どこでも手軽に英語を学べるアプリ。日本にも数多くの英語学習アプリがあり、普段の学習に取り入れている方も多いでしょう。ゲーム感覚で自然と単語や文法が学べることが魅力ですが、自然な英語という面で物足りなかったり、日本語が邪魔になることがあるのも事実です。
英語的感覚を身につけたい人は、やはり日本語に訳されていない、英語だけのアプリがおすすめです。海外にも英語学習者向けのアプリが数多くありますので、今回はその中から日本でも利用できる人気アプリを6つピックアップしてご紹介します。
なお一部のアプリはローカライズされており、ダウンロード時に表示言語が日本語になる場合がありますので、アプリ内の設定から使用言語を英語に変更できるかどうか試してみてください。
Drops（初心者向け多言語総合学習)
世界中に4000万人以上のユーザーがおり、年間優秀アプリにも選ばれた語学総合学習アプリです。英語はイギリス英語とアメリカ英語から選べるほか、なんと50ヶ国語が学べます。中には、アイヌ語、マオリ語、ヨガのためのサンスクリット語、ガリシア語といった普通のアプリにはない珍しい言語も。
アプリの使い方は簡単で、言語と自分のレベル、目的、毎日学べる時間数（5分、10分、15分以上の選択肢）と時間、興味ある分野（多数選択可能）、年齢を順番に選んでいきます。有料のフリートライアル案内がありますが、これは「1 week free trial」をクリックしてから、次のページの説明でx印をクリックすればトライアルをスキップして、無料で利用ができます。ただ無料版は本当に初歩の初歩から始まるので、目的とレベルに合った学習をしたいのであれば、1週間有料トライアルを試して、もし気に入らなければ解約する方がいいかもしれません。
Johnny Grammar Word Challenge（単語文法力テスト）
ブリティッシュ・カウンシルは無料・有料で使えるアプリをたくさん出していますが、これもその一つ。有料版もありますが、基本的には無料で使用可能です。登録・ログインするとランキングを表示するスコアボードに参加できますが、ゲストユーザーとして登録なしでの利用もできます。「学ぶ」というものではなく、「自分の知識をテストする」アプリです。
Grammar（文法）・Words（語彙）・Spelling（スペル）の3つのカテゴリーを選択したら、次に3つのレベルEasy（簡単）Medium（普通）Hard（難しい）を選びます。1分間のタイムトライアルで問題を次々と解いていく形式です。ゲーム感覚でできるので、通勤通学時間やすきま時間を利用した学習にピッタリです。テストはやりっぱなしにせず、間違えた問題は正答を確認しましょう。確認することで知識の不備を埋めていったり、文法ならどの部分を重点的に復習すべきかがわかります。
Speaking English Practice（初級日常・ビジネス会話）
英会話練習用ができる無料アプリです。選べるカテゴリーはBeginner Conversations（初級会話）とBusiness Conversations（ビジネス英会話）の2つ。初級会話には、Chat-Small Talk（ちょっとした会話）、Complains & Feelings & Opinions（文句・感情・意見）、Daily Life（日常生活）など10のカテゴリー、さらにその中に場面に応じた会話があります。
まず二人の会話を聞いて、内容に関する質問に答え、さらにロールプレイをするという作りになっていて、ロールプレイは自分の声を録音・聞き直しも可能です。会話の内容については特に解説はありません。気になった文や単語を自分でメモして覚えておいたり、似たような場面で応用がきくように、会話を覚えるまで練習を繰り返したりと工夫して使いましょう。
Knudge.me（英語力判定と学習）
英語と数学が学べるアプリです。ログインしたあと、最初にチャット形式で現在の職業、学びたい分野（英語、数学、文法）と目的を選びます。その後の画面で学びたいコースを選んで学習を進めます。初級から上級まであらゆるレベルの人を対象としています。
コースには文法事項あれこれ、方角、ことわざ、メールの書き方、ビジネス語彙などさまざまなものがあり、それぞれのコース終了までの目安時間も表示されています。上級者はアメリカの大学院入試に必要な試験であるGREの語彙コースで学んでみましょう。数学を英語で学ぶというのもいいかもしれません。
lingbe（ネイティブとの会話）
毎日無料で10ユニットのエネルギーポイントがもらえます。電話をかける、グループ会話に参加する、フォーラムで質問するなどのアクションには、このポイントが必要となります。一対一で会話をする以外に人気なのはグループでの会話練習です。
Lingbe Roomsと呼ばれるユーザーによるグループ会話は、ホーム画面で開催中のものを見ることができます。慣れてきたら自分で作るのもいいでしょう。どんな感じか様子を見るために、発言はせず聞くだけのオプションも選べます。Tutor Roomは開催時間があらかじめ記載されており、ネイティブスピーカーがフリーカンバセーション、イディオム、初級会話などのテーマを設定して、教えたり発言を促したりしながら進める形式です。
参加者の数は、Lingbe Roomsは数人、Tutor Roomは数十人から200名。普段一対一の英会話レッスンを受けている人の中には、講師とは気軽に話せてもたくさんの人との会話には積極的になれない人もいるのではないでしょうか。このアプリで複数人での会話に参加する練習をしてみましょう。
ELSA Speak (発音)
英語の発音矯正に非常に効果的なアプリです。ログインしてからホーム画面で学習したい内容を選びます。無料でできるのは、Improve Pronunciation（発音改善）、Study By Topic（トピック別学習）の2つ。トピックはBasic（基礎）、Holidays（ホリデー）、Small Talk（スモールトーク）、Everyday English（日常会話）、Using Informal English（カジュアル英語）、 Influencers（インフルエンサー）などの13の大きなカテゴリーが用意されており、さらに細かくトピックがあります。
Improve Pronunciationの細かいフィードバックやStudy By Topicの小カテゴリー内の最初の2つのレッスンより先のレッスン、及びPractice Daily Lesson（アプリから自動的に計画された毎日の学習）は有料版にアップグレードする必要があります。発音改善に注力したい場合には、有料版を利用してもいいかもしれませんね。有料版は7日間のフリートライアルがあるので、無料版で気に入った場合は、トライアルを利用してみましょう。
海外で人気の英語学習アプリがわかったら
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