英語学習に悩む人必読！学習継続に必須のマインドセットはコレだ！

英語力を伸ばすには継続的に学習することが欠かせません。インプットなしに良質なアウトプットはできませんが、このインプット部分は自分一人で行う必要があり地道で孤独な作業です。

非常に強い意思と自制心がある人は、継続することはそれほど大変ではないかもしれません。しかし多くの人にとってどんなことがあっても毎日継続学習をするというのは難しいことです。成長を感じられない停滞期や、忙しくなって学習する習慣が少し切れる期間があるとそこで挫折してしまうこともあります。

英語に限らずどんな分野においても学習を継続するには、ポジティブなマインドセットが重要です。マインドセットの方向を少し変えるだけで、モチベーションが上がったり、停滞期を乗り越える力がつきます。英語学習の継続に悩んでいる方は、記事を参考に自分のマインドセットを見直してみてくださいね。

英語学習に必要なマインドセット

ビジネスでもよくスキルを伸ばしたり業績をあげるには「マインドセットが重要」と言われますが、マインドセットとはどのようなものなのでしょうか。マインドセットの意味とどのような影響があるのかについて見てみましょう。

マインドセットとは

マインドセットとは一言で言えば、考え方やものの見方のくせのことです。マインドセットにはポジティブなものとネガティブなものの2種類があります。

一般的にマインドセットと呼ばれるものは、成長マインドセットと言われるポジティブなものを指します。成長マインドセットがある人は、努力・経験で自分の能力を向上できると信じることができるため、苦境やスランプに陥っても継続して努力することを諦めません。

一方、硬直マインドセットと呼ばれるネガティブな状態は、成長マインドセットがある状態と逆のため、成長していないと感じる停滞期を迎えたり、意気消沈するような出来事があると、そこで「自分はダメなんだ」と諦めてしまいがちです。

英語力向上には成長マインドセットが必要

英語のレベルアップには継続して学習することが欠かせないため、成長マインドセットを持ち続けることが大切です。たとえ学習途中に伸び悩みなどの障害があったとしても、それを乗り越えて継続し、自主的に努力し続けることができます。

モチベーションが下がりやすかったり、成長を感じられなくて焦って諦めてしまいがちな人は、自分のマインドセットについて今一度見直してみましょう。

成長マインドセットを持っていますか？

自分がどのようなマインドセットを持っているかは、普段なかなか意識しづらいものです。次のような経験や感情がある人は実は硬直マインドセットがあるのかもしれません。この機会にぜひチェックしてみてください。

成功体験が欠けている

実は過去の経験がマインドセットに影響することが多くあります。ある分野で失敗しても成功した経験があると、別の分野に関してもポジティブなマインドセットを保つ方法を自然と身につけることができます。英語学習にもその成功経験を生かせるので、停滞期や英語がうまくできないと感じて悔しい思いをしても、簡単には諦めません。挫折しがちな人はこの成功体験が欠けている可能性があります。

成功体験は小さなものを積み重ねることが大切です。毎日の学習で「今までできなかったことが理解できるようになった」「前より長い文章が話せるようになった」「英語が前より楽に口にできるようになった」など自分のポジティブな成長面に目を向けるようにしましょう。

英語が苦手という先入観

学生時代に成績が振るわなかったり、必要な場面でうまく話せなかったことから英語に苦手意識がある人も多いですよね。「自分は勉強してもできない」という思い込みが、メンタルブロックとなっています。でもこれは思い込みであって、決して「英語ができない」わけではありません。

外国人が日本語をカタコトでも話せると「日本語ができてすごい！」と思いませんか？考えてみてください。例えば英語を母国語とするアメリカ人のほとんどは英語しか話せません。学校でスペイン語やフランス語などを習ったとしても、「英語ができない」と思っている日本人の多くよりさらに外国語の知識は下回ります。

