お金に関する英語表現を徹底解説!もう大きな桁の数え方にも迷わない!

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英語で大きな桁の数字を数えるとき、戸惑うことはありませんか?

戸惑いの理由のひとつは、日本語では一十百千と4桁ずつ単位が万や億に変わるのに対して、英語ではコンマで区切る3桁で単位が変わるからです。その他にも、「料金」に相当する英単語がprice, fee, costなどいくつもあり、ノンネイティブには違いが分かりにくいかもしれません。

そこで今回は、大きな桁の数字の数え方からビジネスで使えるフレーズまで、お金に関する英語表現を徹底的に解説します。

通貨の単位と数え方

ここでは海外の通貨の表示方法や大きな桁の数字、ドルの数え方を見ていきます。通貨とは「流通貨幣」の略で、国で定めたその国で流通するお金のこと。日本なら円で「¥」、アメリカならドルで「$」、イギリスならポンドで「£」で表します。

ドルの表示方法

1ドルは100セントとなるためセントは小数点を用い、小数点以下2桁まで表します。

ドル:dollar(s)
セント:cent(s)
$1 = 100¢

5ドル45セント : $5.45
38ドル60セント : $38.60
450ドル: $450.00

通常「ドル」といえば米ドルのことで、USDと表示することもあります。その他にも「ドル」を使う国がありますが、それぞれの表示方法も貨幣価値も異なるので注意しましょう。

カナダドル:CAD / オーストラリアドル:AUD / ニュージーランドドル:NZD / シンガポールドル:SGD / 香港ドル:HKD

桁の大きい数字とドルの数え方

数字を表現するとき、英語と日本語では単位の区切りが異なります。すでに述べたように、日本語では4桁ずつ、英語では3桁ずつ、コンマがつくところが変わるので注意が必要です。

桁の大きい数字の数え方

桁の大きい数字を数える際には、英語と日本語の単位の違いをよく理解することが重要です。以下の表で違いを確認しましょう。

では、具体的な数字の数え方を見ていきます。下記のように英語ではコンマごとに数え、最後の数字の前にandをつけることもあるので、併せて覚えておきましょう。

1,234 : one thousand two hundred (and) thirty-four
12,345 : twelve thousand three hundred forty-five
654,321 : six hundred fifty-four thousand three hundred twenty-one
7,654,123 : seven million six hundred fifty-four thousand one hundred twenty-three

最近ではソーシャルメディアのフォロワー数などで、数字とともにKやMがついているのを目にしますよね。Kはthousand (1,000)、Mはmillion(1,000,000)、Bはbillion(1,000,000,000)の略。お金や人数などの表示にはこれらが使われます。

35K : 35,000
35M : 35,000,000
35B : 35,000,000,000

1,000がthousand のTではなくKになるのは、Kが十進法を原則として国際的に作られた国際単位系(SI)の接頭語のひとつだから。Kはキロ(10の3乗 = 1,000)、Mはメガ(10の6乗 = 1,000,000)、Gはギガ(10の9乗 = 1,000,000,000)を表します。Mはmega(メガ)とmillionの両方を意味しますが、Gはコンピューターの容量などを示す単位で、MB(メガバイト)やGB(ギガバイト)のように使い、数字の10億(1,000,000,000)を表すときはbillionしか使えません。

参考:SIパンフレット

ドルの数え方

ドルは上記で示した通り、「$5.45」のように数字に$(ドル)をつけて表しますが、実際に金額をいうときにはネイティブは2桁ずつ区切って表現し、ドルを省略することもしばしば。例えば、いくらか値段を尋ねたときなど、「five fifty (5.50ドル)」のように答えます。注意しなければならないのは、以下のように金額の桁が異なるのに、表現が同じになることです。

5.50ドル : five dollars fifty cants ⇒ five fifty
550ドル : five hundred fifty dollars ⇒ five fifty

25.30ドル : twenty-five dollars thirty cents ⇒ twenty-five thirty
2,530ドル : two thousand five hundred thirty dollars ⇒ twenty-five thirty

