忙しい方や時間がない方にとって、英語の学習で重要なのが「いかにすきま時間をものにするか」ではないでしょうか。1日の生活の中でまとまった時間は取りにくくても、すきま時間を集めると結構なボリュームがあるものです。そこで今回は、すきま時間を使ってできる英語の学習方法を、スピーキングやリスニング、リーディングや単語力などのスキル別にご紹介したいと思います。
リスニング力を上げたい方のすきま時間英語学習法
すきま時間を使った英語学習でもっとも取り入れやすいものがリスニングです。イヤホンとスマートフォンなどの音源があれば始められます。英語を話せるようになるためには、まずはある程度聞き取れるようにならなければなりません。英会話を上達させたい方の場合は最初に取り組みたいスキルと言っても過言ではありませんよ。
「通勤通学中」のすきま時間にYouTube
まずは通勤通学時間を使ってみましょう。もしスマホを見ながら学習する余裕があるのであれば、YouTubeが優秀です。ご自身の興味のある分野を英語で検索して、海外のYouTuberのアカウントを見つけておきましょう。例えば車やDIY、ファッションやセレブリティなど、興味のある分野のYouTubeは必ず存在するはずです。それらを見ながら英語を聞くことで、楽しんで続けられるでしょう。
「歩いて移動中」のすきま時間に音楽鑑賞
歩いて移動する方は、「スマホを見ながら」というのが難しいと思います。そんな方へは、英語の音楽を聴くことをオススメします。好きな歌手を見つけて、すきま時間に英語学習とリラックスを両立させましょう。英語が聞き取れるようになると、歌詞も聞き取れるようになります。聞き流すのではなく、「歌詞を聞き取るように」集中して音楽を聴くようにしてくださいね。
スピーキング力を上げたい方のすきま時間英語学習法
スピーキングはとにかく声を出して練習あるのみです1日5分でもいいのですきま時間をみつけたら下記のような方法でトライしてみてください。
「お風呂」のすきま時間に英語日記
お風呂でお湯に浸かる時間。あの時間は英語学習にうってつけのすきま時間です。そして家族と暮らす方にとっては、「一人になれる」数少ない機会の一つでもありますよね。そんなお風呂では「独り言」のように今日あったことを発話し、日記にすることをオススメします。最初は短い文章で問題ありません。「今日何をしたのか」「どう思ったのか」「明日はどうしたいのか」など、3文章でいいので短い英文を作り、声に出してみましょう。文章を作って声に出すという作業は脳の英語筋を鍛えてくれ、スピーキング力を強化してくれますよ。
「家事をこなす間」のすきま時間に歌を歌う
掃除やお風呂洗い、茶碗洗いなど、家事をする時間は、手や足を忙しく動かしている事が多いと思います。しかしそんな時でもできることは「歌を歌う」こと。好きな英語の歌を決めて、歌詞をある程度覚えておき、それを大音量でかけながら自分も歌ってみましょう。歌なので家族に聞かれてもさほど恥ずかしくはありませんし、なにより自分が気持ちよく、ストレス発散にもなります。そして歌って覚えることで、その歌詞の中の単語も完璧に覚える上、日常会話のフレーズなどもまるごと入ってきます。筆者も歌から覚えた英語フレーズは沢山ありますよ。歌うことが好きな方はぜひやってみてくださいね。
「お昼休み」のすきま時間にオンライン英会話
お昼休みなど、30分ほどのスキマ時間が取れる方は、ぜひオンライン英会話を取り入れましょう。たった30分間が、最高のスピーキング学習に変わります。そして毎日続けることを1ヶ月継続するだけで、かならず今とは異なる成長した自分がいるはずです。
おすすめは、毎日決まった時間に予約を入れておくこと。例えば12:00-13:00が休み時間だとすると、毎日のルーティーンとして12:30からレッスンを予約しておきます。すきま時間でさえルーティーン化することで、スピーキング力は格段に変化するはずです。
単語力を上げたい方のすきま時間英語学習法
