英語で分数はどう読む?日常会話でも意外と出てくる分数の英語表現を伝授

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会話の時、分数を使って表現したいことが意外と出てくるものです。そのような場面に遭遇した時に、スムーズに言葉が出てこなかった経験はありませんか。英語での分数の言い方は、一度覚えてしまえばそれほど難しくはありません。分数が言えるようになればより会話の内容も豊かになります。ここでは分数の英語表現について詳しく解説していきます。

英語で分数を読む時は分子から分母

英語で分数を表現する時の基本ルールを押さえておきましょう。英語では、分子から分母で読むことと序数を使うことが基本です。序数とは数字の順番を表す言葉で、firstやsecondなどがあります。ここでは一般的な分数だけでなく、整数部分と分数部分からなる「帯分数」と呼ばれる形の分数の読み方も含めて詳しく解説します。

「何分の1」は「one+序数」

日本語で分数を言い表す時は、分母を先、分子が後という順番で表現しますが、英語は逆です。日本語で分数を言い表す時は、分母も分子も「いち、に、さん…」と通常の数字を使います。一方で、英語で分数を言い表す時は分子の数字は「one, two, three…」といった数字を使いますが、分母は「first, second、third…」といった序数を使って表現します。「何分の1」を口で表現する時は「one + 序数」が基本です。例えば、1/3であれば、「one third」1/5であれば「one fifth」となります。

ただし1/2の時は、「one half」と表現します。one second ではないので注意しましょう。ちなみに1/2については、a halfでも通じますが「a」よりも「one」の方が発音がはっきりしているので、発音に自信がない人は「one」を使うことをおすすめします。

1/4の場合も例外で、one quarterと表現します。2と4だけは序数ではないので、しっかり覚えておきましょう。基本ルールを押さえておけば、分母の数字が大きくなったとしても正しく表現できますよ。

「何分の2」は「two+序数s」

分子が2以上の数になる場合は、分母の序数に複数形の「s」を付けましょう。2/3であれば「two thirds」4/3は「four thirds」と表現します。

ただし、分子が2以上で「2分の〜」となる場合は「halves(halfの複数形)」、「4分の〜」となる場合は「quarters(quarterの複数形)」を使うことに注意しましょう。例えば、3/2は「three halves」3/4は 「three quarters」となります。

もともと、「half」という単語で半分、「quarter」という単語で1/4を意味するので、one halfなら半分が一つ、「three quarters」なら1/4が3つというふうに解釈すると覚えやすいかもしれません。

「帯分数」は「数字 and 分数」

帯分数を表現する時も基本ルールを覚えておけばスムーズです。帯分数とは、整数部分と分数部分のある分数のことで、最初に整数部分を読んでから「and」でつないで分数部分を読みます。例えば、日本語で「3と2分の1」という帯分数を英語で表現する時は「three and one half」、10と3/10を英語で表現する時は「ten and three tenths」と言います。

より簡単な分数表現は「数字+over+数字」

序数を使わず、より簡単に分数を表現する方法もあるので覚えておくと便利ですよ。例えば、2/3を表現する時は数字と数字の間に「over」を挟んで、「two over three」と表現します。分母の部分を序数にして読まないのがポイントです。overを使った分数表現は、主に数字が大きい場合などに用いられますが、日常で使っても問題ありません。

英語での分数の書き方

英語のライティングで分数を表現する必要が出てきた時のために、分数の書き方についても覚えておきましょう。例えば2/3を表現する時は「 two thirds」で通じます。分母と分子の間にハイフンをつけて「two-thrids」と表現する場合もあるのですが、ハイフンの必要性についてはネイティブスピーカーの間でも意見が分かれるようです。基本的にハイフンを付けるのが正式だと言われていますが、ハイフンなしでも通じるのでどちらでも問題ありません。

分数に関連する算数の英語表現

分数に関連する算数の英語表現についても知っておくと、便利ですよ。以下で紹介していきます。

分数に関する算数の英単語

英語で分数を表現できたとしても、そもそも分数や分母、分子という英単語を知らないという方が少なくありません。分数に関連する英単語を理解しておくと、英会話やライティングの時に役立つことがあるので、この機会に覚えておきましょう。

・分数 fraction
・小数 decimal fraction

fracitonはもともと「断片」や「〇〇の一部」といった意味で用いられる単語です。算数や数学でもよく出てくる「小数」は、「分数」と混同しやすく間違われることがよくあります。

小数と分数をしっかりと区別して使用したい時は、分数を「fraction」ではなく、「vulgar fraction」と表現してみましょう。例えば、算数や数学の話題で、得意分野と不得意分野を聞かれた時に「I am good at fractions.」と言えば、分数が得意であることをアピールできます。

・帯分数 mixed numbers
・分母 denominator
・分子 numerator
・分母と分子の総称 terms

分数の要素を表す単語についても覚えておくと便利です。例えば、2/5を分母と分子という単語を使って表現する時は、「The denominator is 5 and the numerator is 2.」と言い表せます。

分数問題の算数表現

算数では「通分」や「約分」をする問題もあるので、分数表現をいくつか紹介します。

・通分する reduce to a common denominator
・最小公倍数 the least common denominator / the lowest common denominator
・公倍数 a common denominator

通分とは分母が違う分数の足し算引き算をする時に、分母の値を揃える作業のことです。例えば1/3と3/4を通分すると、2つの分母の最小公倍数である12にそろえそれぞれ4/12、9/12となりますね。

・約分する simplify the fraction

分母をできる限り小さくする作業を約分と言います。例えば、3/6は1/2に約分することができます。

日常英会話で使える分数表現

日常英会話でよく使う分数表現を覚えておくと、表現のバリエーションが増えますよ。日常的に食べたり飲んだりした量を分数で表現することはよくあるので、以下のような例文を参考にして、ぜひ使ってみてください。

I ate a quarter of the cake.(私はそのケーキを1/4食べました。)

I drunk a half of milk(私は牛乳を半分飲みました。)

You can eat one half of the cake(ケーキを半分食べてもいいですよ。)

自分の気持ちや現状を表現する時にも、以下のように使えます。

I understood only a half of what he said.(私は彼が話したことの半分しか理解できませんでした。)

I spend a third of my salary on food.(私は給料の1/3を食費に使います。)

他にも、何かの説明に分数を用いることもよくあります。分数を取り入れることで分かりやすく具体的に説明できるようになるので、使えるようになると表現の幅が広がりますよ。

One in five children in the class are overweight.(そのクラスの5人に1人が肥満体形です。)

One out of ten Japanese over the age of 60 or over live alone.(60歳以上の10人に1人が一人暮らしです)

まとめ

英会話やライティングにおいて分数を使って表現する機会がよくあります。分数を使った表現をいくつか覚えておくと、自分の言いたいことを具体的に伝えられるので便利ですよ。分数は基本的なルールと例外を覚えておけば、数字が大きくなっても表現方法に迷うことはほとんどないので、ぜひ覚えておきましょう。

覚えた分数表現をしっかり定着させるには、自分でたくさん使ってみることが大切です。ぜひアウトプットの場として、オンライン英会話を試してみてはいかがでしょうか?スキマ時間を活用して受講できるので、気軽に始められますよ。レアジョブでは、オンライン英会話の無料体験レッスンを実施していますのでぜひお試しください。

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