayでも構いませんが、時間帯によりdayをafternoonやeveningに変えましょう。また、niceをgood, great, lovely, wonderfulなど他の形容詞に変えると表現の幅が広がります。

A: Have a nice day! (よい1日を!)
B: You have a nice day too! (あなたもよい1日を!)

返答は「You too! (あなたもね!)」だけでもいいのですが、丁寧に返したい場合は上記のように言います。

Keep in touch.

keep in touchは「連絡を取り合う」と言う意味で、別れ際に「Keep in touch!」と言うと、「連絡してね!」という意味になります。ネイティブがよく使う英語フレーズなので覚えておきましょう。

A: Keep in touch! (連絡してね!)
B: I will. Let’s grab a coffee together next week! (連絡するよ!来週、一緒にコーヒーを飲もうよ!)
A: Great! (いいね!)

自分について話す

次に、相づちや自分の行動、意見を伝えたいときに便利な英語フレーズを見ていきましょう。

自分の行動・状況を伝えるとき

自分の行動や状況を伝える英語フレーズを厳選しました。短いフレーズばかりなので、しっかり覚えましょう。

It’s a piece of cake.

「楽勝だよ」「朝飯前さ」という意味で、「簡単にできること」といったニュアンスで使います。

A: You had a job interview yesterday, right? (昨日、仕事の面接があったんだよね?)
B: Yeah, it was a piece of cake!(うん、楽勝だったよ!)

I’ll try my best.

似た表現に「I’ll do my best」というフレーズがありますが、これは「頑張る」という意味です。一方、「I’ll try my best」はできるかどうか分からないけど「努力する」という意味。あまり自信がないときや困難な状況のときなどに使います。

A: Can you cook dinner tonight? (今夜、夕食を作ってくれない?)
B: Ok, I’ll try my best. (分かった、努力してみるよ。)

I’ll be back soon.

「すぐに戻る」という意味。「I’ll come back soon」は遠い場所から戻ってくるというイメージなので、普段の生活で「すぐに戻る」と言いたいときには「I’ll be back soon」の方が適しています。

また、「ちょっと待って」と言いたいときには、wait a minute / moment / secondと言う表現がよく知られていますが、ネイティブはほとんどwaitを使いません。よく使う英語フレーズは、「Just a moment」「Give me a second」「Hang on」「Hold on」などです。友人同士では「Hang on」、電話では「Hold on」を使います。

A: Give me a second. I’ll be back soon. (ちょっと待って。すぐに戻るよ。)
B: OK, take your time! (オッケー、ゆっくりどうぞ!)

I got it.

相手の言ったことを理解したという意味の「分かった」です。

A: Do you understand it so far? (ここまでは分かりましたか?)
B: Yeah, I got it. (はい、分かりました。)

It’s time to go.

パーティーやお呼ばれした先などから離れるときに「もう行く時間だ」という意味で使います。自分の行動だけでなく、親が子どもに「もう行く時間だから」と使う場合もあります。

A: It’s time to go. Thank you for having me. (もう行く時間だ。お招きくださり、ありがとうございました。)
B: It’s my pleasure. (どういたしまして。)

意見・相づちをするとき

会話では意見を言ったり相づちを打ったりすることも重要です。シチュエーションに合わせてうまく使ってみてください。

Absolutely / Definitely / Exactly

これらは非常によく使われる副詞です。AbsolutelyとDefinitelyは相手に同意や共感をしたり強い肯定を表したりするときに「まったくその通り」「確かに」、Exactlyは相手の意見に共感したときに「その通り」という意味で使います。

共感の度合いは、Absolutely → Definitely → Exactlyの順に強度が弱まります。また、AbsolutelyとDefinitely はnotを加えて、「絶対にない」と否定の強調も可能です。

A: She is very smart, isn’t she? (彼女、すごく頭がいいよね?)
B: Definitely! (確かに!)
C: Absolutely! (まったくだ!)

A: Have you ever cheated on your wife? (これまでに奥さんを裏切ったことがある?)
B: Absolutely / Definitely not! (絶対にないよ!)

A: I think he is not a good boss. (彼はいい上司じゃないと思う。)
B: Exactly! (同感だ!)

I see.

相手の話に「分かった」「なるほどね」という意味で使います。

A: No pets are allowed beyond this point. (これより先はペット禁止です。)
B: I see. (そうですか。)

That’s true.

「確かに」「そうだね」と共感や納得を表す英語フレーズ。That’sを省略して「True!」と使うこともあります。

A: We should leave now. We might be late. (すぐに出ないと。遅れちゃうかもしれないよ。)
B: That’s true. Hurry up! (確かに。急いで!)

You’re right.

直訳すると「あなたは正しい」ですが、「確かに」「そうだね」と共感や納得を表すときに使います。「That’s right」と同じようなニュアンスです。

A: I don’t think it’s correct. (これは正しくないと思うよ。)
B: Really? Oh, you’re right! (本当?ああ、そうだね!)

I’m so touched.

「とても感動している」という意味。touchは「触れる」という意味ですが、「感動させる」という意味もあります。

A: Did you watch Olympic games? (オリンピックを見た?)
B: Yeah, I was so touched. (ええ、とても感動したよ!)

That sounds interesting.

