国際線のキャビンアテンダントやホテルスタッフ、ツアーコンダクターなど、英語を使って行う仕事はたくさんあります。就職・転職活動をする際、国際的な仕事や、海外で働ける仕事に就きたいと考える人もいるでしょう。しかしそのような仕事では、どの程度の英語力が求められるのでしょうか?
今回は海外部門や国際的な仕事に就きたい人に向けて、英語を活かせる仕事や求められるレベルを解説していきます。英語を活かした仕事へ挑戦したいという人はぜひ参考にしてみてください。
海外部門や国際的な仕事に必要な力は英語力と仕事スキル
海外部門で働いたり国際的な仕事に就いたりするには、当然ながら英語力が必須です。例えば入国審査官やツアーコンダクター、ホテルスタッフは、日本人の平均レベルであるTOEIC500点以上の英語力が求められます。キャビンアテンダントや航空管制官は600点以上、外資系企業やパイロットは700点以上、企業の通訳や国際的な公認会計士は800点以上が求められる場合が多いです。通訳や翻訳家、コンサルタントなど、専門性が高い仕事は900点以上のレベルが求められることも。スコアが上がるにつれて就職先の選択肢は増えていきます。
また、英語力だけでなく、業界や職種によってプラスアルファの専門知識や経験も問われます。どんなに語学が堪能でも、実務経験がないと採用されないというパターンも少なくありません。就きたい仕事に対して自分の強みは何なのか、日頃から考えておくといいでしょう。
英語を活かせる仕事と必要となる目安の英語力は?
英語を活かせる仕事と、その仕事に必要となる目安のレベルを日常会話レベル、ビジネスレベル、ネイティブに近いレベルで示して紹介していきます。TOEICのスコアで言うと、日常会話レベルは570〜725点、ビジネスレベルは730〜855点、ネイティブに近いレベルは860点以上が目安です。就職・転職活動の際にぜひ参考にしてみてください。
参考:TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表|一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
英語でのコミュニケーションが重要な仕事
まずは接客や旅行関連業務など、英語を使ったコミュニケーションが重要となる仕事を紹介します。求められる英語のレベル別にどのような仕事があるのか見ていきましょう。
日常会話レベルからできるコミュニケーションが重要な仕事
英語でのコミュニケーションが必要な仕事をするなら、相手の言うことを理解して、伝えるべきことを話せる実践的な英語力が求められます。ここでは日常会話レベルの英語力でできる仕事を紹介します。主な職種は以下の通りです。
・テーマパークスタッフ
・ホテルスタッフ
・ツアーコンダクター
・ツアープランナー
・旅行会社スタッフ
・キャビンアテンダント
・パイロットなど
ビジネスレベルからできるコミュニケーションが重要な仕事
英語でのコミュニケーションも必要で、さらに商談や価格交渉、ビザの手続きといった業務に関する知識や経験が求められるような専門性の高い仕事では、ビジネスレベルの英語力が必要です。また、単に英語で意思疎通ができる程度では不十分で、TPOに合わせてフォーマルな言い回しを使えたり、目を見てアイコンタクトを取りながら話すなど英語圏のマナーもわきまえていたりと、よりレベルの高いコミュニケーション力も求められます。意欲的に学習できる人はチャレンジしてみるといいでしょう。
主な職種は以下の通りです。
・全国通訳案内士
・通訳者
・商社
・海外営業
・大使館事務員
・特許事務員
・留学カウンセラーなど
英語を活かした事務系の仕事
続いて英語を活かした事務系の仕事を紹介します。英会話よりも、英語の読み書きの能力が重要視される仕事が多いです。事務系の職務経験があるとなお有利になるでしょう。
日常会話レベルからできる事務系の仕事
事務系の仕事では、英文メールでのやりとりや、英語書類を扱うことが多いので、スムーズに内容を理解して対応しなければなりません。翻訳サイトなどを使わなくても最低限読み書きができるようにしておきましょう。ここでは、日常会話レベルからできる仕事を紹介します。