人によっては話すことはある程度得意かもしれませんが、読み書きとなると別です。日本人の多くは文法的に正しい文章を書き、かなり専門的な内容の英文も読むことができる人がたくさんいます。これはすごいことです。「英語ネイティブの外国語力より自分の英語力の方が上だ」と信じて、さらに足りない部分のスキルを上げることに注力しましょう。

間違えると恥ずかしいという価値観

欧米の人は文法がめちゃくちゃでも積極的に発言するので、外国語の会話の上達がとても早いです。一方日本人は人前で発言したり、間違えるのを恐れる人が多くいます。日本語であっても、大きなセミナーや講義で手をあげて質問したり、大勢の前で異なる意見を発言するのが難しいと感じる人が大半ではないでしょうか。

これは学校教育と文化的背景の違いが原因です。海外の学校教育では、小さい時からたくさん発表をすることが要求されます。教室でのディスカッションやプレゼンテーションが成績に影響するので、「やりたくない」「恥ずかしくて無理」と思っていても避けることは不可能です。

文化的に日本はできるだけ周りと調和することを重んじます。学校教育も同じで、先生と違う意見を言ったり、周りが「間違っている」と感じることを発言したり、みんなが当然知っていることを質問することが大変難しい風潮があります。逆に海外では「自分の意見をもつ」ということが大変重視されるので、内容がなんであれとにかくみんなよく発言します。

文法が多少間違っていようが、単語を並べただけであろうが、大人ならばそれをバカにするネイティブはいません。英語を話す時は、「間違うと恥ずかしい」という日本的な価値観を捨てましょう。

停滞期を乗り越えるために成長マインドセットを身につける方法

英語のスキルが伸び悩んでいると感じ、なかなかそこから抜け出せない場合は、何よりまずマインドセットをポジティブなものに変えることを意識しましょう。「そんなことを言われても、どうすればいいのかがわからない」という場合は、次のようなことを試してみてください。

学習目的やゴールをもう一度見直す

英語の学習目的と到達点をしっかりと設定し、無理のない学習計画を立てましょう。大きなゴールを達成するための方法と期間を、月単位、週単位、さらに毎日の計画に落としこみます。特に毎日の学習計画は欲張らず、「自分はこれなら挫折しないでできる」という分量に留めます。

計画通りに進めるために、毎日一言反省やできたことなどメモする習慣をもつといいですね。時折見直してみると、進度や成長具合を客観的に分析することができますし、学習計画の見直しにも役立てられます。また、ただなんとなく学習を継続しようとするよりも、自分なりの毎日のチェック機能を持つことで習慣化することも容易になります。

自分を信じて諦めずに継続する

たとえ成長を実感できない期間があっても、とにかく学習を継続することが大切です。継続は力なり。辛くても続ければ停滞期もそのうち脱することができます。「たとえ時間がかかっても、自分はまだまだ上にいけるはずだ」と信じて努力を続けましょう。

成長してないと思っていても実は成長していることが多いので諦めないでください。もちろん学習開始以前の状態に戻ることはありませんが、学習をストップすることで後退することは避けられませんし、せっかく大切な時間とお金を使って学習を続けてきたのにもったいないです。

理想の姿をイメージトレーニングする

目標とする自分の姿を思い浮かべると、モチベーションを保つことが比較的容易になります。周りに英語ができる人がいたら、その人をモデルとし、追い抜くぐらいの姿のイメージトレーニングをしましょう。どんなに英語がペラペラな人も同じ人間で、自分にとってそこに近づくことは不可能ではありません。

イメージトレーニングはプロのアスリートも行っていますし、発表の前に緊張している時などに効果的です。あることができる自分をイメージすると、不思議と自然にそこに近づいていくものです。現在の自分のレベルと比べてしまうと逆にモチベーションが下がる場合もあるかもしれませんが、逆に考えるとそこまでの伸び代がまだまだたくさんあるということです。ポジティブにとらえて、なりたい自分のイメージに少しずつ近づけるよう努力を続けましょう。

まとめ