ビジネスシーンや日常生活で英会話ができるようになりたいけれど、どのような勉強をしたらいいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?英会話を上達させるには、よく使われるフレーズや例文を覚えておくことが重要です。
「こういうことを伝えたいけれど、英語でなんと言ったらいいんだろう?」
「頭の中で英語を考えているうちに次の話題に移ってしまって話せなかった…。」
そんなことにならないよう、瞬発的に英語を発音できるようにフレーズをストックしておきましょう。
今回は挨拶や相づちの英語例文をはじめ、お礼や自分の気持ちを伝える例文、頼み事をする時や謝る時に使える実践的な例文をご紹介します。
英語の例文を覚えると英会話がスムーズ
英語を学習していても、急に英語で話しかけられると何も思い浮かばなくて頭が真っ白になってしまったといったことはありませんか。職業や出身といったよく聞かれることや、感情や感想の伝え方などは自分の答えや型を用意しておくで、とっさの英会話でも対応することができます。
特にビジネスシーンでは、誤解がないようにシンプルな表現で伝えることも大切。型が決まっている英語のフレーズをたくさん知っていることで、より的確にコミュニケーションができるようになりますよ。
あいさつの英語例文
まずはコミュニケーションの基本である、あいさつをする時に使える表現を見ていきましょう。自己紹介のフレーズは使える人も多いですが、その後に「会えて嬉しいです。」という一言や「今日の調子はどうですか?」という問いかけがあるとスムーズに会話が続きやすくなります。
初めて会った時のあいさつや自己紹介
Hi, I’m ○○ and you are…? (やぁ、僕は○○です。君は…?)
I’m /My name is ○○. You must be ●●. Nice to meet you. (私は○○です。あなたが●●ですね。はじめまして。)
My name is ○○. Please call me 〜.(私の名前は○○です。〜と呼んでください。)
最初の表現は同年代の人へのあいさつなど、カジュアルなシーンで使えます。3文目のようにMy name is ~. と言うとよりフォーマルなフレーズになり、ビジネスシーンで使っても失礼でない表現になります。ニックネームも一緒に紹介すると親しみやすい印象を持ってもらえるでしょう。このような自己紹介への返答は下記のようになります。
I’m●●. Nice to meet you, too. (私は●●です。はじめまして。)
How do you do? (はじめまして。)
I’m pleased to meet you. (あなたに会えて嬉しいです。)
It’s a pleasure to meet you.(お会いできて光栄です。)
I’m very glad to meet you. (お会いできてとても嬉しいです。)
友達や同僚、上司に出会った時のあいさつ
2回目以降に会う人へのあいさつをご紹介します。
Hello, ○○! How’s it going? (こんにちは、○○!調子はどう?)
How are you today? (今日の調子はどうですか?)
下記のフレーズは日常会話だけでなくビジネスシーンでも使える表現です。
How is/was your day? (今日はどんな日ですか/でしたか?)
How have you been? (最近どうしてましたか?)
How was your weekend? (週末は何をしていましたか?)
それに対しての返答も覚えておきましょう。
Pretty good. (けっこう調子いいよ。/まあまあかな。)
Not bad. (悪くないよ。)
Thank you for asking. How about you? (聞いてくれてありがとう。あなたはどう?)
Great. We finally closed the deal. (いい日でした。やっと商談がまとまったんです。)
ビジネスで会話を始めるきっかけができるあいさつ
天候やニュース、相手の服装など、ちょっとした雑談が英会話ではとてもよく使われます。ビジネスで「スモールトーク」としてよく用いられるフレーズを抑えておきましょう。
It’s nice weather today, isn’t it? / We have lovely weather today. (今日はいい天気ですね。)
It’s really hot/cold today! (今日は本当に暑い/寒い日ですね!)
Did you see the news today?(今日のニュース見た?)