「面白そうだね」という意味。形容詞interestingをfun(楽しい), exciting(ワクワクする), delicious(おいしい), difficult(難しい)などに変えればさまざまなことが表現できます。Thatは省略可能。

A: I intend to go to Spain next year. (来年、スペインに行くつもりなんだ。)
B: That sounds interesting. (面白そうだね。)

話を広げる

最後に、聞き返したり確認したりしたいときに便利な英語フレーズを見ていきます。失礼な聞き方をしないように注意しましょう。

聞き返すとき

日本語では目上の人に「何?」と言えば失礼に当たりますが、英語でも「What?」と目上の人に言うと失礼に当たる場合があるので注意しましょう。

Sorry?

語尾を上げて言うと「何とおっしゃいましたか?」という意味になり、聞き取れなかったり聞き逃したりしたときに便利です。Pardon? やExcuse me? より頻繁に使います。

A: I think he is a player / playboy. (彼は遊び人だと思うよ。)
B: Sorry? (何て言ったの?)

What did you say?

「何と言いましたか?」という意味。失礼とまではいきませんが、目上の人には使わない方が無難です。

A: I want to eat Italian food. (イタリアンが食べたいな。)
B: What did you say? (何て言ったの?)

Could you say that again?

「もう一度言っていただけますか?」という意味。丁寧な言い方なので目上の人や知らない人にも使えます。

A: Go straight and turn right on the third corner. (まっすぐ行って、3つ目の角を右に曲がって。)
B: Could you say that again? (もう一度言っていただけますか?)

What does it mean?

「どういう意味?」という意味。

A: I have to hit the books! (hit the books(= 猛勉強する)をしなきゃ!)
B: What does it mean? (どういう意味?)
A: I meant I have to study a lot! (たくさん勉強しなきゃならないってことだよ!)

You mean ~

話し相手に「~という意味?」と確認する表現。文末は上昇調になります。「Do you mean ~?」と疑問形にするより驚きや意外性が込められています。

A: You mean Chelsea and Michael will get married next month?? (来月、チェルシーとマイケルが結婚するって意味??)
B: That’s right! (その通り!)

You know what I mean?

「私の言いたいこと分かる?」という意味。「Dou you know ~ ?」と疑問形で聞くが正しいのですが、語尾を上げて「You know what I mean?」ということもあります。

A: You know what I mean? (私の言いたいこと分かる?)
B: I know. (分かるよ。)

Does it make sense?

make senseは「道理にかなう」「矛盾がない」という意味なので「(スッキリと)理解できた?」という意味。学校の先生が説明中に生徒に使う表現ですが、日常でもよく使います。

A: Does it make sense? (分かりましたか?)
B: Yes, it does. / Make sense! (ええ、分かりました。)
C: No, it doesn’t make sense to me. (私には意味が分からない。)

何かを確認するとき

何かを確認したいときに便利な英語フレーズです。覚えておくと、さまざまなシチュエーションで使えます。

How about ~?

「~はどう?」と提案するときに役立つ英語フレーズ。aboutの後は名詞あるいは動名詞(- ing)になります。

A: Do you have time tomorrow? (明日、時間ある?)
B: Yeah, how about meeting at 6? (うん、6時に会うのはどう?)

Are you sure?

「本当ですか?」「確かですか?」と確認するときに使います。

A: Are you sure? (本当に?)
B: Sure! (本当だよ!)

What are you ~? / Have you ~?

「何を~していますか?」「~~したことがありますか?」と聞きたいとき。What are you ~?のyouの後は動名詞(- ing)、Have you ~?のyouの後は過去分詞になります。

A: What are you reading? (何を読んでいるの?)
B: I’m reading a book called “And Then There Were None” of Agatha Christie. (アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を読んでいるんだ。)

A: Have you learnt French? (フランス語を習ったことがある?)
B: No, I have never learnt it. (いいえ、未だかつて習ったことがないよ。)

時間稼ぎをするとき

考える時間が欲しいときなどに便利な英語フレーズ。仕事の面接などでも使えるので覚えておくと重宝します。

Let me see / think.

「見せて」「考えさせて」という意味。動詞をgo, know, buyに変えれば、「行かせて」「知らせて」「買わせて」となるので表現の幅が広がります。

A: Let me think about it. (それについて、ちょっと考えさせて。)
B: Sure, no problem. (もちろん、問題ないよ。)

That’s a good question.

「それはいい質問ですね」という意味でも使いますが、ほとんどはとっさに答えられずに時間を稼ぎたいときに使います。ですから、たいていは「いい質問」ではなく「答えにくい質問」の場合が多いです。

A: Does the program allow you to do that? (プログラムでは君がそれをするのが可能なの?)
B: That’s a good question. I don’t know. (いいところを突くね。分からないよ。)

まとめ

英語を効率よく学ぶコツの1つは、ネイティブが毎日使うフレーズを覚えることです。ここでご紹介したものは日常英会話で頻繁に使うものばかりなので、1日1フレーズだけ覚えていけば、英語学習が習慣化するだけでなく英語力も日に日にアップしていきます。また、ご紹介した英語フレーズの長さならGoogle翻訳で音声が聞けるので、発音を真似しながら声に出して練習するといいでしょう。

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