お金や地位のためではなく、仕事に「やりがい」を求める人が増えています。でも、「やりがいがある」を英語で言おうとしても、どう表現すればいいか悩んでしまうのではないでしょうか。そこで、日本語の「やりがい」が持つさまざまな意味合いと、それを英語で表現する方法をご紹介します。仕事のやりがいについて、英語で話ができるようになりましょう。
「努力するかいがある」を英語で表現
「やりがいのある仕事」と言うとき、「やった分何かが得られる」「満足できる」「大変だけれどやってみたい」など、さまざまな状況が考えられ、英語ではそれぞれ表現の仕方が異なります。まずは、「時間やお金をかけたり、努力した分だけ見返りがある」という例を見ていきましょう。
「報われる」のrewarding
It was a rewarding job.
(やりがいのある仕事だった=報われる仕事だった)
rewardは「報酬」または「報いる」という意味で、rewardingと言うと「報われる、やったかいがあった」という感じが出ます。お金やお礼だけでなく、気持ちの面で報われる場合も含まれます。
「~する価値がある」のworth -ing
Those skills are worth learning.
(そのスキルは学びがいがありますよ=学ぶ価値がありますよ)
worth は「~の価値がある」で、worth doing itで「それをする価値がある」、またはworth itだけで「それだけの価値がある」という言い方になります。
「やる価値がある」のworthwhile
All the efforts are worthwhile.
(あらゆる努力にそのかいがあります=あらゆる努力に価値があります)
worthwhileとwhileをつけると、「時間やお金をかけたり、努力したりするだけの価値がある」という形容詞になります。
会話例:
A: I have to leave the company but it was a rewarding job. It gave me a lot of opportunities.
(会社を辞めなければなりませんが、やりがいのある仕事でした。多くの機会が得られました)
B: We did a lot of things together and it was worth it. We’ll never forget you, Joe.
(一緒にたくさんのことをして、やりがいがありました。あなたのことは忘れません、ジョー)
「充実、満足している」気分を英語で表す
「やりがいがある」というとき、「(自分自身が)うれしい、楽しい、満足できる」ということも多いと思います。「満足感が得られてやりがいがある」と言いたいときには、次のような表現を使ってみてください。
「充実した」のfulfilling
I’m looking for a fulfilling career.
(やりがいがあるキャリアを求めているんです=充実したキャリアを求めているんです)
fulfillは「満たす、充足させる」で、fulfillingと言うと「満足できる、充実した」という意味になります。
「満足感が得られる」のsatisfying
It was a very satisfying experience.
(とてもやりがいのある経験でした=とても満足感が得られる経験でした)
satisfyは「満足させる」で、satisfyingは「満足感が得られる」という意味。satisfying meal(満足感が得られる食事)、satisfying results(満足の行く結果)など、さまざまな場面で使えます。
「達成感」のsense of accomplishment
What gives you a great sense of accomplishment?
(どんなときに非常にやりがいを感じますか?=どんなときに非常に達成感を感じますか?)
accomplishは「達成する、成し遂げる」で、accomplishmentは「達成」、sense of accomplishmentで「達成感」となります。sense of achievementも同様に「達成感」という意味で使われます。
「励まされる」のencouraging
It’s encouraging to hear positive feedback.
(ポジティブなフィードバックを聞くとやりがいを感じます=ポジティブなフィードバックに励まされます)
encourageは「励ます、元気づける」で、encouragingで「励まされるような」、すなわち「やりがいを感じる」という意味で使うことができます。
会話例:
A: What gives you a great sense of accomplishment?
(どんなときに非常にやりがいを感じますか?)
B: When I help people and see their smiles. It‘s very satisfying.
(人の役に立って、その人たちの笑顔を見たときです。とても満足感が得られます)
「大変だけれど、あえてやってみたい」ときの英語
「やりがいがある」というとき、「大変そうだけれどやってみたい」「自分の力を試したい」ということもありますよね。そんな思いを表すのにピッタリな表現は、次のようになります。
「挑戦しがいがある」のchallenging
It’s a challenging position and that’s why I’ll take it.
(やりがいのあるポジションだから、やるんです=難しいポジションだからやります)
challengingは一般に「難しい、困難な」ということで、「その分、自分の能力や決意が試される」という意味合いがあります。そこで、日本語の「やりがいがある、挑戦しがいがある」という気持ちを表すのに使えます。
「大胆な」のbold
It seems like a bold approach, I like it.
(やりがいありそうなアプローチですね、気に入りました=大胆そうなアプローチですね、気に入りました)
boldは「大胆な、際立った」ということで、bold idea(大胆なアイデア)、bod move(思い切った行動)のように使われます。
会話例:
A: Do you want to change jobs?
(転職したいんですか?)
B: Yes, I need something more challenging.
(はい。何かもっとやりがいのあることが必要なんです)
A: That’s a bold idea but I’ll support you.
(思い切った考えですが、応援しますよ)
英語の勉強もchallenging(挑戦しがいがある、やりがいがある)なもののひとつ。大きなsense of accomplishment(達成感)も得られます。外国人との会話に挑戦して達成感を得たいと思ったら、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してください。
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