2つの表現は同じでもたいてい何について話してるのかで単位は理解できますが、2桁ずつ表現することを知らないと大きな勘違いになってしまうこともあるので注意が必要です。きちんと確認したいときには、2桁ずつ区切らずに数字をすべていって確認した方がいいでしょう。

また、スラングで「dollar(ドル)」をbuck(バック)ということにも覚えておくと便利かもしれません。「10ドル」ならten bucks(テン・バックス)「100ドル」ならone hundred bucks(ワン・ハンドレッド・バックス)またはa hundred bucks(ア・ハンドレッド・バックス)となります。

「料金」に関する英語表現

一口に「料金」といっても、さまざまな料金がありますよね。それぞれの英単語を使い分けられるように、「料金」を表す英単語のニュアンスをつかみましょう。

商品の価格を表すprice

priceはものを売買する際の価格、値段を表します。

a sale price : 特価
a unit price : 単価
an affordable price : お手ごろ価格

It doesn’t have a price label on it, does it?
(値札がついていないよね?)

Tickets include the price of refreshments.
(チケットには軽食の価格が含まれています)

謝礼金や会費などを表すfee

feeは弁護士・医師・家庭教師のような専門職に対する謝礼や報酬、あるいは会費や入場料のような組織や施設に払う料金のこと。

a tuition fee : 授業料
a doctor’s fee : 診察料
a membership fee: 会費

The lawyer undertook the case without a fee.
(弁護士は無料で事件を引き受けた)

There’s an extra reservation fee of $20.
(予約金として別に20ドルかかる)

サービスへの対価を表すcharge

chargeは手間や労力などのサービスに対する料金のこと。日本語でも「チャージ料」や「テーブルチャージ」などというので、イメージしやすいですね。

a delivery charge : 配送料
a service charge : サービス料
a telephone charge : 通話料金

Breakfast is provided at no extra charge.
(朝食は追加料金なしで提供しています)

The hotel charges totaled $500.
(ホテル代は合計で500ドルだった)

一定の基準に基づく料金を表すrate

rateには「割合」や「率」という意味があることからも分かるように、一定の基準に基づく料金を表します。

The hotel has a special discount rate for newlyweds.
(ホテルには新婚夫婦のために特別割引料金がある)

The new phone rates will affect all consumers including businesses. 
(新しい電話料金は企業を含むすべての消費者に影響を及ぼすだろう)

a newlywed単数形で「新婚の人」、newlywedsと複数形で「新婚夫婦」という意味。

入会金や入場料を表すadmission

admissionは場所・団体・学校などに「入場」「入会」「入学」などを許されるという意味のほか、劇場や球場、動物園など「場所」に入る料金も意味します。以下のように、feeとともに使うこともありますが、単独で使うこともあります。

an admission fee : 入場料
admission free : 入場無料
admission to the zoo : 動物園の入場料

The admission is ten dollars a person.
(入場料は1人10ドルです)

How much do they charge for admission?
(入場料はいくらですか?)

この場合のchargeは動詞で「請求する」という意味。

乗り物の運賃を表すfare

fareは電車・バス・タクシー・船・飛行機などの乗り物に乗るときの運賃のこと。

a train fare : 電車賃
a bus fare : バス運賃
a domestic airfare : 国内航空運賃

A single fare is 150 dollars.
(片道150ドルです)

How much is the fare from Osaka to Tokyo?
(大阪から東京まで運賃はいくらですか?)

How muchの代わりにWhatを用いても構いません。

通行料を表すtoll

Tollは道路を利用したり橋を渡ったりするときの通行料のこと。高速道路などで見かけるETC(イーティーシー)もElectronic Toll Collection System(自動料金収受システム)の略でtollが使われています。

a toll road : 有料道路
a toll tunnel : 有料トンネル
a toll bridge : 有料の橋

Tolls are now collected electronically on most motorways.
(現在、通行料はほとんどの高速道路で電子的に徴収されている)

We have to pay a toll to cross the bridge.
(橋を渡るのに通行料を払わなければならない)

賃貸料を表すrent

rentは家や部屋などの家賃や部屋代、あるいは車・ボート・貸衣装など「もの」を借りるときの料金のこと。

free of rent : 賃貸料なしで
house rent : 家賃
house rent income : 家賃収入

He has been paying a high rent for the room.
(彼は高い部屋代を支払っている)

There is some rent in arrears.
(未納の家賃がある)

in arrearsは支払いや仕事などが「滞って」「遅れて」という意味。

授業料を表すtuition

tuitionは授業料や月謝のこと。その他に「授業」「指導」という意味もあり、teachingよりフォーマルな語です。

total annual tuition : 年間学費
high tuition : 高い授業料
college tuition : 大学の授業料

When should I pay my tuition?
(いつ授業料を払えばいいですか?)

