「猫舌」を英語で言うと?猫と犬を使った英会話表現

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「私、猫舌なんです」と言いたいとき、思わずI have a cat tongue.と言ってしまいそうですよね。でも、「猫舌」はcat tongueで通じるのでしょうか?他にも、「猫なで声」や「犬も食わない」など、猫と犬を比喩に使った言い方を、英語でどう表現するのか考えてみましょう。catとdogを使った、英語圏での慣用句もご紹介します。

「猫」を使った表現を英語にしよう

「猫」を使った言葉は、英語で表現しようとする場合、たいてい別の言い方にする必要があります。どんなふうに言い表せばいいのか、頭の体操のつもりでチャレンジしてみましょう。

「猫舌」を英語で

×cat tongue

My tongue burns from hot foods and drinks.(私の舌は熱い食べ物や飲み物に弱いんです)

burn from ~は「~で燃える、やけどする」。「~に弱い」を、このように表現することができます。

「猫っ毛」を英語で

×cat hair

fine fluffy hair

I have a problem with my hair, it’s too fine and fluffy.(猫っ毛で困っているんです)

fineには「細い、繊細な」という意味があり、fine fluffy hairは「細くてふわっとした毛」です。

「猫なで声」を英語で

×cat voice

soft coaxing voice

He spoke to me in a soft coaxing voice.(彼は猫なで声で話しかけてきました)

coaxは「おだてる、なだめる」で、soft coaxing voiceは「やさしくなだめるような声」ということ。

「猫背」を英語で

×cat back

arched back

I want to straighten my arched back.(猫背をまっすぐにしたいんです)

archedは「アーチを描いた、丸まった」。hunchback(ハンチバック)だと、病気等により背中が湾曲した状態を指します。

「猫を被る」を英語で

×wear a cat

pretend to be as harmless as a kitten

She pretended to be as harmless as a kitten.(彼女は子猫のように無邪気さを装っていました)

pretendは「~を装う、~のふりをする」。kitten(子猫)には「無害、無邪気」というイメージがあり、pretend to be as harmless as a kitten(子猫のように無邪気さを装う)を使って、「猫を被る」を表現できます。

「猫の手も借りたい」を英語で

×I want to borrow cat’s paws.

I’m busy as a bee.(ハチのように忙しい)

猫の「手足」はpawですが、あいにくborrow pawsとは言いません。英語で近い言い方はbusy as a bee(ハチのように忙しい)。work like a dog(犬のように働く=忙しく働く)とも言います。

「犬」を使った表現を英語にしよう

猫の場合と同様、犬を使った表現を英語でそのままdogで表現できるわけではありませんが、上手な言い方を使うと、似たようなニュアンスを表すことができます。

「犬も食わない」を英語で

×Dogs don’t eat it either.

No one should interfere.

No one should interfere in a couple’s fight.(夫婦げんかは犬も食わない)

interfereは「干渉する」で、no one should interfereは「誰も干渉すべきではない」ということ。このfightは「けんか」。

「犬猿の仲」を英語で

×fight like dogs and monkeys

fight like cats and dogs

The kids began to fight like cats and dogs.(子どもたちは大げんかを始めた)

犬とサルではなく、cats and dogs(猫と犬)で「大変なけんまくである」、「大騒ぎする」様子を表します。このfightは「けんかする」という動詞。

「犬も歩けば棒に当たる」を英語で

×Dogs bump into poles while walking.

If you are too forward, you are likely to meet with disaster.(前進しすぎると、災難に遭遇しやすい)

Dogs that trot about finds a bone.(歩き回る犬は幸運を見つける)

「犬も歩けば棒に当たる」は、「何かをしようとすると、災難/幸運にあう」という意味。bump into ~は「ぶち当たる」ですが、あいにくこの言い方は使いません。「災難」の場合はIf you are ~と説明する文、「幸運」だとDogs that ~ のことわざを使います。trot aboutは「歩き回る」、find a boneは「骨を見つける」、すなわち「いいことがある」。

「飼い犬に手をかまれる」を英語で

×My hands are bitten by my dog.

bite the hand that feeds you

He betrayed me. It’s like biting the hand that feeds you.(彼に裏切られた。飼い犬の手をかむようなものだ)

biteは「かむ」、be bittenで「かまれる」。feedは「養う」。英語では、「養ってくれる人をかむ」で「飼い犬の手をかむ」と表現します。

「負け犬の遠吠え」を英語で

×Lost dog howls.

Losers have bigger mouths.(負け犬ほどおしゃべりだ)

howlは「遠吠えをする」ですが、あいにくこの言い方では通じません。loserは「負けた人、負け犬」という意味で、have a big mouthは「大口をたたく」または「おしゃべり」。

catやdogが出てくる英語の慣用句

英語圏には英語圏の、catとdogの慣用句があります。代表的なものを見ていきましょう。

catを使った英語表現

It’s raining cats and dogs.(どしゃぶりだ)

猫や犬が大騒ぎしているかのように雨が降っていると言うことで、「どしゃぶり」を表現します。

A cat has nine lives.(猫は9つの命を持つ=しぶとい)

猫には何か怪しい力が備わっているイメージがあり、「9つの命を持つ」で「なかなか死なない」、「しぶとい」という意味を表します。

Curiosity killed a cat.(好奇心は身を滅ぼす)

猫は好奇心が強い、というイメージもあり、「curiosity(好奇心)は猫を殺した」、すなわち「好奇心は身を滅ぼす」という意味で使えます。

dogを使った英語表現

Don’t be a dog.(犬になるな=卑屈なまねをするな)

犬には「卑屈、負けてめそめそするやつ」というイメージがあるようで、Don’t be a dog, be a lion.(犬になるな、ライオンであれ=弱虫になるな、勇敢であれ)と言ったりします。

You’re barking up the wrong tree.(間違った木に向かってほえている=見当違いをしている)

barkは犬が「ほえる」こと。「間違った木にほえる」で、「見当違いをする」という意味になります。

You can’t teach an old dog new tricks.(年老いた犬に新しい芸を教えるのは難しい=古くからの習慣を変えるのは難しい)

trickは「技、芸」。人間に当てはめると、老人に限らず、昔ながらの習慣を守っている人に新しいことを覚えてもらうのは難しい、ということになります。

「猫」や「犬」の表現を使って会話してみよう

普段の会話の中で、ことわざのような表現が何気なく登場することがあります。例えば、以下のような例に注意してみてください。

友人と

A: It’s raining cats and dogs.(どしゃぶりだ)

B: I hate rain. It’s not good for my hair because it’s too fine and fluffy.(雨って大嫌い。髪によくないんです。猫っ毛だから)

ビジネスで

A: I thought Jim was on our side. It’s like biting the hand that feeds you.(ジムは味方だと思ってたのに。飼い犬に手をかまれるようなものだ)

B: We should keep our mouths shut. They say, losers have bigger mouths.(黙っていたほうがいいな。負け犬の遠吠えって言うからね)

「猫」や「犬」の表現が理解できたら

自分が話すときは、「猫舌」をうっかりcat tongueとしてしまわないよう、要注意。また、会話の中に思いがけずcatやdogが出てきたら、慣用句かも?と考えてみるといいでしょう。実際の会話の中で練習してみたいと思ったら、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してください。

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