意外に便利な動詞のdoを英会話で使いこなそう!

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動詞のdoと言えば、もっぱらDo you like ~?/Yes, I do.のような文で使うものと思ってはいないでしょうか。実はdoは、I do like it.(すごく好き)のように強調したり、I do.(私がやります)のように単独で使ったり、とても便利な動詞。しかもこういった言い方は会話の中でとてもよく使われています。簡単でしかも役に立つ動詞のdoの使い方をもう一度見直してみましょう。

doは強調に使える

I know it.は「知っている」ですが、I do know it.と言うと「もちろん知っている!」というように簡単に強調することができます。doで文を強調する方法と、三人称単数・過去形の文の変化を見ていきましょう。

doで強調、次の動詞は原形

I do recommend it.(絶対おススメです)

現在形で三人称単数以外の場合、前にdoの原形を入れて強調します。

It does sound good.(本当によさそうですね)

It sounds good.(よさそうですね)を強調するには、doをdoesにして、soundは原形にします。

OK, it did go well.(よし、うまくいったぞ)

It went well.(うまくいった)をdoで強調する場合、didを使ってgoは原形にします。

命令形で強調する

Do come and see us.(ぜひいらしてください)

Come and see us.だけで「いらしてください」という命令形ですが、冒頭にDoをつけると「ぜひ」と強調することができます。

Do be careful.(よく気をつけて)

be動詞の命令形はBe careful.(気をつけて)のようにbeから始めると習いましたが、Doをつけて強調することもできます。なお、be動詞の命令形の否定形は、Don’t be silly.(ばか言わないで)のように頭にDon’tをつけます。

doは代わりの動詞になる

Do you like ~?と聞かれてYes, I do.と答えるのは、つまりYes, I like.ということ。これと同じように、doを前に出てきた動詞の代わりに使い、「そうなんです」「そうします」と言うことができます。

「主語+do」だけで会話になる

A: Who gets calls?(電話を取るのは誰ですか?)

B: I do.(私がやります)

I get calls.(私が電話を取ります)をI do.と言い換えていることになります。

A: It works fine.(うまくいっていますね)

B: It does.(そうですね)

It works fine.と繰り返す代わりに、It does.とだけ言うことで会話が成り立ちます。

A: Mike and Jane were supposed to come.(マイクとジェーンが来ることになっていました)

B: Mike did, but Jane didn’t.(マイクは来ましたが、ジェーンは来ませんでした)

Mike came but Jane didn’t come.を、didやdidn’tだけで表現することができます。

doで驚きを示すあいづちを打つ

A: I like natto.(納豆が好きなんです)

B: Do you?(そうなんですか?)

相手に尋ねているわけではなく、「本当に?」と驚いているときに使います。

A: I know the Olympic gold medalist.(あのオリンピックの金メダリストと知り合いなんです)

B: You don’t!(まさか!)

あいづちをdon’tと否定にすると、「まさか!」「そんなことってあるんですか?」と強く驚いている感じが出せます。

A: I won the lottery!(宝くじ当たった!)

B: You didn’t!(まさか!)

相手が過去形で話したときは、doをdidn’tと過去形にします。It does ~のように三人称単数形のときは、It doesn’t.とします。

倒置の文でdoを前に出す

So do I.(私もそうです)のように、倒置の文でdoを使って「そうする/しない」と表現したり、意味を強調したりすることができます。

doを代わりの動詞にした倒置文

A: I agree on it.(賛成です)

B: So do I.(私もです)

I agree on it, too.と言う代わりに、doとso(そのように)を使い、Soを文頭に出して答えます。

A: I didn’t understand it.(わかりませんでした)

B: Neither did I.(私もです)

相手がdidn’tと過去の否定を使っている場合、否定のneitherと過去形のdidを使い、倒置の文で答えます。

倒置とdoで意味を強調

Never do I worry.(全然心配していません)

neverという副詞を否定として使い、強調のdoを主語の前に置いて倒置の文にします。

Not only did I meet her, I had a drink with her.(彼女に会っただけでなく、一緒に飲んだんです)

過去のことは、doをdidと過去形にして倒置し、その後の動詞meetは原形にします。

Little does he know about it.(彼はそのことをほとんど知りません)

littleが「ほとんど~ない」という副詞、doesが強調を表す倒置の文。does he know ~?という疑問文と間違えないように、要注意。

「do+名詞」だけで「~する」になる

doは基本的に「~する」という動詞なので、「do+名詞」と言うだけで「~する」と簡単に言い表すことができます。これなら「何の動詞を使えばいい?」と悩まずに済みますね。会話でよく使われるのは、例えば以下のような表現です。

Can you do the dishes?(お皿を洗ってもらえますか?)

do the dishesだけで「皿洗いをする」という意味になります。do the laundry(洗濯する)という言い方もあります。

I was doing the garden this morning.(今朝は庭の手入れをしていました)

do the gardenは「庭の手入れをする、庭仕事をする」という意味。

I wonder how she does her hair.(彼女はどうやって髪をセットしているんだろう)

do one’s hairで「髪をセットする、整える」。美容院で写真を見せながらCan you do my hair like this?(こんな風にしてもらえますか?)と言うこともできます。

動詞doの使いこなし方がわかったら

疑問の文と言えばDo you ~?とばかり思っていたかもしれませんが、英語圏の人たちは、Oh, do you?(ああ、そうなんですか?)と、会話の中で気軽にあいづちを打っています。こういったdoの使い方に慣れてしまえば、動詞選びに悩む必要がなくなり、会話がとてもラクになります。便利なdoを使いこなせるようになるには、レアジョブ英会話の無料体験レッスンで練習するのがおすすめです。

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