He cannot afford to pay his tuition.
(彼は学費を払う余裕がない)

afford to do ~はお金・時間などに「~する余裕がある」「~しても困らない」という意味。

罰金を表すfine

I’m fineでよく知られるfineは形容詞ですが、名詞としてのfineには「罰金」という意味があります。つまり、法律に違反したときに払うお金のことです。また、動詞として使われると「罰金を科す」という意味になります。

a fine for speeding : スピード違反の罰金
a fine for tax evasion : 脱税の罰金
a fine for a traffic violation : 交通違反の罰金

Parking fines are very costly.
(駐車違反の罰金は高い)

Offenders may be liable to a heavy fine.
(違反者は重い罰金を科せられる可能性がある)

liableは法律上「~に服すべき」「法的責任がある」という意味。

すぐに使えるお金に関する英語表現

最後に、すぐに使えるお金に関する英語フレーズを「日常会話」と「ビジネスシーン」に分けて見ていきます。

お金に関する英単語

まず、お金に関する英単語を確認しましょう。

お金 : money
紙幣 : bill(s) (アメリカ)/ note(s) (イギリス)
現金 : cash
現金自動支払機 : a cash dispenser
現金自動預け支払機 : an automatic machine = ATM
釣り銭 : change
小銭 : (small) change / small money / coin(s)
収入 : an income
銀行口座 : a bank account
通帳 : a bankbook
電気代 : an electricity bill
ガス代 : a gas bill
水道代 : a water bill
手数料 : handling charge / service charge
送料 : postage / a shipping fee / a delivery cost
税金 : a tax / duties (a duty)
支払い : payment
分割払い : payment in installments
分割で払う : to pay in installments
一括払い : lump sum payment 
一括で払う : to pay in a lump / pay in full

Is there a duty-free shop in the departure lounge?
(出発ラウンジに免税店はありますか?)

Does the price include tax?
(税込み価格ですか?)

Would you like to pay in full or in installments?
(一括払いと分割払いのどちらになさいますか?)

日常会話ですぐに使える英語フレーズ

次に、日常会話でよく使うお金に関する英語フレーズを単語ごとに見ていきます。

家計簿

家計簿 : a household account book
家計簿をつける : to keep household accounts / to do household accounts

My wife has been keeping household account since we got married.
(結婚して以来、妻は家計簿をつけている)

I do all my household accounts on computer.
(私はすべての家計簿をコンピューターでつけている)

割り勘

割り勘にする : to split the cost / to split the bill / share the expenses

Let’s split the bill.
(割り勘にしましょう)

We’ll split the bill, so pay 3,000 yen each!
(割り勘にするから1人3,000円払って!)

「1人3,000円払って」はpay 3,000 yen per personと表現してもいいでしょう。

ごちそうする・おごる

ごちそうする・おごる : to treat someone to something / give someone something as a treat / will pay for it / will take care of it/ It’s my treat

I’ll treat you tonight!
(今夜は私がごちそうするよ!)

I’m going to treat my sister to lunch.
(妹に昼食をごちそうする)

単純に「I’ll buy your lunch. (昼ごはんをおごるよ)」と表現してもいいでしょう。

ちなみに、オーストラリアとニュージーランドでは、以下のようにshoutで表現します。

It’s my shout today! (今日はおごるよ!)