主な職種は以下の通りです。
・英文事務
・貿易事務
・通関士
・特許技術者など
ビジネスレベルからできる事務系の仕事
難易度の高い専門用語も出てくるような事務系の仕事を紹介します。扱う内容が込み入ったものであったり、英単語の細かいニュアンスまで理解する必要があったりと、少し高度な英語力が求められるでしょう。
主な職種は以下の通りです。
・弁理士
・国際協力系のNGOスタッフ
・英文速記者
・貿易事務など
英語教育関連の仕事
次に、英語教育に関連した仕事を紹介します。日本では小学生の英語学習が導入され始めたこともあり、英語を教えられる人の需要が高まっています。英語を教えたいという人は以下の仕事を参考にしてみてください。
日常会話レベルからできる英語教育関連の仕事
英語教育に携わりたいという人は、基礎的な英単語の習得や体系的な文法の理解、簡単な英会話など総合的な英語力が身についているといいでしょう。英語の楽しさを広めたいという人や人に教えるのが好きな人にぴったりです。まずは日常会話レベルから挑戦できる仕事を見ていきましょう。
主な職種は以下の通りです。
・英語教材の開発関連
・児童英語教師
・英語を教える保育士など
ビジネスレベルからできる英語教育関連の仕事
学生や社会人に向けて英語を教える仕事や、留学生のサポートする仕事に就きたいという人は、ビジネスレベル以上の英語力が必要となります。直接ネイティブとやり取りすることは少ないですが、生徒に質問された内容にきちんと回答できるように、文法など知識としての英語の理解も重要となります。
主な職種は以下の通りです。
・海外留学・留学生のサポート
・中学校・高校の英語教員
・社会人向け英会話スクール講師など
ネイティブに近いレベルからできる英語教育関連の仕事
帰国子女や留学経験、海外での就職経験がある人は、よりネイティブに近い英語力が求められる仕事をおすすめします。ネイティブに近い高度な英語力と、時には英語圏の文化や時代的背景に関する知識の理解も必要となるような仕事です。英語が好きな人はやりがいがある仕事だと言えるでしょう。
主な職種は以下の通りです。
・語学系専門学校・大学の英語教員
・ハイレベルな英会話スクール講師など
資格が必要な英語関連の仕事
弁護士や米国公認会計士、全国通訳案内士など資格が必要な仕事を見ていきましょう。
日常会話レベルからできる資格が必要な仕事
資格が必要な仕事で、日常会話レベルの英語力から挑戦できる仕事を紹介します。
主な職種は以下の通りです。
・航空管制官
・通関士
・入国審査官など
ビジネスレベルからできる資格が必要な仕事
ビジネスレベルの英語力がある人は、資格が必要な仕事の中でも特に難易度の高いものを目指してみるのがおすすめです。米国公認会計士や通訳案内士などは、高度な英語力が求められますが、就職先に困ることがない、報酬がよいなどメリットも多いですよ。資格によっては海外に拠点を置いて働くことも可能です。
主な職種は以下の通りです。
・米国公認会計士
・中学校・高校の英語教員
・全国通訳案内士など
英語でのライター系の仕事
最後に英語で書くライター系の仕事を紹介します。
ネイティブに近いレベルからできるライター系の仕事
英語でのライティングの仕事は日常会話レベルやビジネスレベルでは難しく、ネイティブに近いハイレベルな英語力が求められます。それに加えて、英語で行われる会議やインタビューを訳しながら記録する英文速記者や、映画一本分のセリフを訳す翻訳家などは、仕事の速さや正確さも問われる難しい仕事です。相当な訓練が必要になりますが、その分やりがいも得られるでしょう。
主な職種は以下の通りです。
・英文速記者
・映画や本等の翻訳家
・メディカルライターなど
英語を活かせる仕事について理解できたら
このように、必ずしもネイティブレベルの語学力がなくても可能な仕事はたくさんあります。とはいえ、最低限コミュニケーションできる英会話力は必要不可欠。
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