英語のネイティブスピーカーは、日常会話でイディオムを頻繁に使います。これらの表現を知らないと、言葉の意味を誤解したり会話についていけなかったりすることも。逆に、イディオムを覚えれば表現力が豊かになり、より自然な英語を話せるようになります。
本記事では、ネイティブが日常的に使うイディオムを厳選し、実践的な使い方をご紹介します。日常会話や仕事で役立つ表現を身につけて、英語コミュニケーションのレベルを一段階アップさせましょう!
ネイティブが会話でよく使うイディオム
日常英会話では、ネイティブが自然に使うイディオムがたくさんあります。ここでは、特に使う機会の多いフレーズをご紹介し、それぞれの意味と使う場面を見ていきましょう!
Break the ice(場を和ませる)
使う場面:初対面の人と話すときや、ぎこちない雰囲気を和らげたいとき
意味:初対面の人との緊張をほぐしたり、会話をスムーズに始めたりすること
He told a joke to break the ice at the meeting. (彼は会議で場を和ませるためにジョークを言った)
Get the ball rolling(物事を始める)
使う場面:会議やプロジェクトなどで、最初の一歩を踏み出すとき
意味:物事をスタートさせること
Let’s get the ball rolling on our project! (プロジェクトを始めよう!)
Let the cat out of the bag(秘密を漏らす)
使う場面:サプライズや秘密の計画をうっかりバラしてしまったとき
意味:うっかり秘密を漏らしてしまうこと
I accidentally let the cat out of the bag about the surprise party. (うっかりサプライズパーティーのことをバラしてしまった)
Cry over spilt milk(過去のことを嘆く)
使う場面:過去の失敗やどうにもならないことを悔やんでいる人を励ますとき
意味:すでに起こったことを嘆いても仕方がない、という意味
It’s no use crying over spilt milk. Just move on. (過ぎたことを嘆いても仕方がないよ。前に進もう)
Speak of the devil(噂をすれば影)
使う場面:話していた人物がちょうど現れたときに、驚きとともに使う
意味:ちょうど噂していた人が現れること
Oh, speak of the devil! We were just talking about you! (あ、噂をすれば影!ちょうど君の話をしていたところだよ!)
See eye to eye(意見が一致する)
使う場面:誰かと意見が合ったときや、同じ価値観を持っていることを表すとき
意味:誰かと意見や考え方が完全に一致すること
We don’t always see eye to eye, but we respect each other’s opinions. (私たちはいつも意見が一致するわけではないが、お互いの意見を尊重している)
It takes two to tango(双方に責任がある)
使う場面:トラブルや問題が発生したときに、「片方だけが悪いわけではない」と伝えたいとき
意味:物事や問題が起こるには、両者に責任があるという考え方
They’re both to blame for the argument – it takes two to tango. (彼らの口論は両方に責任があるよ)
Give someone the cold shoulder(冷たくする)
使う場面:誰かが意図的に他の人を無視しているときや、距離を置いているとき
意味:誰かを意図的に無視したり、冷たく接したりすること
She gave me the cold shoulder after our disagreement. (意見の違いがあった後、彼女は私に冷たく接した)
Be on the same page(認識を共有する)
使う場面:グループやチームで、共通認識を持っていることを確認したいとき
意味:みんなが同じ考えや理解を持っていること
Before we continue, let’s make sure we’re on the same page. (続ける前に、共通認識を持っているか確認しよう)
In the loop(情報を共有している状態)
使う場面:会議やプロジェクトなどで、関係者が最新の情報を持っているか確認したいとき
意味:重要な情報を持っている、もしくは共有されている状態
I want to be in the loop about any changes to the schedule. (スケジュールの変更については情報を共有してほしい)
ネイティブが使う成功・失敗を表すイディオム
成功や失敗に関連するイディオムは、日常会話やビジネスの場でよく使われます。これらのフレーズを覚えることで、ポジティブな状況や逆境を表現する際に、より自然で印象的なコミュニケーションができます。以下のフレーズを覚えて、会話に取り入れてみましょう。
Piece of cake(簡単なこと)
使う場面:簡単にできることや、問題がほとんどないとき
意味:とても簡単なこと
The test was a piece of cake for me. (そのテストは私にとってとても簡単だった)
With flying colors(見事に成功する)
使う場面:試験やプロジェクトなどで非常に良い結果を得たとき
意味:完璧にまたは非常に優れた成績で成功すること
She passed the exam with flying colors.(彼女は試験を見事に合格した)
Go the extra mile(期待以上の努力をする)
使う場面:仕事やプロジェクトで期待を超えて努力するとき
意味:期待以上の努力をして、他の人よりも良い結果を出すこと
She always goes the extra mile to make her clients happy. (彼女はいつもクライアントを喜ばせるために期待以上の努力をする)
Blow someone away(感動させる)
使う場面:パフォーマンスや作品、アイデアなどで相手を感動させたとき
意味:誰かを強く感動させる、驚かせること
The new movie will blow you away with its stunning visuals. (その新しい映画は素晴らしい映像で君を感動させるだろう)
Break a leg(成功を祈る)
使う場面:舞台に立つ人や、何か大切なことを行う人に対して使う(日本語の「頑張って!」に相当するが、演劇やパフォーマンスの前に使うことが多い)
意味:成功を祈る、特に舞台の前に使う
Break a leg in your presentation today, I know you’ll do well! (今日のプレゼン、頑張ってね、君ならうまくいくよ!)