別れ際のあいさつ
Bye. (じゃあね。)
I’m off now. (もう行くね。)
I look forward to seeing you again. (またお会いできることを楽しみにしています。)
Take care. (お元気で。)
「Bye.」はカジュアルに感じるかもしれませんが、ビジネスシーンでも使える表現です。「Take care.」は1週間以上会わない予定の人に対して使う、温かみを感じさせるフレーズです。
相づちの英語例文
日本語でもそうですが、英会話でも相づちをうまく使うことでコミュニケーションがより円滑になります。どんなシーンでも使える便利な相づちやビジネスシーンで知っておきたい相づちなど、様々な表現をご紹介します。トピックの移り変わりが早い英会話でも端的に自分の意見や立場を示せるよう練習しましょう。
一般的な相づち
Really? (本当に?)
Sure. (もちろん。)
I see. (なるほど。)
You are right. (そうだね。)
Sounds good. (いいね。)
Seriously? (マジで?)
Are you kidding me? / No way! (まさか!)
That’s good to hear. (それはよかった。)
I didn’t know that. (それは知らなかった。)
これらの相づちは会話の内容に関わらず汎用性が高い表現ですので、瞬発的に口に出せるようにしておくのがおすすめです。相手の相づちが理解できないと会話がギクシャクしてしまうこともあるので、ぜひ覚えておきましょう。
聞き逃した時のフレーズ
I’m sorry, I couldn’t catch that.(すみません、聞き取れませんでした。)
Could you say that again? (もう一度言っていただけますか?)
相手の言うことが聞き取れなかった場合に使える表現です。英会話の初心者であれば使う機会も多くなるでしょう。日常会話や会話のテンポが重要な時には単に「Sorry?」だけでも十分聞き返せますが、ビジネスシーンでは上記のように丁寧な表現が使えるとなお良いですよ。
同意する時のフレーズ
So do I. / So am I. (私もです。)
Exactly. / Absolutely. / Definitely. / Totally.(その通りです。)
I agree with you. (おっしゃるとおりです。)
Probably. / Maybe. / Could be.(たぶんそうですね。その可能性もありますね。)
相手の意見について賛成や同意を示す相づちの表現です。1つ目のフレーズでは、相手の発言の動詞が一般動詞の場合はdoを、be動詞の場合はamを使いましょう。3つ目のフレーズでは、completelyやtotally、quiteなど、強調の意味の副詞をagreeの前に付ければ「強く共感します」という意味になり、自分の意見を伝える幅が広がります。4つ目の「たぶんそう」のフレーズは、「Probably.」だと可能性が80%くらい、「Maybe.」や「Could be.」だと50%くらいの可能性でそうだと思っている、というイメージです。
否定・反対する時のフレーズ
Neither do I. / Neither am I. (私もそうではありません。)
I disagree with you. (反対です。)
I don’t think so. (私はそうは思いません。)
1つ目のフレーズは、相手が否定文で述べたことに対して同意する時の表現です。その時、相手の発言の動詞が一般動詞の場合はdo、be動詞の場合はamとなります。日本人は相手の意見を否定することに抵抗がある人も多いかもしれませんが、英会話では自分の意見をきちんと表現することが大切です。ただ否定するだけではなく根拠や代替案も交えながら一貫した主張ができるようにしましょう。
感謝やお礼を伝える時の英語例文
英会話でも、小さなことにもきちんと感謝してくれる人には好感が持てるものです。簡単なフレーズなのに幅広いシーンで使える表現や、ビジネスシーンでも使えるフォーマルな言い回しをしっかりマスターしましょう。
「Thank you for〜」を使って具体的に感謝を伝える例文
Thank you for your message. (メッセージをありがとう。)
Thank you for your inquiry. (お問い合わせありがとうございます。)
Thank you for calling me. (電話をありがとう。)
Thank you for inviting me. (ご招待いただきありがとうございます。)
Thank you for letting me know. (お知らせいただたきありがとうございます。)
Thank you for all your support. (平素よりご支援いただきありがとうございます。)
単に「Thank you.」と言うだけでも伝わりますが、具体的にどのような行動に対するお礼かを明確にすることで、相手によりしっかりと感謝の気持ちを伝えることができます。for以下は名詞か動名詞になるので、「~してくれてありがとう」と言いたい場合は動詞を現在進行形にするのをお忘れなく。最初はとっさに使いこなせなくても、色んな例文を繰り返し発音して練習することでスムーズに使えるようになります。
「Thank you」以外で感謝を伝える例文
I appreciate your support. (ご支援ありがとうございます。)
We appreciate your visit today. (本日はお越しくださりありがとうございます。)
I’m grateful to you. (あなたに感謝しております。)
I’m much obliged to you. / Much obliged. (恐縮です。)
I owe you one. (恩に着ます。)
That’s very nice of you. (あなたは本当にいい方ですね。)
Thank you for~を多用するのではなく、いくつかの表現を組み合わせて感謝を伝えることで表現の幅を広げましょう。特にビジネスシーンではThank youよりもフォーマルなフレーズもよく使われます。感謝されているのに意味がわからないということにならないよう、たくさん例文を覚えておくのがおすすめです。
自分の気持ちや感情を伝える英語例文
英会話では自分の感情を言葉や態度で示すことがとても大切です。わざわざ言わなくても伝わるだろうと思わず、素直に言葉に出して伝えてみてください。嬉しい時、悲しい時、相手に良くないことがあった時などの英語例文をご紹介します。
人の感情を表す例文
I’m excited! (ワクワクする!)
