IELTSスピーキングの流れを把握しておこう!対策方法もご紹介

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「書く・読む・聞く・話す」の4つの試験で構成されるIELTS。中でもスピーキング(話す)を苦手とする人は多いのではないでしょうか。試験でしっかりと実力を発揮するためには、試験の流れや質問の傾向を知っておくことが大切です。

本記事では、IELTSスピーキングの3つのパートについて流れや対策方法などを解説します。「IELTSスピーキングの流れが気になる」「どんな問題が出題されるの?」といった疑問を持っている人はぜひ参考にしてくださいね。

IELTSスピーキングは3つのパートで構成されている!

IELTSスピーキングは、受験者と試験官の1対1で行われるインタビュー形式の試験です。試験は以下の3つのパートで構成されています。

パート1: 自己紹介とインタビュー(4~5分)
試験官の自己紹介の後、皆さん自身の自己紹介をするように促され、本人確認が行われます。試験官は、身近なテーマ(家族、仕事、研究、興味など)に関する一般的な質問をします。

パート2: スピーチ(3~4分)
試験官から、特定のテーマについてのタスクカードが渡されます。このタスクカードには、スピーチの中でカバーできるポイントも含まれています。準備時間が1分与えられ、メモ用に鉛筆と紙が渡されます。テーマについて1~2分間話します。試験官は、そのテーマについて1つか2つの質問をします。

パート3: ディスカッション(4~5分)
試験官は、パート2のテーマに関連するその他の質問をします。受験者は、より一般的な問題と意見について述べる機会が与えられます。

入室~挨拶までの流れ

試験当日、どのような流れで進むのかは気になるところですね。ここでは、入室から挨拶までの流れについて解説します。

入室

試験当日、チェックイン開始時間に受付で本人確認を受けます。本人確認には受験申込時に使用したパスポートの原本が必要になるので忘れないように。IELTSスピーキングは1対1の試験となり、受験生1人1人に時間が割り当てられています。試験時間に遅れると受験できなくなるため、なるべく早めに会場に着いておくようにしましょう。

受付が終わったら試験監督者の指示に従って所定の場所に荷物を預け、名前が呼ばれるまで指定された場所で待ちます。名前が呼ばれたら、パスポートだけを持って試験室に入室するという流れです。

挨拶

入室後、席に着いたらまずは挨拶から始まります。試験官から以下のような挨拶や質問があるので、回答例を参考に答えていきましょう。

試験官①:Good morning. My name is 〇〇(試験管の名前). Could I have your full name, please?(おはようございます。私の名前は〇〇です。あなたのフルネームを教えてもらえますか?)

受験者①:Good morning. My name is 〇〇(受験者の名前). (おはようございます。私の名前は〇〇です)

試験官②:What can I call you?(何とお呼びすればいいですか?)

受験者②:You can call me 〇〇(受験者の名前).(〇〇と呼んでください)

試験官③:Can I see your ID?(IDを見せてもらえますか?)

受験者③:Of course. Here it is.(はい、どうぞ)

これらの質問は必ず聞かれるので、しっかりと答えられるよう準備しておきましょう。ここでの挨拶や質問はスコアに直接影響しませんが、試験の緊張をほぐす大切な時間ともいえます。うまく緊張感が解ければ、後に続く試験にも落ち着いて臨めるでしょう。

パート1の流れ

IELTSスピーキングのパート1では、仕事や学校、出身地、趣味、スポーツ、天候などの日常的なトピックについて出題されます。スピーキングの中でも比較的簡単なパートなので、しっかりとスコアを取りたいもの。以下のような質問が出されるので、事前に答えを用意しておくと安心です。

(質問例)
Where do you work?(どこで働いていますか?)
What do you study?(何の勉強をしていますか?)
What is your job?(どんな仕事をしていますか?)
Do you like your job?(仕事は好きですか?)
What is your hometown like?(地元について少し説明してください)
What is your favorite room?(一番好きな部屋はどれですか?)
Who do you live with?(誰と一緒に暮らしていますか?)