Miss the boat(機会を逃す)
使う場面:チャンスを逃したことに気づいたとき
意味:チャンスを逃す、遅すぎること
I missed the boat on the job opportunity because I didn’t apply in time. (応募が遅すぎたから、私はその仕事のチャンスを逃した)
The ball is in your court(次はあなたの番)
使う場面:他の人に次の行動を促すときや、責任が相手に移ったとき
意味:次に取るべき行動を決めるのは相手であること
I’ve done my part, now the ball is in your court. (私は自分の役割を終えた、今度は君の番だ)
ネイティブが使う生活や仕事で役立つイディオム
生活や仕事の中でよく使われるイディオムは、日常的に役立つ表現が多いです。これらを覚えておくことで、より効率的でスムーズなコミュニケーションが可能になります。忙しい仕事の中でも、仲間との会話で使えるイディオムや、厳しい状況を乗り越える際に便利な表現が盛りだくさんです。
Bite the bullet(嫌なことを覚悟してやる)
使う場面:難しい決断や嫌な仕事に取り組むとき
意味:望ましくない、または困難なことを避けずにすること
I know this task is tough, but I’ll have to bite the bullet and finish it. (この作業は大変だが、覚悟を決めてやり遂げなければならない)
Burn the midnight oil(夜遅くまで勉強・仕事をする)
使う場面:締め切りに追われて夜遅くまで仕事をする場合や、試験勉強をするとき
意味:夜遅くまで仕事や勉強をすること
I had to burn the midnight oil to finish the report on time. (報告書を期限内に終わらせるために、夜遅くまで働かなければならなかった)
Hit the hay / Hit the sack(寝る)
使う場面:寝る準備をするときや、夜が遅くて疲れたとき
意味:寝る、休む
It’s getting late, I’m going to hit the sack. (遅くなってきたから、寝ることにする)
Hit the road(出発する)
使う場面:旅行に出るときや、どこかに出発するとき
意味:旅に出る、出発する
We should hit the road early tomorrow to avoid traffic. (明日は渋滞を避けるために早く出発しよう)
On the go(忙しく動き回っている)
使う場面:常に動き回り、落ち着く暇がないとき
意味:忙しく、移動しながら働いている状態
I’m always on the go, juggling meetings and deadlines.(私はいつも忙しくしていて、会議や締め切りに追われている)
Put oneself in someone else’s shoes(他人の立場になって考える)
使う場面:他人の立場を理解し、共感する必要があるとき
意味:他人の気持ちや視点で物事を考える
It’s important to put yourself in the customer’s shoes when solving a problem. (問題を解決するときは、お客様の立場になって考えることが重要だ)
Keep (something) at bay(悪いことを防ぐ)
使う場面:問題やリスクを回避する必要があるとき
意味:悪いことが起こるのを防ぐ、避ける
Regular exercise helps keep health problems at bay. (定期的な運動は健康問題を防ぐ助けになる)
Cut to the chase(核心を突く)
使う場面:余計な話を避けて、要点を簡潔に話すとき
意味:余計な話をせずに重要な部分に直接触れる、すぐに本題に入ること
Let’s cut to the chase. What’s the real issue here? (核心を突こう。ここでの本当の問題は何だ?)
Keep an eye on the ball(注意を怠らない)
使う場面:集中力を保ち、重要な事柄を見逃さないようにするとき
意味:重要なことに注意を払い続ける
You need to keep an eye on the ball during the presentation to stay on track. (プレゼン中は、注意を怠らずに進行を維持しなければならない)
実践で英語のイディオムを使ってみたいなら
英語のイディオムは、会話をより自然で魅力的にするための強力なツールです。日常生活や仕事で使えるフレーズを覚えることでコミュニケーションがスムーズになり、相手との距離も縮まります。これらのフレーズを積極的に使って英会話のスキルを一層向上させましょう!
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