I’ll shout you next round. (次は私がおごるよ)

金欠

金欠 : I’m broke / I’m skint / I’m in the hole / I’m in debt
すっからかん : out of money / I’m flat broke

brokeとskintは全くお金がないで状態で、in the holeとin debtは借金をしてお金がない状態のこと。in debtはフォーマルな表現で、残り3つはカジュアルな表現です。

I get paid each Friday, and by Tuesday I’m always skint.
(毎週金曜日に給料をもらうが、火曜日にはいつも金欠だ)

I’m out of money right now. (今すっからかんなんだ)

I ran out of money. (金欠なんだ)

利息

利息 : interest
利息がつく : to bear / carry interest
無利子である : to carry no interest

This deposit bears 3 percent interest.
(この預金は3%の利子がつく)

Interest accrued from the money left in my savings account.
(口座に残っていたお金に利子がついた)

accrueは利益などが「生じる」、利子が「つく」という意味。

金遣いが荒い・倹約家

金遣いが荒い : to spend money lavishly / to spend money like water / to spend money wastefully
金遣いが荒い人 : a big spender
倹約家 : an economizer / a frugal person

Don’t spend money like water!
(湯水のようにお金を使わないで!)

She is an economizer. 
(彼女は倹約家だ)

lavishlyは「気前よく」「惜しげなく」、wastefullyは「ムダに」、frugalは「倹約な」「質素な」という意味。

ビジネスシーンですぐに使える英語フレーズ

次いで、ビジネスシーンでよく使う英語フレーズを単語ごとに見ていきます。

予算

「予算」を使った例文を確認して、さまざまな表現を使いこなしましょう。

予算 : a budget

The training budget had been trimmed by $10,000.
(トレーニング予算は1万ドル削減された)

We have to make an advertising budget as soon as possible.
(私たちは早急に宣伝予算を立てなければならない)

Our budget is limited.
(私たちの予算は限られている)

This project went over the budget.
(このプロジェクトは予算を超えた)

利益と損失

利益 : profit
損失 : loss
損益計算書 : a profit and loss statement

No great loss but some small profit.
(大きな損失はないが、わずかな利益がある)

We’ll divide the profit fifty-fifty.
(私たちは利益を折半する)

Investments showed a gross profit of 26 percent.
(投資は26%の総利益を示した)

How can we set up a profit and loss statement?
(損益計算書を作成するにはどうしたらいいですか?)

a profit and loss statementはたいてい「P&L」と略して使われます。また、profitに似た言葉にbenefitがありますが、profitは物質的・金銭上の利益のことで、benefitは人や社会に幸福をもたらす利益や恩恵のことです。

売上目標

売上目標 : a sales target / a sales goal
売上目標を達成する : to achieve a sales target

achieveの代わりに、hitやmeetを使ってもいいでしょう。

We need to set a specific sales target.
(私たちは具体的な売上目標を設定する必要がある)

We’re 50,000 Yen short of our sales target.
(私たちは売上目標に5万円足りない)

We couldn’t reach our summer sales goal.
(私たちは夏の売上目標を達成できなかった)

資金

資金 : fund(s)
運転資金 : working fund / revolving fund / reserve fund

Our boss asked him to collect the funds.
(上司は彼に資金を集めるよう依頼した)

We’re running short of funds.
(私たちは資金が不足しつつある)

We’ll need accurate costings before we can agree to fund the scheme.
(計画への資金提供に合意する前に、正確な原価計算が必要だ)

We raised $30,000 in crowdfunding, so we were able to develop a groundbreaking new project.
(クラウドファンディングで3万ドルの資金が集まったので、画期的な新商品が開発できた)

fundは動詞として使うと「資金を提供する」という意味。また、raiseの代わりにcollectを使うこともできます。

費用・経費

費用・経費 : a cost / an expense

「値段」や「価格」という意味を持つcostは、ビジネスシーンで「費用」「経費」という意味で使われます。動詞として使うと「~円(お金)かかる」という意味。

How much is the monthly cost of maintenance?
(毎月の維持費はいくらですか?)

The company seems to have reduced labor costs.
(この会社は人件費を削減したようだ)

How much does it cost to rent a track?
(トラックを借りるのにいくらかかりますか?)

「お金」に関する表現を使いこなせるようになりたいなら

大きな桁の数え方やお金に関する英語表現は幅広いため使いこなすのが大変かもしれませんが、日常的に使う表現が多いので、定型フレーズから少しずつ使ってみてくださいね!

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