「道路」「通り」を表すのに英語では通常streetやroadが使われますが、一方でavenue、boulevard、alleyといった、さまざまな「道」を表す表現があります。これらはどのように使い分ければいいのか、単語が持つイメージと、実際の使用例から見ていきましょう。「歩行者天国」「参道」など、外国人に教えてあげたい日本の「通り」の説明の仕方もご紹介します。
「道路」を表す基本の英単語
「道路」「通り」について話すときには、普段streetやroadを使っていると思います。これらの単語が持つ意味と、「道」以外のものも表す便利なwayの使い方を押さえておきましょう。
streetは「通り」
It’s across the street.(それは通りの向こう側にあります)
Let’s hit the streets.(通りに繰り出そう)
streetは、街中にある「通り」を指し、単に「道路」というだけでなく、何らかの都会的な活動があるというイメージを持っています。
roadは「道路」「道のり」
The road is under construction.(道路は工事中です)
We’re on the road to victory.(私たちは勝利への道のりにいます)
roadは物体としての「道路」のイメージが強いのですが、road to ~(~への道のり)と、「道のり、道筋」という意味で使われることもあります。
wayは「方向」「方法」
Can you tell me the way to the train station?(駅への道を教えてもらえますか?)
This way, please.(こちらへどうぞ)
There’s no way to fix it.(それをなんとかする方法はありません)
wayは「道路」を指すこともあるのですが、「通るところ」「方向」といった意味で使われることが多く、何かの「方法、手段」を表すこともあります。
他にも「道路」を表す英語はたくさん
ニューヨークのFifth Avenue(五番街)、サンフランシスコのSunset Boulevard(サンセット大通り)など、avenueやboulevardは、道路の名前によく使われています。これらもstreetやroadの一種なのですが、こう呼ぶことによってどのようなイメージを出そうとしているのか、考えてみましょう。
avenueは「街路樹が並ぶ通り」
The avenue is beautiful with autumn leaves.(その道は紅葉で美しい)
avenueは両側に街路樹または高い建物がある広い通りを意味します。田園地帯にある道でも、両側に木が並んでいると、avenueと呼ぶことがあります。
boulevardは「大通り」
The parade goes through the boulevard.(パレードは大通りを進みます)
boulevardも両脇に街路樹がある通りというイメージですが、avenueよりも広い、街中の大通りを指します。median(中央分離帯)が作られていることもあります。
driveは「車道」
You can park the car on the drive.(車道に駐車していいですよ)
I’m looking forward to shopping on Rodeo Drive.(ロデオドライブでの買い物を楽しみにしています)
driveは、家の入口につながる「車道」を意味するほか、ロサンゼルスのRodeo Drive(ロデオドライブ)のように、通りの名前によく使われています。
alleyは「路地」
I was lost in the maze of alleys.(路地の迷路の中で迷子になりました)
alleyは両脇をビルにはさまれた狭い通りで、日本語で言うと「路地」に近いと言えます。
laneは「狭い道」
Be careful, these lanes are dark at night.(気をつけて、この道は夜は暗いんです)
laneも狭い通りで、街中では「横丁、小路」といったイメージですが、田園地帯の狭い通りを指すこともあります。なお、車の「車線(レーン)」を表すこともあるので注意してください。
「道路」に関連する英語表現
道を歩いていて「あ、行き止まりだ」なんていうこともありますよね。では、「行き止まり」を英語で言うと?「歩行者天国」など、日本ならではの言い方を英語にする方法も覚えておきましょう。
「行き止まり」を表す英語
It’s a dead end. We have to turn around.(行き止まりだ。引き返さないと)
dead endは「行き止まり」で、「行き詰まった」というときにも使えます。
「交差点」を表す英語
Get across the intersection.(交差点を渡ってください)
intersectionは「交差点」。crossingと言うこともあり、東京・渋谷の駅前の交差点は、Shibuya Crossingと呼ばれる観光名所になっています。
「横断歩道」を表す英語
The traffic light on the crosswalk turned red.(横断歩道の信号が赤になりました)
traffic lightは「信号」、crosswalkは「横断歩道」。「横断歩道」はcrossingと呼ばれることもあります。
「歩行者天国」を表す英語
On Sundays the street is for pedestrians only.(日曜日、通りは歩行者天国になります)
paradise(天国)という語を使う発想は英語にはなく、for pedestrians only(歩行者専用)、またはcar-free zone(車が入れない地区)と表現します。
「参道」を表す英語
So many shops are lined up along the approach to the shrine.(神社の参道にたくさんの店が並んでいます)
このapproachは「~へ近づく道」ということ。pathway(通り道)が使われることもあります。
「幹線道路」を表す英語
During the Edo Period, the five highways connected the country.(江戸時代には、五街道が国を結んでいました)
highwayは「幹線道路」。「高速道路」には通常expresswayやfreewayが使われます。
「道路」について英語で話してみよう
これらの表現を使うと、例えば次のような会話をすることができます。
A: Which way should we go?(どの道<方向>に行けばいいでしょうか?)
B: Let’s take a big street. We might get lost in the alleys.(大きな通りを行きましょう。路地では迷うかもしれません)
A: Ome Highway is easy to follow.(青梅街道が行きやすいですね)
道案内をマスターしたいと思ったら、下記の記事もチェックしてみましょう。
参考:外国人観光客への道案内でもう困らない!一生使える『道の尋ねられ方・教え方』必須表現
「道路」についての英語が理解できたら
初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人カウンセラーがあなたのためにアドバイスします。
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