I’m moved. / I’m impressed. / I’m touched. (感動しています。)
I’m bored. (退屈です。)
I’m scared. (怖い。)
I’m irritated. (イライラする。)
I’m embarrassed. (恥ずかしい。)
I’m depressed. (落ち込んでいます。)
I’m disappointed. (失望している。)
I’m surprised to hear of the news. (その知らせに驚いている。)
I’m angry with my boss. (私は上司に腹を立てている。)
I’m sad at the news. (私はそのニュースに悲しんでいます。)
上記のように感情の表現は、人が主語の場合、動詞は受動態で表します。間違えないようにしましょう。
How interesting! (何ておもしろいんだろう!)
How beautiful! (何て美しいのだろう!)
How exciting! (何てワクワクするんだろう!)
「How+形容詞!」の形で感情を強調することができます。日本語に訳すと少々オーバーに聞こえるフレーズですが、ネイティブスピーカーは小さな子どもから年配の人までとてもよく使う表現です。
嬉しい出来事への気持ちを表す例文
That’s good. / That’s amazing. / That’s perfect. (それは良いですね。素晴らしいですね。)
That’s unbelievable! / That’s incredible! (信じられない!)
I’m pleased to be able to work together with you. (あなたと一緒に働けて嬉しいです。)
I’m proud of you. (あなたを誇りに思うよ。)
日常会話だけでなく、ビジネスシーンでも使えるフレーズです。出来事への称賛や相手への好意を適切に伝えることはコミュニケーションを円滑にするので、色んな言い方で伝えられるようにしておきましょう。
相手への同情を表す例文
That’s bad. / That’s terrible. / That’s awful. (それは残念ですね。それはひどいですね。)
You poor thing! / Poor you. (かわいそうに!)
I know how you feel. (その気持ちわかるよ。)
Is there anything I can do for you? (なにか私にできることはある?)
相手の良くない出来事への同情の気持ちを伝えましょう。最後の例文は特に覚えておきたい表現です。自分が相手のために何かしてあげたいという気持ちが伝わるだけで相手を少しでも癒すことがでるでしょう。友人や上司などから言ってもらうことも多い表現です。
興味があることを示す例文
That’s interesting. / That’s funny. (それはおもしろいですね。)
I can’t wait! (ワクワクして待てないよ!)
I’d be interested to hear more about your work. (あなたのお仕事についてもっと聞きたいです。)
Would you be interested in applying for the supervisor role in the new division? (新しい部署の管理職への応募にご興味はありませんか?)
相手の話や未来の予定に興味があることを伝える例文です。特に「Would you be interested in~?」はビジネスシーンでもよく使われるフォーマルな言い回しで、会話だけでなく社内の張り紙やチラシなどでも見かける表現なのでぜひ覚えておくとよいですよ。
頼み事をする時の英語例文
お願いを聞いてもらいたい時や協力してもらう時にも決まったフレーズがあります。比較的簡単な言い方はもちろん、目上の相手にも使える丁寧な表現も覚えましょう。仕事や私生活で人に頼むことが多い事柄があれば、例文を作って文章を丸ごと覚えておくのがおすすめです。
頼み事をもちかける声掛けの例文
Sorry, but ~. (すみませんが、~。)
Excuse me. (すみません。)
I have a favor to ask you. (頼みたいことがあります。)
May I ask you a favor? (お願いを聞いていただけますか?)
