「持続可能な」を意味するsustainable(サステナブル)が日本では「サステナ」と略されるようになり、環境問題や気候変動にまつわる英語表現を「サステナ英語」と呼ぶことがあります。リサイクル、節電、ごみの分別などにまつわるサステナ英語を覚え、持続可能な社会について、外国人と英語で話ができるようになりましょう。
サステナブルな暮らしを実践するための基本英語表現
save(節約する)やrecycle(リサイクルする)といった言葉を聞いたことがあっても、実際にどのように使われるのか、理解があいまいなままだったりしないでしょうか。この機会に、しっかり整理しておきましょう。sustainable(サステナブル)という言葉の由来もご紹介します。
そもそもsustainable(サステナブル)とは?
sustainable(サステナブル、持続可能な)という言葉は、動詞のsustain(支える、持続させる)から来ています。
sustain 【動詞】支える、持続させる
sustainable 【形容詞】サステナブルな、持続可能な
sustainability 【名詞】サステナビリティ、持続可能性
sustainableとsustainabilityは環境問題に関連して使われることが多いのですが、動詞のsustainはその他の例でもよく見かけます。
sustain the theory(理論を支える)
sustain the business(ビジネスを持続させる)
「節約する」「救う」のsave
save energy(エネルギーを節約する)
save electricity(節電する)、save water(節水する)など、resource(資源)について語るのに欠かせない動詞。「節電」のように名詞にするときは、electricity savingのように動名詞を使います。
save wildlife(野生生物を救う)
save the globe(地球を救う)、save the environment(環境を救う)のように、「救う」という意味でもよく登場します。
「再利用する」のrecycle
recycle old clothes(古着をリサイクルする)
recycleは「再利用する」という意味の動詞で、recycle the text(そのテキストを再利用する)のようにも使えます。
recycle paper(紙をリサイクルする)
recycled paper(再生紙)
paper recycling(紙のリサイクル)
「リサイクルする」ときはrecycle、「リサイクルされた」と言うときはrecycled、「~のリサイクル」と名詞にするときはrecyclingを使います。
「ムダ」「ムダにする」のwaste
waste of water(水のムダ使い)
waste bin(ごみ箱)
What a waste!(なんてもったいない!)
「ムダ(にすること)」または「ごみ」や「廃棄物」そのものを指すことがあります。
waste energy(エネルギーを浪費する)
「浪費する」「ムダにする」という動詞としても使われます。
覚えておくと便利なサステナ英語頻出表現
disposable(使い捨ての)、alternative(代替の)など、普段の会話で頻繁に使うというわけではないけれど、サステナブルな暮らしについて語るときによく耳にする単語があります。どのような意味があるのか押さえておきましょう。
再生・リサイクルに関連した英語
disposable 使い捨ての
stop using disposable plastic(使い捨てプラスチックの使用をやめる)
reusable(再利用可能な)
reusable shopping bag(再利用可能な買い物袋、エコバッグ)
renewable(再生可能な)
use renewable resources(再生可能資源を利用する)
alternative(代替の)
find alternative energy sources(代替エネルギー源を見つける)
conserve(保存する、大事にする)
conserve electricity(電気を大切に使う)
住みやすい社会を作るための英語
eradicate(撲滅する)
eradicate poverty(貧困を撲滅する)
well-being(幸福、健康)
protect our well-being(私たちの幸福を守る)
affordable(入手可能な)
affordable housing(入手可能な<適正価格の>住宅)
decent(きちんとした、まともな)
decent work(まともな仕事)
equality(平等)
gender equality(ジェンダー平等)
empower(力を持たせる、権利を与える)
empower women(女性の地位を向上させる)
外国人とサステナビリティについて話してみよう
サステナブルな暮らしや環境に配慮したオフィスを実現するためにできることを、こんなふうに外国人と英語で話してみることができます。
ごみを分別する
A: Should I separate the waste?(ごみは分別したほうがいいんですか?)
B: Yes. Put reusable plastic in this bin.(はい。再利用可能なプラスチックはこの箱に入れてください)
節電する
A: Can you turn off the light when you aren’t using the meeting room?(会議室を使っていないときは、電気を消してもらえますか?)
B: Oh, I see. We have to save electricity.(ああ、わかりました。節電しないといけませんね)
平等を実現する
A: We need to achieve gender equality in the workplace.(職場のジェンダー平等を達成しなければなりません)
B: Let’s talk about how to empower the female employees.(女性従業員の地位を向上させる方法を話し合いましょう)
サステナ英語を練習するには
初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人カウンセラーがあなたのためにアドバイスします。
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