教科書の定番英語フレーズを「使える」英語にアレンジする方法

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How are you? と聞かれたら、答えはいつもFine, thank you. と答え、メールの締めくくりは決まってBest regards,と、定番化されていませんか?間違いではないので、もちろんそれでもOKですが、できればいつもとはちょっと違う英語フレーズを、あえて使うようにしてみましょう。表現の幅が広がり、自分の英語に自信が持てるようになります。ここでは、いつもの言い方をちょっと変えるだけの、使いやすいバリエーションをご紹介します。

英文メールの定型文から変えてみよう

英文メールには決まって使う定型表現があり、いつの間にかそれらを機械的に書くようになっていませんか?仕事上は問題ありませんが、英語力向上にはつながりません。いつもの表現をちょっと変えるだけで、「英文を作っている」という意識が生まれ、もっといろいろな英文を書いてみたい、という意欲につながります。例えば、以下のようなアレンジの仕方を参考にしてください。

メールの書き出し

定番:I hope this email finds you well.(お元気でお過ごしのことと思います)

アレンジ:I hope all is well with you.(お元気でお過ごしのことと思います)

this email finds ~は「このEメールで~がわかる」ということ。all is well with ~は「~にとって皆うまくいっている」というニュアンス。意味合いはほぼ同じですが、書き出しが変わると、書くほうも読むほうも、気分が変わります。

「お返事を楽しみにしています」と言う

定番:I look forward to your reply.(お返事を楽しみにしています)

アレンジ:I look forward to hearing from you.(ご連絡いただくのを楽しみにしています)

look forward to ~は「~を楽しみにする」。toの後は名詞/動名詞にします。hear from ~は「~から連絡をもらう」という意味で、会話でも使える便利な表現です。

英文メールの締めくくり

定番:Best regards,(よろしくお願いします)

アレンジ:Thank you and best regards,(ありがとうございます、よろしくお願いします)

普段よくやりとりをする相手に、毎回Best regards,だと少々機械的な感じがすると思ったら、頭にThank you and をつけてみましょう。いつもとちょっと違う言い方をしつつ、感謝の気持ちを伝えることができます。

会ったときのあいさつをもっと豊かに

How are you?(お元気ですか?)、Fine thank you.(元気です、ありがとう)は会話の決まり文句。でも毎回こればかりだと、心のこもった感じが出せません。無理せずいつもとちょっとだけ変えてみると、相手からも違う反応が返ってくるかもしれません。

「お元気ですか?」と言う

定番:How are you?(お元気ですか?)

アレンジ:How’s everything?(調子はどうですか?)

What’s up?やIs everything all right?など、「お元気ですか?」「調子はどうですか?」にはいろいろな言い方がありますが、普段と急に変えようとすると、とっさに言葉が出てこなかったりします。このようにHowで始めて少しだけ言い方を変えると、「いつもと違う言い方ができた!」と自分に自信が持てるようになります。

「元気です」と返事する

定番:Fine, thank you.(元気です、ありがとう)

アレンジ:I’m doing fine, thank you.(元気です、ありがとう)

Pretty good.やCouldn’t be better.など、「元気です」の言い方にもいろいろありますが、「どうしてもとっさにfineが浮かんでくる」という人は、doing fineを使ってみましょう。一度違う言い方ができるようになると、他の表現も試しやすくなるはずです。

別れ際のあいさつを工夫してみる

別れ際のあいさつの定番と言えばSee you.(また会いましょう)ですね。でも、いつしか「これしか使っていない」ということになっていませんか?少しだけ言い方を変えることで、印象を変えることができるかもしれません。

「また会いましょう」と言う

定番:See you.(また会いましょう)

アレンジ:See you soon.(近いうちにまたお会いしましょう)

定期的に会う相手、近いうちに会うことが決まっている相手などには、soon(すぐに、近いうちに)をつけてみましょう。「自分と会うことを楽しみにしてくれているのかな」と、なんとなく親近感を持ってもらえます。

「よい1日を」と伝える

定型:Have a nice day.(よい1日を)

アレンジ:Have a nice morning / afternoon / evening.(よい朝/午後/晩を)

Have a nice day.は夕方ごろまで使える便利な表現。「よい1日を」という意味ではありますが、実際には「さようなら」の代わりに機械的に使われています。でも、会う時間帯によってmorning / afternoon / eveningを使い分けると、ちょっとパーソナルな印象になり、相手もYou too. Have a nice morning / afternoon / evening.(あなたも。よい朝/午後/晩を)と返事をしてくれるかもしれません。

日常の定番表現を別の言い方で

「どうもありがとう」はThank you very much.、「どういたしまして」はYou’re welcome.と頭の中にインプットされていて、なかなか別の言い方が出てこないという人は多いかと思います。少しだけ違う言い方をすることで会話がより自然になり、相手と話がはずむようになるはずです。

「どうもありがとう」を工夫する

定番:Thank you very much.(どうもありがとう)

アレンジ:Thank you. It’s very kind of you.(親切にどうもありがとう)

感謝の気持ちを強調したいときに使えるIt’s very kind of you(あなたはとても親切ですね)。これをひとこと加えるだけで、だいぶ印象が変わってきます。

「どういたしまして」を変えてみる

定番:You’re welcome.(どういたしまして)

アレンジ:No problem.(どういたしまして)

No problem.は「問題ない、OKです」という表現ですが、「大丈夫です。気にしないで」と、「どういたしまして」の場面でも使えます。日本人にも言いやすく、You’re welcome.のバリエーションが欲しいと思ったら、まずこのNo problem.を試してみてください。

「コーヒーいかがですか?」と勧める

定番:Would you like to have some coffee?(コーヒーはいかがですか?)

アレンジ:How about some coffee?(コーヒーはいかがですか?)

Would you like to have ~?(~はいかがですか?)はどうも長いですね。これを言おうとするだけで緊張してしまいそう。そんなときは、How about ~?で大丈夫です。「~はどうでしょう?」と提案するのに使える、便利な言い方です。

「いいえ、結構です」を婉曲的に言う

定番:No, thank you.(いいえ、結構です)

アレンジ:No, I’m good.(いいえ、大丈夫です)

お茶を勧められたりして断るとき、No, thank you.だとどこかぶっきらぼうな感じ、と気になっていませんでしたか?ネイティブはよくI’m good.を使っています。日本語の「大丈夫(いりません)」と同じ意味です。

バリエーションをつけるとこんなふうに話せる

それでは定番表現を使ったときとアレンジ表現を使ったときで、会話がどのように変わるかを確認してみましょう。

定番表現の会話

A: How are you?(お元気ですか?)

B: Fine, thank you.(元気です、ありがとう)

A: Would you like to have some coffee?(コーヒーはいかがですか?)

B: No, thank you.(いいえ、結構です)

A: OK, please let me know if need anything.(では、何か必要なものがあれば言ってください)

B: Thank you very much.(どうもありがとう)

アレンジ表現の会話

A: How’s everything?(お元気ですか?)

B: I’m doing fine, thank you.(元気です、ありがとう)

A: How about some coffee?(コーヒーはいかがですか?)

B: No, I’m good.(いいえ、大丈夫です)

A: OK, please let me know if need anything.(では、何か必要なものがあれば言ってください)

B: Thank you. It’s very kind of you.(親切にどうもありがとう)

定番英語フレーズをアレンジできたら

定番表現のほうでも会話は成り立ちますが、どこか教科書通りという印象で、これが言えたとしても、自分自身あまり成長が感じられないかもしれません。例えばアレンジ表現のように話してみると、「生きた英語が話せた!」という実感がわき、英語学習がより楽しくなってくるはずです。

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