Can I ask you something? (お願いごとをしてもいい?)
I’m sorry to bother you. (お忙しいところすみません。)
Do you have a minute? (少しお時間ありますか?)
Can I just interrupt you for a second? (少々お時間いただいてもよろしいでしょうか?)
人に何かをお願いする時は、上記のような一言から会話を始めるとよいでしょう。
頼み事の内容を伝える例文
Can you pass me a tissue? (ティッシュ取ってくれない?)
Will you check this? (これを見てもらえますか?)
Can you have a look at the data I sent you, please? (お送りしたデータを見ていただけないでしょうか?)
お願いをする時は上記のように「Can you〜?」や「Will you 〜?」をよく使います。カジュアルな表現ですが、3つ目の例文のように、最後にplease?を付けることでビジネスシーンでも使える丁寧な言い回しになります。
Could you tell me how to get to the station? (駅までの行き方を教えてもらえますか?)
Could you give me a copy, please? (コピーを一部いただけますか?)
Would you please be quiet? (少し静かにしていただけますか?)
Would you be able to come with me? (私と一緒に来ていただけますか?)
CanやWillの過去形であるCouldやWouldを使うことで、より丁寧で柔らかい表現となります。道や劇場などで出会った人やビジネスの相手などにも使える言い回しです。
頼み事の内容を伝える時のその他のフレーズ
Do you mind passing me a pen? (ペンを渡してもらえますか?)
Would it be possible for you to take a look at this letter? (この手紙を見ていただくことはできますか?)
Would it be too much trouble for you to take a look at this letter? (ご面倒でなければこの手紙を見ていただけませんか?)
I’m wondering if there is any chance you could let me use your computer? (もし良ければあなたのパソコンを使わせていただけませんか?)
上記はCanやWill、CouldやWouldを使わないお願いのフレーズです。「Would it be」の後に「too much trouble to ~」を付けるとより丁寧な表現になります。頼み事やお願いをした後は感謝を伝えることも忘れずに。
謝る時の英語例文
謝る時の例文は特に様々な表現を覚えておきたいものです。日本語でも同じですが、ずっと同じことを言って謝られるよりも、様々な言い回しを使ってくれた方が聞いていて印象がいいと思いませんか?謝る相手別に、そのまま使える英語例文をご紹介します。
親しい相手に謝る時の例文
I’m sorry. (ごめんなさい。)
I’m sorry I made you feel bad. (気分を悪くさせてごめんね。)
I’m so sorry I’m late. (遅れて本当にすみません。)
My bad. / My fault. (私のせいだ。)
Will you forgive me? (許してくれる?)
sorryは使い勝手が良い単語なので、必要以上に使ってしまいがちです。日本語では少しのことでも謝る風潮がありますが、英会話では自分に非がないことまで謝るのは不自然で、時には自分の立場を下げてしまい対等な関係を築けなくなることもあるので注意しましょう。
ビジネスシーンでも使える丁寧な謝罪の例文
Please forgive me for not being able to meet you this week. (今週あなたに会えないことを許してください。)
My apologies for the late reply. (返信が遅くなり申し訳ありません。)
I apologize for causing you any trouble. (ご迷惑をおかけして申し訳ありません。)
I owe you an apology. (あなたに謝らないといけません。)
Please accept our sincere apologies. (心よりお詫び申し上げます。)
I cannot tell you how sorry I am. (なんて謝っていいかわからない(ほど申し訳なく思っています。)
ビジネスシーンでは特に状況によって表現を変えることが重要になってきます。これらの表現以外にも、「I’m sorry.」を省略せず「I am sorry.」としたり、deeplyやsincerelyなど強調の意味を持つ副詞を付けたりすることで、カジュアルな例文でも丁寧な謝罪文にすることができます。
まとめ
英会話を上達させるには、よく使われる例文を覚えるのがおすすめです。とっさに英語で話しかけられてもスムーズに対応できるよう、毎日コツコツ例文をストックしていきましょう。
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