同僚にネイティブがいたり外資系に勤める人の中には、いつも会議や話し合いでネイティブとのディスカッションに飲み込まれて自分の意見が通らないと困っている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな悩みを解消する、ネイティブとのディスカッションスキルを磨くためのオンライン英会話術をご紹介したいと思います。
ネイティブとのディスカッションがつらい訳
ネイティブのいる会議に出た時、ネイティブの意見が話題の中心になったり、ネイティブばかりが話して、自分の意見が通らなかったという事はありませんか?これは、日本人とネイティブのディスカッションスタイルがそもそも異なることが原因かもしれません。
日本人の会議スタイル
日本は昔から以心伝心を美徳としてきたこともあり、思ったことを100%言うのを良しとしない傾向にあります。反対だと思っても、その理由を細かく伝えなかったり、考えをあやふやにすることも。言わなくてもわかってほしいと期待し、実際に言葉にせずに相手に考えを伝えようとするのが、多くの日本人同士のコミュニケーションです。
また、対立をあからさまにせず、反対意見を会議の場でズバリ言わない傾向にもあります。半数以上がAという意見に賛成であれば、たとえ自分はBの意見を持っていたとしても、右向け右でAの意見に流されるという人も多いのではないでしょうか。その場の空気に波風を立てず、空気を読んで強調することが大事という気持ちが日本人には根付いていると言えます。
欧米はロジカルでクリティカル
一方英語圏のネイティブである欧米では、小さいころからロジカル・シンキング(論理的思考力)やクリティカル・シンキング(批判的思考力)を植え付けられて育ちます。
例えば小学校の授業中には常に自分の意見を求められ、それを発表する際には「Because(なぜなら)」という言葉で理由を説明し、聞いている人を納得させる必要があります。
また小学校低学年の成績表には「批判的な思考力」である「クリティカル・シンキング」の項目があり、どんな小さなことでも「本当にそうなのか?」と客観的に問題を捉える練習がなされているそうです。
そんな環境で育ったネイティブたちですから、会議でもおかしいと思ったことはすぐに発言しますし、反論を即座に述べていきます。そのスピードや雰囲気について行けない日本人は、つい黙ったままになり、結局発言をほとんどせず、ネイティブの思うままに進んでしまうことになるのです。
ネイティブとのディスカッションはオンライン英会話で鍛えられる
もともとの性格や育った環境が違うため、どうしてもネイティブとのディスカッションは不利になりがちな日本人ですが、そんな状況から脱却するために、オンライン英会話でディスカッション力を鍛える方法があります。特にロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングを身に着けながら、オンライン英会話を活用する方法を次にご紹介しましょう。
まずはディカッション用の教材を見てみよう
レアジョブ英会話ではニュースをもとにしたディカッション教材を2種類用意しています。実際の出来事に基づいたトピックなので、時事に触れながら多様な視点を学ぶことができ、豊富な語彙、表現、生きた英語を身につけることができます。
初中級から取り組めるニュース記事をベースにしたディスカッション教材です。
音声や単語のフレーズ解説が充実しているので、勉強しながら無理なくディスカッションが始められます。
参考:英語力が向上すると話題の英字ニュースWeekly News Articleが無料なのにこんなに使える!
こちらもニュース記事を用いたディスカッション教材ですが、Weekly News Articleより難易度の高いテーマを扱います。予習用のSelf Study教材も用意されているので、事前にテーマについてより深く理解しておけば、レッスン本番では自分の意見や根拠を述べるのが楽になるでしょう。
参考:デイリーニュースアーティクル:Self Studyの進め方
この他にもビジネス英会話コース受講者限定のビジネストピックに関するディカッション教材が用意されています。詳しくは公式サイトの「ディスカッション教材一覧」をご確認ください。
I don’t think so, becauseで始める
オンライン英会話では、よく「What do you think?(あなたはどう思う?)」というような質問を講師から聞かれることがあります。特にレアジョブの教材では、ディスカッション教材だけではなく、日常英会話やビジネス英会話の教材でも、自分の意見を言うコーナーが必ずあります。
そんな時、「What do you think?(あなたはどう思う?)」に対して「自分もそう思う」で終わらせてしまうと、ディスカッション力は伸びません。ここであえて、ディスカッション能力を鍛えるために、必ず反論から初めてください。具体的には「I don’t think so because(私はそうは思わない、なぜなら)」で始める癖をつけるのです。
「必ず反論で始める」ことの利点
かならず反論で始めることで、理由や原因を述べる「論理的思考力(ロジカルシンキング)」の力が身につきます。なぜそう言えるのか、その理由を述べなければなりませんから、原因や理由をしっかり相手に伝える癖がつきます。何度もそれを繰り返すことで、説得力のある説明の仕方を自然と学ぶことができるのです。
また、あえて反論することで、物事を批判的視点で客観的に捉える「クリティカル・シンキング」の力も育ちます。例えば「日本は安全な国だ」というテーマに対して、本心では「まあ安全だ」と思っていても、「I don’t think so because」とまず言ってしまいます。そうすることで、「なぜ日本は100%安全とは言えないのか」という理由を探し出す、「批判的視点」が育ちます。こうした批判的視点は、今後仕事で何かを進める際の「リスクマネジメント力」を鍛える力にもなります。
反論の始め方
反論は「I don’t think so because」以外にも下記のような言葉で始めることができます。
I disagree because(私はそうは思いません、なぜなら)
「disagree」は「agree(賛成する)」の反語で「反対する」の意味。これは、ある意見に対して「そうは思わない」とまず結論を述べるための言葉です。まず結論から述べることで、あなたの立ち位置がわかりやすくなります。また、理由から述べる事が多い日本語に比べて、より英語らしいコミュニケーションが可能になります。
I mostly agree with that but…(ほぼ同意見ですが、しかし…)
「ほとんどそう思うけど、それでも100%同意見ではない」と言って、反論を始める際に便利な表現です。実際のネイティブとの会話では、相手を思いやりながら反論することも大切ですので、こうした相手を気遣うフレーズも覚えておくといいでしょう。
議論をなるべく長引かせる
オンライン英会話で反論を始めたら、なるべく長く自分が話し、議論を長引かせるように意識しましょう。日本人は空気を読みますので、「もうすぐレッスンも後半だからサクッとこの話は終わらせて教材をしっかり終わらせたほうがいいよね」などと遠慮してしまったりします。
しかし実際の会議では、相手をしっかり説得し、納得させる必要があります。そこでは具体的な理由や、その数も大切になってきます。相手に遠慮をしていては、あなたの意見が軽い印象しか受け付けられません。議論を始めたら、なるべく多くの理由と反論材料を挙げて、「どれだけ長く自分が議論できるか」という点も視野に入れながらディスカッションをしましょう。もちろん長ければいいわけではないのですが、「自分がしっかり会議で主張をする」ということに慣れていない日本人にとっては、そういった場馴れも大切なのです。
講師は議論を楽しんでくれるので心配いりませんし、あなたが沢山話せば話すほど、英語の練習にもなるので、喜んでくれるはずですよ。
オンライン英会話でディスカッションスキルを磨く方法がわかったら
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初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人カウンセラーがあなたのためにアドバイスします。
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