最近では多くの学校が休校となり、お子さんの自宅学習に悩まれている人が増えていると聞きます。そのお悩みや不安を少しでも取り除けたらと、編集部ではご家庭でどのような取り組みをされているのか、レアジョブ英会話を取り入れはじめているご家庭にビデオ通話でインタビューすることにしました。
今回は、ご両親共働きのなか、ひとりで自宅学習に取り組んでいる中学2年生の平田伊吹(ひらた いぶき)さんのお話。自律的に学ぶのが苦手という伊吹さんが最近始めた学習方法について、お父様の章さんに伺ってきました。
自宅学習のビフォーアフター
【Before】
・授業のほかは、学校の課題に取り組む程度
・平日は授業後に部活。土日も練習や試合が多く、ほとんど毎日部活
※中高一貫校のため、高校受験はなし
【After】
・学校から出された5教科+技術家庭科の課題
・さらに5つのオンライン学習サービスを新たにスタート
-オンライン英会話「レアジョブ英会話」
-オンライン学習サービス「スタディサプリ 中学講座」
-プログラミング学習教材「コードモンキー」
-タイピングゲームソフト「特打ヒーローズ 名探偵コナン」
-オンラインお絵かき講座(「パルミー」)
伊吹さんの休校直後の学習環境
県立の中高一貫校に通う、平田伊吹(ひらた いぶき)さん。ご両親は共働き(お父様:会社員/お母様:看護師)のため、日中は小学5年生の弟と二人だけで過ごし、勉強はひとりで進めざるを得ない状況だそうです。
しかし、もともと自律的に学ぶのは苦手なタイプ。しかも休校期間中の自宅待機はゲームやテレビなどをすぐ手に取ることができる環境。誘惑が多い自宅で、いかに集中力を持続させ学習できるかが、ご両親の不安でした。
取り入れたのは5つものオンライン学習
ーオンライン学習サービスを取り入れようと思ったのはなぜですか?
臨時休校になっちゃって、外出を控えていると、時間がたくさんあるんですよね。もちろん、学校から課題は出されるんですけど、それだけだと不十分なんじゃないかなと不安になって、それでオンライン学習を検討したというのがきっかけです。
取り入れたのは「レアジョブ英会話」やプログラミング、講義動画サービスなど、あらゆるオンライン学習関連のサービスを使い始めました。
特に「レアジョブ英会話」は、中学生になってから英語の授業が開始したばかりということもあって、他の教科以上に学習不足をなくしたいという思いから絶対に取り入れようと思っていました。
いくつかあるなかで「レアジョブ英会話」を選んだのは、中高生向けのコースがあったから。息子のレベルに合った学習ができるのかなと、とりあえず無料体験を受けさせてみました。
実際にレッスンを受けている様子をみてみると、無理なくレッスンを進められそうだったので、受講を決めました。無料体験レッスンがあったことで「とりあえず始めてみよう」とハードルを下げることができたことは、とてもよかったですね。
ーはじめてのオンライン学習サービスに不安や課題はありましたか?
ありましたね。そもそも子どもたちがパソコンやタブレットを使いこなせるのか、その点にも不安がありました。慣れないツールで楽しく学習できるものなのかって。
実際「レアジョブ英会話」を受けた初日は、息子も相当緊張していたようです。しかし、はじめのうちはわたしたち両親がレッスンに同席していたのが、徐々にレッスンの流れをつかみ、今では予約管理やレッスン受講もひとりでできるようになりました。
ーオンライン学習サービスをうまく活用するために工夫していることは何ですか?
臨時休校後は、学習をきちんと継続させるために、私たち両親で1週間分の時間割を作成し、スケジュールを決めました。ただやみくもに「〇時間勉強をしなさい」と管理するのではなく、1週間ごとに『教科』『課題別にやるべきこと』『完了させるべきこと』を明確にしたんです。
私たち両親が考える学習の目的は、あくまでも課題を終わらせること。決まった時間ずっと勉強をやり続けることではありません。なので、上手に時間を使って効率的に学習した結果、時間が余ったのであれば、あとは自由時間にしています。ゲームももちろんOK。
平田家のポリシーは「結果が出せればOK」なんです。プロセスよりも「課題が終わったか」「成績が上がるか」を重視していて、結果を出せるのであれば、ゲームをしてもテレビを見ても、子供たちが好きなことをしていいと思っています。
ただし、夜8時以降はゲームを禁止にしています。制限がないとだらだら続けちゃいますからね。いまはとにかく健康第一としたい時期ですから、普段の生活リズムを崩さないように、起床時間や睡眠時間は以前と同じように生活しています。
ーテレスタディでうまくいっていることってありますか?
オンライン学習ツールを取り入れたこと自体、成功だったと思いますね。カメラやヘッドホンなど、新たにアイテムを購入する必要もありましたが、その程度の初期費用でこれだけ効率的でクオリティの高い学習方法を知ることができたのは本当にいい体験だったと思います。なにより、思い立った瞬間、好きな時間に受講できるのは嬉しいですね。
我が家の場合、オンライン学習ツールなんてひとつも使ったことがなかったのが、一気に5つも導入し、今ではすっかり定着しています。当初は大丈夫かななんて考えてもいましたが、じっくりと時間をかけて検討するのではなく「まずは使ってみよう」という軽い気持ちで気軽に始められたのが、良かったなと思います。
父・章さんから振り返りコメント
正直、今回のことは寝耳に水で、戸惑いの連続でした。しかし、手探りななかでオンライン学習ツールを取り入れて、時間割を息子と一緒に作成したり、日々の学習状況について話したりすることで、会話が生まれ、親子のコミュニケーションが増えたように感じます。
今までは学校の授業頼りでしたけど、こうやって一緒に取り組むことで、親が息子をうまく伴走してフォローしてあげることが大事だったんだと実感しました。
テキストや環境を与えて終わり、というのはなく、「今日はレッスンでどんなことをはなしたの?」「そんなことやったんだ。すごいね!」といったように、上手にほめて、学習自体が面白いと興味を持たせてあげたことが、継続できるようになったポイントだと思いますね。
編集部後記
ひとつの学習ツールを使うのも大変なのに、一度に5つも!と、はじめは聞いていて驚きましたが、伊吹さんの変化に対する柔軟性とご両親の伴走される様子を伺うと、使いこなせるようになったのも納得です。迷いや戸惑いはありつつも、学習環境を第一に考え、すぐに決断されたというのはさすがの一言。結果を重視し、プロセスは干渉しない。自由な時間は好きなことをしてOKという平田家のポリシーも、伊吹さんにモチベーションを与え、学習の継続を支えているんですね。
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