TOEICというと、決められた時間に会場に行って受験する試験というイメージがありますよね。しかし最近、オンラインでTOEICが受けられるようになったということを知っていますか?誰もがオンラインで受けられるわけではないですが、条件を満たせばわざわざ会場に出向かずにTOEICを受験することが可能です。そこでこの記事では、オンラインで受けられるTOEICについて解説します。オンライン受験の概要、通常のテストとの違い、オンライン受験のメリット・デメリットなどを詳しくまとめたので、ぜひ参考にしてください!
オンラインで受けられるTOEICとは?
テレワークの推進、多様化された働き方を受けて、2020年4月から、自宅や会社のパソコンを利用したTOEICのオンライン受験が始まりました。これにより、場所や時間を選ばずにTOEICを受験することが可能になりました。
オンラインで受けられるのはTOEIC IPテストだけ
TOEICには、個人で申し込みをする公開テストと団体で申し込みをするIPテストの2種類があります。オンラインで受講できるのは、IPテストのみになります。TOEIC IPテストとは、Institutional Programの略で、会社や学校などの団体で受験する試験のことを指します。よって、オンラインでTOEICを受けるには、団体を通して申し込みをする必要があります。
TOEIC IPテスト(オンライン)と通常テストの違いとは?
オンラインで受けることのできるTOEIC IPテストは公開テストとどう違うのでしょうか。ここからはTOEIC IPテスト(オンライン)と公開テストの違いを解説していきます。
申し込み方法
公開テストの場合、個人がウェブ上で申し込みを行います。一方、TOEIC IPテスト(オンライン)の場合は、学校や会社などの団体を通して申し込みを行います。そのため、個人でTOEIC IPテスト(オンライン)を申し込みすることはできません。
受験料
公開テストの受験料は2021年10月に値上がり、7,810円(税込)となっています。リピート割引を使うと7,150円(税込)になります。一方、TOEIC IPテスト(オンライン)の受験料は4,230円(税込)と公開テストに比べると値段が下がります。
開催場所・日時
公開テストは指定された試験会場・日時で開催されます。一方、TOEIC IPテスト(オンライン)は、自宅やインターネットカフェなど、ネット回線があるところで受験します。所属する団体から受験場所を指定される場合は、その指示に従いましょう。自宅で受けられると聞くと、カンニングできてしまうのでは?と思うかもしれませんが、カンニングは厳禁です。AI監視サービスにより常にチェックされていますし、分からない問題を調べながら解いても時間が足りなくなり、よいスコアを取ることはできません。
出題形式
TOEIC IPテスト(オンライン)の出題形式は、公開テストと異なります。公開テストの問題数は、リスニング100問、リーディング100問、合計200問です。また、所要時間は2時間と長めのテストです。一方、TOEIC IPテスト(オンライン)の問題数は、リスニング45問、リーディング45問、合計90問です。所要時間は1時間と、公開テストに比べると半分の長さになっています。
結果通知
公開テストの場合、受験をしてからスコアが出るまで2週間ほど待たなければなりません。しかし、TOEIC IPテスト(オンライン)であれば、受験後すぐにスコアを確認することができます。
TOEIC IPテスト(オンライン)のメリット
TOEIC IPテスト(オンライン)にはどういったメリットがあるのでしょうか。以下3つのメリットをご紹介します。
試験時間が短い
2時間の公開テストだと、最後まで集中力が続かないという人も多いのではないでしょうか。TOEIC IPテスト(オンライン)であれば、試験時間が1時間と公開テストの半分です。今まで試験時間がネックで受けていなかった人も、1時間のテストなら気軽に受けられるでしょう。
いつでもどこでも受けられる
もう一つのメリットは、インターネット環境さえあれば、場所を選ばずに試験を受けられる点です。試験会場に行くと独特の雰囲気に緊張してしまい、実力が出せなかったりしますよね。しかしTOEIC IPテスト(オンライン)であれば、自宅やカフェなど自分がリラックスできる環境でテストを受けることが可能です。
結果の通知が早い
テスト結果の通知が早いこともTOEIC IPテスト(オンライン)のメリットと言えるでしょう。TOEICの勉強をしている人の中には、試験の結果を見て、今後の学習内容や次のテストを受けるかどうかを決めるという人も多いと思います。公開テストだと結果が出るまで2週間以上かかるので、今後の学習計画を立てにくいです。TOEIC IPテスト(オンライン)であれば、受験後すぐに結果が出るので、結果を踏まえて今後の学習計画を立てることができます。また、TOEIC IPテスト(オンライン)のスコアは履歴書に記載することも可能です。
TOEIC IPテスト(オンライン)のデメリット
TOEIC IPテスト(オンライン)には上記のようなメリットがある一方で、デメリットも存在します。以下の3点を確認しておきましょう。
設問の先読みができない
TOEICで高得点を取るためのテクニックのうち最も大切と言っても過言でないのがパート3・パート4の先読みです。先読みとは、パート3・パート4の設問と選択肢を音声が流れる前に読んでおくことを指します。先読みしておくと、問われている内容を頭に入れながら音声を聞くことができるので、問題を解きやすくなります。しかし、TOEIC IPテスト(オンライン)では、今解いている問題しか見ることができないので、先読みをすることができません。
自分で時間をコントロールできない
公開テストでは、自分の好きなように時間を配分することができます。例えば、苦手なパートにたっぷり時間をかけて、得意なパートは急いで解くなど、時間配分をコントロールすることが可能です。しかし、TOEIC IPテスト(オンライン)の場合、ユニットごとに時間が決まっています。そして、今解いているユニットを解き終わらないと次のユニットを見ることができません。そのため公開テストのように、自分で時間を調整することができません。また出題される順番も決まっているので、公開テストのときのように、自分の好きなパートから解くこともできません。
文字が読みにくい
最後のデメリットは文字が読みにくい点です。パソコンで受験することになるので、普段から参考書など紙の媒体で問題を解いている人にとっては、問題を解きにくいと感じるかもしれません。パソコンでの受験となるため、画面をスクロールするなど、パソコンを操作する必要があります。普段からパソコンを使っていない人は注意が必要です。仕事などでパソコンを使っている人は、特に問題ないでしょう。
TOEIC IPテスト(オンライン)受験時の注意点
TOEIC IPテスト(オンライン)をこれから初めて受けるという人も多いでしょう。ここからは、TOEIC IPテスト(オンライン)を受験する際の注意点をお伝えしますね。
集中できる環境を整える
公開テストの場合、静かな試験会場や座りやすい椅子など、試験を受けやすい環境が整っていますが、自宅などでTOEIC IPテスト(オンライン)を受験するときは、自分で試験環境を整える必要があります。静かな部屋、使い慣れているイヤホン、安定したインターネット通信など、集中して受験できる環境を整えておきましょう。
通常のテストとの違いを把握しておく
オンラインでの受験となると、紙とペンを使って受ける通常のTOEICとは異なる点がたくさんあります。せっかく勉強をしたのに、オンライン受験のシステムや流れを把握してないことが原因でスコアが下がってしまうのはもったいないです。事前にオンライン受験の特徴を把握し、実力が発揮できるように準備しておきましょう。
まとめ
今回はTOEIC IPテスト(オンライン)について解説していきました。好きな時間、場所でTOEICを受験できるというのは大きなメリットですよね。試験時間も1時間と短いので、集中力を最後まで保ったまま解き切ることができるでしょう。今まで忙しくてTOEICを受けられなかった人も、TOEIC IPテスト(オンライン)なら気軽に受けることが可能です。受験する際は、公開テストとの違いを事前に確認し、全力を出せるようにしておきましょう!
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