質問に対してはYes / Noだけでなく、主語と述語を含む文章で答えるようにしましょう。できれば1~2センテンス付け加えるのがおすすめです。

出典:IELTS Speaking Part 1 Topics & Questions

対策方法

パート1の対策方法は、よく出題される質問パターンを把握しておくこと。パターンがわかれば、事前にある程度回答を用意することができますね。とはいえ、丸暗記した回答をただ口に出すのでは不自然になるので、このような質問が出たらこのエピソードを、というように整理しておくのがおすすめです。

また、パート1は日常的な質問が多く、流暢に話せることもポイントとなります。回答があまり長くならないように気をつけ、要点を押さえてさらっと答えましょう。When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、How(どのように)などの質問形式に慣れておくことも必要です。

パート2の流れ

パート2ではまずはじめに、試験官からスピーチに関するトピックカードが渡されます。トピックの下には関連する質問(ガイドライン)が箇条書きで記されているので、その内容に沿ってスピーチを組み立てましょう。すべての質問に回答する必要はなく、話しやすいようにストーリーを組み立てるのがコツです。

受験者には、メモを取ったりスピーチの内容を考えたりする準備時間が1分間与えられます。時間が経ったら、2分間のスピーチを行うという流れです。トピックはパート1同様、日常的な内容となるので、受験者は自分の体験を踏まえて回答する必要があります。

(トピック例)
Describe a book you have recently read.(最近読んだ本について)

You should say:
what kind of book it is(どんなタイプの本か)
what it is about(何について書かれてあるか)
what sort of people would enjoy it(どんなタイプの人が喜日そうか)
and explain why you liked it.(なぜその本が好きなのか)

出典:IELTS Speaking Part 2 Topics & Questions

対策方法

パート2を攻略するには、ストーリーの「型」を決めておくことがおすすめです。話す内容を型に当てはめることで、毎回スピーチの全体像を考える必要がなくなります。以下のような流れでストーリーをまとめましょう。

1.導入
2.過去のできごとや考え
3.自分の経験やエピソードなどの詳細
4.自分の意見
5.まとめ(未来の展望)

質問にすべて答える必要はないので、自分が得意な内容について話せばOK。文法や語彙の間違いがなく話せるか、発音を意識しながら流暢に話せるかのほうがより重要視されます。焦ると早口になってミスも出やすくなるため、落ち着いてゆっくりと話すことを意識しましょう。試験前にさまざまなトピックに触れておくと自信を持って臨めるはずです。

パート3の流れ

パート3では、パート2のトピックに関連する質問が出題されます。パート1・2は自身の身近なできごとや経験などが問われる質問でしたが、パート3は客観的な意見や一般論を答えるディスカッション形式の試験となります。

(質問例)
When do people wear traditional clothing in your country?(あなたの国では、いつ伝統的な衣装を着ますか?)
What role should the teacher have in the classroom?(教室の中で、先生の役割は何ですか?)
Is family important in your country?(あなたの国では家族は大切ですか?)
What is a balanced diet?(バランスの取れた食事とはどのようなものですか?)
Do you think there will be less illness in the future?(将来、病気は少なくなると思いますか?)

出典:IELTS Speaking Part 3 Topics

対策方法

パート3では論理的な回答が求められるので、まずは結論となる自分の意見を最初に伝えることが大切です。意見→理由→具体例といった順番で文章をまとめるのがポイント。具体例を挙げて説明できればスコアアップにつながります。

また、質問は予測するのが難しいため、時間をかけてさまざま質問を想定した練習をしておく必要があります。日頃からニュースなどに触れ、社会問題に対する意見を持つようにしておくのもよいでしょう。

質問が複雑で聞き取れないときは、必ず聞き返すこと。聞き返したことで減点されることはありません。回答できない時に備えて対処法を考えておくことも安心材料になりますよ。

まとめ

IELTSスピーキングはトータルで11~14分程度の試験です。3つのパートの特徴や質問の傾向を把握し、しっかりと事前準備をしておきましょう。とはいえ、スピーキングは1人で練習するのは難しいため、スピーキングのスコアアップを狙いたい人は英会話スクールを利用するのがおすすめです。

オンラインのレアジョブ英会話は通学の必要がなく、経験豊富な講師とマンツーマンで英会話の練習ができます。実践でたくさん話す練習をすることで、自信を持って試験に臨めるでしょう。

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