Who knows?は疑問ではない?英会話で使える疑問文をマスター

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英語でWho knows?と言われたら、普通は「誰が知っているんですか?」だと思いますよね。でもこの表現は会話では、「わからない」「ひょっとしたら」という意味で使われているのです。このように、一見疑問文のように見えて、実は文字通りに質問しているわけではない表現が、英語の会話にはよく登場します。頻繁に出てくる表現を覚えておき、自分でも使いこなせるようになりましょう。

「誰?」だけではないWhoの使い方

Who(誰)は通常、Who did it?(誰がそれをやったのですか?)のように使われる疑問詞ですが、会話の中では「誰」という意味にならないことがあります。典型的なフレーズを覚えておきましょう。

Who knows?=わからない、ひょっとして

A: It’s snowing! I hope the train will be on time.
(雪だ! 電車が時間通りだといいけれど)
B: Who knows? It depends on the weather.
(わかりませんよ。天気次第ですね)

A: Can I win the lottery?
(宝くじ、当たるかな?)
B: Who knows? Let me know if you win.
(ひょっとするかも。当たったら教えて)

Who knows?は「誰が知っている?=誰も知らない」というニュアンスになり、「どうなるかわからない」、または「ひょっとして~かもしれない」という場面で使われます。

Who cares?=誰も気にしない

A: Do you think this suit is inappropriate for the party?
(このスーツはパーティーにふさわしくないと思いますか?)
B: Who cares? It’s not a formal party.
(誰も気にしませんよ。フォーマルなパーティーじゃないんです)

このcareは「気にする」という動詞で、Who cares?は「誰が気にする?=誰も気にしない」という意味になります。

Who can say?=誰にもわからない

A: Is she still angry?
(彼女まだ怒っているでしょうか?)
B: Who can say?
(誰にもわかりません)

Who can say?は「誰が言える?=誰にも言えない=誰にもわからない」という意味です。

Who knows?はNo one knows、Who cares?はNo one cares、Who can say?はNo one can say.と同様の意味ですが、Whoを使うと「いったい誰が~するというのだろう、誰も~しない」と強調する感じになります。

Whyは「なぜ?」だけではない

Whyは通常、「なぜ、どうして?」と理由を尋ねるときに使われますが、「どうして~しない?」という言い方が、「~しましょう」という意味になることがあります。

Why don’t you ~?=~しませんか?

A: Why don’t you join us?
(一緒にいかがですか?)
B: Sure. I will.
(ええ、そうします)

Why don’t you ~?は文字通りには「なぜ~しないのですか?」ですが、会話ではこのように「~しませんか?」と誘うときによく使われます。

Why don’t we ~?=~しましょう

A: Why don’t we have some coffee?
(コーヒーでも飲みませんか?)
B: Sounds great.
(いいですね)

Why don’t we ~?と主語をwe(私たち)にすると、「私たちはなぜ~しないのですか?」が「~しましょう」という意味になり、Let’s ~とほぼ同じ意味で使えます。

Why not?=もちろんいいです

A: If we use yellow, the ad will look better.
(黄色を使うと、広告がさらによく見えます)
B: Yeah, why not?
(ええ、もちろんいいですね)

Why not?は「なぜダメなの?」が「もちろんいいです」という意味になります。一方で、I don’t like yellow.(黄色は嫌いなんです)Why not?(どうしてダメなんですか?)という文字通りの意味になることもあるので、注意が必要です。

Why=わあ

A: Here’s a birthday present for you.
(あなたへの誕生日プレゼントです)
B: Why, thank you.
(わあ、ありがとう)

Whyを疑問詞以外の意味で使う例。「わあ、へえ」と驚いたときに使います。

Howの「どのように」以外の使い方

Howと言えば「どのように」と尋ねるための疑問詞として覚えていると思いますが、「どうしてそんなことが」と強調するための表現を作ることができます。会話でよく使われる例を見ていきましょう。

How come?=どうして?

A: Sorry, I have to say no.
(ごめんなさい、お断りしないと)
B: How come?
(どうして?)

How come?は「どのようにしてそうなるのか」から「なぜ?」と理由を尋ねる言い方になり、くだけた会話で使われます。意味としてはWhy?と同じ。How come you say so?(どうしてそんなことを言うの?)と、後に主語+動詞を続けることもできます。

How is that possible?=そんなのあり得ない

A: The project was postponed.
(プロジェクトは延期になりました)
B: Oh, no. How is that possible?
(ええっ。そんなのあり得ない)

How is that possible?は「どのようしてそれが可能なのか?」ということで、実際に可能にする方法を尋ねていることもあれば、このように「そんなのあり得ない」と怒ったり驚いたりする気持ちを表すこともあります。

How can you not know?=知らないなんてことがあるの?

A: I had no idea about the failure.
(不具合のことはまるで知りませんでした)
B: How can you not know?
(知らないなんてことがあるんですか?)

How can you know?だと「どのようにしてわかるのか?」ですが、そこに否定のnotを入れると、「どのようにして知らないのか?=知らないなんてことがあるのか=知らないはずががない」と責める言い方になります。

会話で使われるWhatのフレーズ

What?は1語で「何?」と聞ける便利な単語。ほかにも、会話をスムーズに進めるためのさまざまな言い方があります。次のような表現を使いこなせるようになっておきましょう。

So what?=それで?

A: I failed the exam.
(試験に失敗したんです)
B: So what? You’ll get another chance!
(それで?またチャンスがありますよ!)

So what?は「だから何?」「それで何なの?」という意味になり、「気にすることはない」と励ましたり、「そんなのたいしたことはない」と突き放したり、さまざまな場面で使うことができます。

Or what?=それとも?

A: I think I can take it but …
(それでいいと思いますけれど…)
B: Or what?
(それとも?)

Or what?は「それとも何ですか?」ということで、「他に何か?」「言いたいことがあるんですか?」と問い詰めている感じになります。Will you do it or what?のように文の最後につけて、「やるの?それとも?」と強調することもできます。

What do you say to ~?⇒~はどうですか?

A: What do you say to having lunch together?
(一緒にランチはどうですか?)
B: Great!
(いいですね!)

What do you say to ~?は文字通りには「~に対してどう言いますか?」ですが、会話ではよく、やや遠回しに「~はどうですか?」と誘うときに使われます。toの後が名詞または動名詞になるところがポイントです。

疑問文を会話の中で使いこなすには

「Who=誰」「Why=なぜ」とだけ覚えていると、会話の中で思いがけない勘違いをすることになりかねません。大切なのは、前後の状況を把握することです。単語の文字通りの意味で解釈するのではなく、会話の流れの中で、Who knows?と言われたら「そうか、誰にもわからないよね」、Why not?と答えが返ってきたら「OKということ?」と、とっさに判断できるようになりましょう。

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