今更聞けない?!「did」「was」「were」「does」を英会話で使い分けよう!

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英会話を学習するなかで頻出する「did」「was」「were」「does」といった単語。中学校で学ぶ単語ではありますが、過去といえば「did」を使ってしまうという方も多く、その使い分けがあやふやな方も意外と多いようです。そこで今回はこの4つの単語の使い分けを英会話で頻出する文章とともにご紹介したいと思います。

DidとWas/Wereの使い分け

あなたは、オンライン英会話などで発話をしている時に下記のような間違いをしたことはありませんか?

「昨日あなたは学校へいきましたか?」
× Were you go to school yesterday?

本来の正しい文章は下記です。

Did you go to school yesterday?
(昨日あなたは学校へいきましたか?)

ではなぜ「were」ではなく「did」が正しいのでしょうか。

そもそも、「昨日あなたは学校へ行きましたか?」という文章は、「昨日あなたは学校へ行った」という文章の疑問形ですよね。

You went to school yesterday.(昨日あなたは学校へ行った。)

このwentというのは、「go(行く)」という一般動詞の過去形です。一般動詞とは、be動詞以外の動詞のことを指します。こうした過去形の一般動詞を含む文章の疑問文を作る時には、文頭にDidがつけられ、wentは原形の「go」に変化して残ります。

You went to school yesterday.(昨日あなたは学校へ行った。)

Did you go to school yesterday.(昨日あなたは学校へ行った。)

一方、下記の文章はいかがでしょう。

「その時、あなたは学校にいましたか?」
× Did you in the school at that time?

本来の正しい文章は下記です。

Were you in the school at that time?(その時、あなたは学校にいましたか?)

「その時、あなたは学校にいましたか?」という文章は、そもそも「その時、あなたは学校にいた」という文章の疑問文ですよね。

You were in the school at that time.(その時、あなたは学校にいた。)

この文章では、動詞は一般動詞ではなく、be動詞でareの過去形のwereです。こうしたbe動詞を含む文章の疑問文は、be動詞がそのまま文頭に移動します。

You were in the school at that time.(その時、あなたは学校にいた。)

Were you in the school at that time.(その時、あなたは学校にいた。)

もちろん、be動詞の過去形はwereだけではなく、wasもあります。

例えば、

He was in the school at that time.(彼はその時学校にいた。)

という文章の疑問文は、be動詞のwasが文頭に移動して、

He was in the school at that time.(彼はその時学校にいた。)

Was he in the school at that time?(彼はその時学校にいましたか?)

となります。

<まとめ>
1.一般動詞の過去疑問文では、文頭にDidが用いられ、
2.be動詞の過去疑問文では、文頭にWereかWasが用いられる

Did、Was/Wereの例文

先ほどの説明を元に、オンライン英会話でも使える例文でいくつか使い分けを見てみましょう。

Didを使うパターン

You liked the ice cream.(あなたはそのアイスクリームが好きだった。)

Did you like the ice cream?(あなたはそのアイスクリームが好きでしたか?)

You bought new shoes.(あなたは新しい靴を買った。)

Did you buy new shoes?(あなたは新しい靴を買いましたか?)

You wrote a letter to your mom.(あなたはママに手紙を書いた。)

Did you write a letter to your mom ?(あなたはママに手紙を書きましたか?)

Wereを使うパターン

You were sick last week.(あなたは先週病気だった。)

Were you sick last week?(あなたは先週病気でしたか?)

You were sad when you saw it.(あなたはそれを見て悲しかった。)

Were you sad when you saw it?(あなたはそれを見た時、悲しかったですか?)

They were there last summer.(彼らは去年の夏そこにいた。)

Were they there last summer?(彼らは去年の夏そこにいましたか?)

Wasを使うパターン

He was at home yesterday.(彼は昨日家にいた。)

Was he at home yesterday?(彼は昨日家にいましたか?)

She was with Tom last Friday.(彼女はこのあいだの金曜日はトムと一緒だった。)

Was she with Tom last Friday?(彼女はこのあいだの金曜日はトムと一緒でしたか?)

I was wrong.(私は間違っていた。)

Was I wrong?(私は間違っていたの?)

didとdoesの使い分け

次にdidとdoesの違いについて見てみましょう。英会話で話していると、doesを使うべきところをdidと言ってしまったり、その逆もよく耳にします。

まず、didとdoesをよく目にする場面は大きく分けて2つあります。

一つ目は、「やる」「する」という一般動詞の「do」が変化する場合、もう一つは疑問文で頭につく「助動詞」として使われる場合です。この2つのパターンを分けて説明しましょう。

一般動詞「do(する)」の変化形「did」「does」

まずは「did」ですが、下記のような文があるとします。

I do homework.(私は宿題をする)

You do the washing.(あなたは洗い物をする)

They do the dishes.(彼らは皿洗いをする)

上記の例文の中では、「do」は「する」という動詞の役割をしています。この「する」という一般動詞を、「した」という過去形にする時に変形して現れるのが「did」です。

I did homework.(私は宿題をした)

You did the washing.(あなたは洗い物をした)

They did the dishes.(彼らは皿洗いをした)

一方「does」は、現在形でかつ、主語に「he」や「she」や「it」といった代名詞や固有名詞が主語になった際に、doの三単現(三人称・単数・現在形)である「does」が用いられます。

She does homework.(彼女は宿題をする)

He does the washing.(彼は洗い物をする)

Tom does the dishes.(トムは皿洗いをする)

<まとめ>
1.一般動詞の「do(する)」の過去形では、「did(した)」が用いられる
2.主語が三人称単数で現在形の場合、「do(する)」が、「does(する)」に変わる

疑問文で文頭に使われる「did」「does」

「did」や「does」は疑問文の文頭でも現れます。この時の「did」や「does」は動詞ではなく、助動詞で、疑問文であることを表す働きをしています。

まず「did」ですが、下記のように「過去」の疑問文に用いられます。

Did you go to school yesterday? (昨日あなたは学校に行きましたか?)

Did he talk to you last Friday? (先週の火曜日彼はあなたに話しましたか?)

Did she like your present? (彼女はあなたのプレゼントを気に入りましたか?)

「Did」が頭にあることで、過去の疑問文であることがわかります。

一方「does」は、現在の疑問文で、かつ主語に「she」「he」「it」などの三人称単数がくる場合に用いられます。

Does he usually go to school by bus?(彼は通常バスで学校に行きますか?)

Does she enjoy her job? (彼女は自分の仕事を楽しんでいますか?)

Does Emily often cook? (エミリーはよく料理をしますか?)

上記のように現在の疑問形で、主語が三人称単数であれば「Does」が用いられます。これは最初はとっさに口からでず、つい「Do she」「Do he」などと言ってしまうこともあるでしょう。赤く線を引いた部分を何度も声に出して「Does he」「Does she」ということでセットで覚えましょう。

<総括>
1.「Did」は過去形の疑問文の文頭で用いられる
2.「Does」は現在形の疑問文で、主語が三人称単数の時に用いられる

まとめ

「did」「was」「were」「does」などは英会話でも頻繁に使われる単語です。その文とっさに口から間違った単語がでてしまうという方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介した正しい例文を何度も声に出して発話することで、「did」が「was」になった時に違和感を抱くようになります。一度違いを理解したら、ぜひたくさんの発話を心がけてくださいね。

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