big mouthは「大きい口」じゃない!体の部分を使った英語表現

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日本語で「すぐそこにある」ことを「目と鼻の先」と言うように、英語でも「すぐ近く」をunder my noseと言ったりします。他にも、hand(手)やfinger(指)、足(foot)などを使った慣用句があり、うまく使いこなせるようになれば、なじみがある単語で多くのことが表現できるようになります。体の部分を使ったさまざまな表現を見ていきましょう。

頭や顔のパーツを使った英語フレーズ

目や口、耳はやはり、会話をするためのさまざまなフレーズで使われます。他にも、頭と顔の部分を使った表現を紹介します。

目(eye)

keep an eye on ~(~を見張る)

Keep an eye on your belongings.(所持品から目を離さないでください)

eye(目)を何かの上にkeep(保つ)ことで、「見張る」という意味になります。

口(mouth)

big mouth(おしゃべりな人)

Don’t tell John. He has such a big mouth.(ジョンには言わないで。すごいおしゃべりなんです)

「口が大きい」わけではなく、big mouthは「おしゃべりな人」ということ。

舌(tongue)

slip of the tongue(口がすべること)

Never mind. It was just a slip of the tongue.(気にしないで。口がすべっただけ)

日本語では「口がすべる」と言いますが、英語ではtongue(舌)がslip(すべること)と表現します。

くちびる(lip)

lips are sealed(口が堅い)

Don’t worry. My lips are sealed.(心配しないで。私は口が堅いんです)

日本語では「口が堅い」と言いますが、英語ではlips(くちびる)がsealed(封をしてある)と言うことで、「口が堅い、秘密を守れる」という意味を表します。

鼻(nose)

under my nose(目と鼻の先で)

It was stolen right under my nose.(すぐ目と鼻の先で盗まれたんです)

直訳すると「鼻の下で」ですが、「目と鼻の先で、すぐ目の前で」という意味です。

耳(ear)

all ears(しっかり聞いている、ぜひ聞きたい)

Tell me. I’m all ears.(教えて。しっかり聞いています)

「全身が耳」といった言い方で、「しっかり聞いている」「ぜひ聞きたい」といった意味です。日本語の「耳がダンボ」に近い表現。

頭(head)

have a head for ~(~に強い)

Ask her. She has a head for figures.(彼女に聞いて。数字に強いんです)

このheadは「頭脳、才能」といった意味で使われています。figureは「数字」。

A: It was stolen right under my nose. I should have kept an eye on it.
(目と鼻の先で盗まれたんです。ちゃんと見張ってればよかった)
B: OK. Tell me exactly how it happened. I’m all ears.
(わかりました。何が起こったか正確に話してください。しっかり聞きます)

手や足、指を使った英語フレーズ

英語には、手や足を使った慣用句もたくさんあります。knee(膝)やtoe(足の指)といった単語も、この機会に見直しておきましょう。

手(hand)

wash my hands(足を洗う、手を切る)

It if happens again, I’ll wash my hands of them.(またそれが起こったら、彼らとは手を切ります)

日本語では「足を洗う」ですが、英語ではwash my handsと表現し、「~から」と言うにはof ~を使います。

指(finger)

fingers crossed(幸運を祈って)

Please be safe. Fingers crossed.(気をつけてください。幸運を祈ってます)

fingers crossedとは、2本の指を十字架を作るようにクロスさせるしぐさのこと。これだけで「幸運を祈る」という意味になります。

親指(thumb)

all thumbs(不器用な)

I’m all thumbs with everything.(何をやっても不器用なんです)

「すべてが親指」で「不器用な」という意味。一方で、SNSの「いいね!」のマークを英語でthumbs upと呼ぶように、親指はいい意味にも使われます。

足(foot/feet)

get cold feet(怖気づく)

I always get cold feet before a job interview.(仕事の面接の前はいつも怖気づいてしまうんです)

「足が冷たくなる」、つまり「動けなくなる」ことから、「怖気づく、二の足を踏む」といった意味になります。

足の指(toe)

on your toes(待ち構えて)

They arrived. Be on your toes.(到着しました。準備万端でいてください)

on your toesは「爪先立ち」という意味にもなり、「いつでも動けるよう、爪先立ちで構えている」といったようなニュアンスです。

脚(leg)

break a leg(成功を祈る)

It’s your turn. Break a leg!(あなたの番です。成功を祈る!)

直訳すると「脚を折る」ですが、逆にいい意味で「がんばって」「うまく行きますように」と声をかけるときに使います。

膝(knee)

knee-deep(どっぷりつかって、首が回らない)

I’ve been knee-deep in this work for days.
(何日もこの仕事にどっぷりつかってます)

「膝の深さ」で、「膝までどっぷりつかって身動き取れない」という状況を表します。knee-deep in debt(借金で首が回らない)のようにも使われます。

A: I’m all thumbs with everything. I don’t think it works.
(何をやっても不器用なんです。うまく行かない気がする)
B: Don’t get cold feet. You can do it. Fingers crossed.
(怖気づかないで。できますよ。成功を祈っています)

体や体内の器官を使った英語フレーズ

首や皮膚のほか、心臓や胃を使った表現も、会話の中によく登場します。ぜひ覚えて実際に使ってみてください。

首(neck)

stick your neck out(リスクを取る)

In this case, you should not stick your neck out.(この件ではリスクを取るべきではありません)

「首を突き出す」で、「リスクを取る」という意味になります。「あえて危険を冒す」ということで、いい意味にも悪い意味にも取れます。

皮膚(skin)

get under my skin(イライラさせられる)

His words get under my skin.(彼の言うことにはイライラさせられる)

「皮膚の下に届く」で、「不快な」「イライラさせられる」という意味になります。

heart(心臓)

by heart(そらで、暗記して)

I can say it by heart.(そらで言えます)

覚えるときにheadやmindではなくheartを使います。learn it by heartと言ったら、「暗記する」ということ。

stomach(胃)

have no stomach for ~(~する気が出ない)

I have no stomach for the job.(その仕事はやる気が起きない)

stomachには「気分、好み」という意味もあり、have no stomach for ~は「~を食べたい気がしない」という意味であると同時に、「~する気が出ない」という意味にもなります。

A: Could you check the document for errors?
(書類のミスを確認してもらえますか?)
B: Again? I have no stomach for it. It really gets under my skin.
(またですか?やる気が出ませんね。本当にイライラさせられるんです)

体の部分を使った英語表現を実際に使ってみるには

ここで紹介した表現に使われているのは、ほとんど知っている単語ばかりだったのではないでしょうか。難しい単語を覚えなくても、すでに知っている単語を活用することで、日常生活の中でさまざまなことを表現できるようになります。そのためにはまず、自分で口に出して言ってみることが大切。

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