英語学習にとっての大きな壁の一つが単語力ではないでしょうか。英単語はまとまった時間で一気に覚えようとするより、すきま時間に一個ずつ小刻みに覚えた方が、印象に残りやすいという点もあります。そこで下記のようなすきま時間をつかって単語を覚えてみるのはいかがでしょうか。
「トイレ」のすきま時間で単語帳
トイレでふうっと一息つく時間に、3個だけ単語を覚えませんか?1日5回だけトイレに行くと考えても、1回3個覚えれば、1日15個もの新しい単語を覚えることができます。単語は何度も目にすることで記憶に定着しますので、トイレという何回も行く場所を通して、1冊の英単語を何度も何度も見るという事が可能になります。
覚える際、自宅であれば単語帳をトイレに置いておき、入るたびに声に出して単語を発話しながら覚えましょう。声に出すことで耳からも情報が入り、覚えやすくなります。
また、自宅のトイレなら単語帳の本を置いておくことができますが、職場や学校など外出先までは本を持ち歩けないという場合には、スマホのアプリ単語帳を使ってもいいでしょう。「mikan」や「ターゲットの友 英語アプリ」など、英単語系アプリも様々ですので、自分にあったものを探してみてくださいね。
「寝る前」のすきま時間に自分単語帳
最も記憶が定着しやすいのは、睡眠前の時間だということをご存知でしょうか。寝る前に覚えたものは、睡眠によって記憶に定着しやすいそうです。そこで寝る前はぜひ「自分単語帳」を作りましょう。
今日一日の中で、わからなかった単語や言いたくても言えなかったフレーズなどを思い出し、スマホで調べて、それを大学ノートなどに書き記しておきます。英語と日本語の意味をセットにしておきましょう。1日3個できればいいでしょう。かかる時間はだいたい5分程度。これだけで新しい単語フレーズが毎日どんどん増えていきますよ!
リーディング力を上げたい方のすきま時間英語学習法
資格試験を目指している方や、難しい単語を文章から覚えたい方などは、リーディングの時間を英語学習に取り入れたいことと思います。そんな方には下記の方法がおすすめですよ。
「デジタル時間」のすきま時間もリーディング
スマホやパソコンなど、デジタル機器を触る時間がかなり多い現代人。その時間を活用して、リーディング強化をしませんか?やり方はかんたんで、すべてのデジタル機器の言語設定を「日本語」から「English」に変更するだけです。こうすることで、デジタル機器の表記が英語になり、否が応でも英語を読むことになります。
また、同じデジタルの観点で「メールを英語でやりとりする」という方法もおすすめです。もし会社や学校に英語上級者がいれば、「英語でメールのやり取りしてくれる?」とお願いしてみましょう。筆者の元同僚も、そんな方法で英語になるべく触れるようにし、英語力を強化している人がいますよ。英語でメールを読むようになると、読む時間は格段にはやくなります。ぜひ挑戦してみてください。
「休憩中」のすきま時間にリーディングアプリ
会社やバイトの休憩中、ふとスマホを触る時間がある時はありませんか?そんな時、SNSを開くかわりに英語学習アプリでリーディングをすることをオススメします。
初心者さんは短めの記事が多い「ざっくり英語ニュース!Study Now」、中級者さん以上は「BBC Learning English」や「NHK WORLD-JAPAN」、「レシピーPOLYGLOTS」などのニュースアプリを利用するのも効果的です。
ただし、この学習方法の障害としては、英語学習アプリ以外の「SNSアプリ」や「ニュースアプリ」などが気になってしまい、英語学習のアプリを開く前に別のアプリに時間を取られてしまいがちだということです。そうならないように、他のアプリの通知をオフにしておきませんか?スマホを開いた際に通知がきているとどうしても気になって開いてしまいます。本気で英語学習をすきま時間に取り入れたい場合には、ぜひ設定を見直して、実践してみてくださいね。
すきま時間を活用した英語学習の方法がわかったら
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