自分への「いいね」が効果的？！英語のやる気をぐっと高めるモチベーションコントロール法

英語の勉強や資格の勉強をする際、みなさんが気をつけていることはなんですか？勉強法や教材の選定でしょうか。もちろんそれらもとても重要ですが、もしかするともっと大切なことが、「いかに自分のモチベーションをコントロールするか」なのかもしれません。今回は資格学習や英語学習のエンジンとなる「モチベーション」を「意識的に」維持する方法をご紹介しましょう。

「勝手に湧いてくる気ままなモチベーション」に頼らない！

英語の学習や資格の勉強は、一朝一夕にはいかないもの。毎日いかに継続して続けていくかが大切ですよね。そんな中、「自分のモチベーションを意識的にコントロールする」という視点を持って英語学習を取り組まれたことはありますか？

ついつい「どんな教材で勉強するか」や「どんな勉強法を取り入れるか」といった部分にばかり目が行きがちですが、どんなに素敵な教材や勉強法を取り入れても、モチベーションが低ければ、車でいうところのエンジンがかからず、動きません。動かなければ目的地（目標）に到達することもできませんよね。

英語学習の成功のためには、「勝手に湧いてくる気ままなモチベーション」に頼るのではなく、意識的にエンジンをかけ続け、高いモチベーションを意識的に維持する方法を取り入れることがとても大切です。

モチベーションを意識的に上げ続ける方法

では具体的にどうすれば自分のモチベーションを高く維持し続けられるのでしょうか。そのヒントをご紹介しましょう。

丸つけを頻繁に行う

英検やTOEICといった資格の勉強をしたり、文法の問題を解いたりする場合、「3ページやってから一気に丸つけ」ではなく、1ページずつ、頻繁に丸つけをすることが大切です。これは東大生や京大生が受験勉強でよく取り入れている技ですが、頻繁に問題を解いて、○をつけることで「よし！できた！」という気持ちが生まれ、モチベーションをあげてくれる効果があるのです。

また残念ながら○が少なく、間違いばかりの場合でも、3ページ分の間違い直しをすると「全くできていない・・・」と感じ、モチベーションは確実に下がってしまいます。しかし1ページ分だけ、少しずつ間違いを訂正していくことで、気持ちのダメージが少なくすみ、続けやすくなるのです。

かならず何時までやるのかを決める

土日で時間があるからといってダラダラと問題を解いたり英語の学習を行ったりするのはNGです。例えば朝の9時から始めたら、「10時半までにこれを終わらせて、その後は昼の12:00まで趣味のDIYをしよう」と細かくタイムスケジュールを決めてください。

自分で終わりの時間を決めるだけで、「終わりがまるでもう見えているように錯覚」し、やる気がアップします。さらにその後、好きなことをする「ご褒美時間」を設ければ最強です。筆者もDIYが趣味なので、その時間を楽しみに、仕事や勉強を日々頑張っていますよ。

自分を飽きさせないスケジュールを立て、チェックを入れる

英語学習といっても多岐に渡ります。ずっとTOEICの問題ばかり解いていると、人は必ず飽きますし、飽きることはモチベーションの低下に直結します。自分を飽きさせない工夫をすることが大切です。

まず、今日やることのリストをノートに書き出します。例えば

＜今日やること＞
嫌いな単語暗記 – 15分
好きなリスニング – 30分
トイレ休憩 – 5分
嫌いな読解 – 1時間
ご褒美のスイーツタイム – 20分

という具合です。同じ勉強ばかり続けてやるのではなく、好きな勉強と嫌いな勉強を交互にうまく織り交ぜてスケジュールを立てましょう。

さらに忘れたくないのが、一つ終わるごとに、チェックを入れるということです。

下記のような具合です。

＜今日やること＞
嫌いな単語暗記 – 15分　レ
好きなリスニング – 30分　レ
トイレ休憩 – 5分
嫌いな読解 – 1時間
ご褒美のスイーツタイム – 20分

このチェックがあなたの達成感を大いに刺激し、それがさらなるモチベーションを生んでくれます。

そしてもちろん、ご褒美時間を2−3時間に一度は取り入れて、体と気持ちをリフレッシュさせましょうね。

ノートの最初に必ず目標を書いておく

例えば年始などに今年の目標を決めても、その年も半ばになるとどんな目標を立てたかすら忘れてしまい、ただ毎日を惰性で過ごしてしまうことってありませんか？英語学習も同じで、目標を立てることがやる気を持続する一つのポイントではありますが、それを常に意識して毎日奮起することが大切です。

そこで英語学習を管理するノートを一冊作り、かならずノートの最初には目標を書いておきましょう。その目標が3ヶ月後の目標なのか1年後の目標なのかもしっかり記載し、勉強が始まる前に必ずそのページを見るようにしましょう。「思い続ければ叶う」ということと同じように、目標を確認し思い続けることで、モチベーションが維持され、達成に近づいていくのです。

ライバルを見つける

色々な場面において、密かにライバルを設定することはありませんか？スポーツならチームメイトや、学校の成績のライバル。大人であれば職場の同僚、企業であれば他社の売上など。ライバルを設定することで、通常では出せないような思いがけない力がでるものです。負けたくないという気持ちが大きなモチベーションに繋がります。

英語学習でもぜひライバルを見つけてみてください。学校や職場などで、同じ資格を目指している人やテストを受ける人を探し、勉強友達になってみてはいかがでしょうか。また、「Studyplus」などの英語学習管理アプリなら、他のユーザーの勉強時間をチェックすることもできますので、数名をライバルに設定してモチベーションを高めるのもいいでしょう。少し自分よりレベルの高い方を目標に「乗り越えてやる」という気持ちでライバル視するとより効果的ですよ。

勉強する場所や姿勢を変える

朝は勉強を頑張れるけれど、お昼ごはんを食べたらたいていそのままダラダラしてしまうということはありませんか？そんな時、環境を変えてあげることで勉強がはかどるという場合があります。例えば「今日は一日中英語の勉強をする！」と決めたら、「午前中の3時間は家で、その後昼食を食べたら、必ずカフェにでかけて16時まで勉強する」という風に１日のスケジュールを決めてみましょう。

１日のはじめに勉強する「場所」を決めておけば、「昼からはカフェに行ける」とわかっているので、お昼ごはんの後にダラダラすることがありません。ご飯を食べたらウキウキしながらカフェにでかけ、また心機一転、学習を再開することができます。

勉強できるカフェが周りにない方や、外にでかけにくい方は、家の中で場所を変えて勉強するのもおすすめです。「リビングで座って文法の勉強した後、昼食後は１時間、立ってカウンターで暗記の勉強、その後、自分の部屋のベッドの上でリラックスしながらリスニング」というように、自分の体にも刺激を与えつつ、環境を変えることで、モチベーションを維持することが可能です。

１日の最後にイイネ！をもらう

いまや、会ったことのない人とSNSでつながることができる時代になりました。そこでSNS上で勉強仲間を見つけ、今日やったことを報告し合いましょう。勉強仲間は「#英検勉強中」「#英語勉強中の人と繋がりたい」などのハッシュタグで検索し、フォローし合うことで簡単に見つかります。そして今日やった勉強や、思ったことを毎日アップしてみましょう。自分がやったことに対してフォロワーさんが「イイネ！」をくれることで嬉しくなり、明日も投稿をアップしたくなります。そして投稿をアップするために、明日も学習を継続することができるのです。せっかくのSNS時代ですので、モチベーションアップにもうまく活用していきたいですね。

「意識的にモチベーションをあげる方法」がわかったら