porpor(ぽるぽる)こと渡邉淳です。これまでリスニングに焦点を当てて、コラムを書いてきました。今回からリーディング…と考えていたのですが、ここらでリスニングにもリーディングにも関わる「単語」のお話をしてみたい、と思います。
「単語」と言う言葉を聞くだけで、「覚えられない」「もうやめて」「生理的に無理」(そこまで言うか…)という悲鳴が聞こえてきます。そもそも、
「どれだけ覚えればいいの?」
「どのように覚えればいいの?」
という疑問が湧くのではないでしょうか。学習者からいただく相談の中で、単語に関するものは上位を占めます。単語を覚えることが英語力やスコアの向上につながることはわかっているものの、なかなか行動に結びつけにくいからこそ、悩まれる方が多いのだと思います。
ということで、ぼくが大学受験時から英語の試験対策をする上で心がけていたことを、TOEIC の対策と絡めてご紹介します。
高校受験レベルの単語を大まかにおさえよう
TOEIC と言えばビジネスに関する単語を覚えなくては、とお考えの方がいらっしゃるかもしれませんが、その前におさえておくべき単語があります。例えば、man や go など、中学校で出てくる単語は避けては通れません。「本当に英語は苦手……」という方は、何かしら単語帳に取り組むといいでしょう。タイトルに「中学」とついていれば、本でもウェブサイトでもアプリでも、自分が取り組みやすいものを選んでみてください。
しかし、一つ注意点があります。取り組む前に、掲載されている単語を眺めることが大切です。というのも、ほとんど知っている単語に取り組むことは時間がもったいないからです。また、中学校で習う単語に取り組む時間は、TOEIC の問題を解くための土台の土台作りであり、できるだけ時間をかけていただきたくないところだからです。「見かけたことがある」という感覚をそれなりにお持ちになったのであれば、この段階は飛ばして、次に進んでください。ぼくの個人的な感覚では、中学校で英語の授業があった方はほとんどの方が飛ばしていいと思います。
信頼のできる単語帳を手元に置いておこう
TOEIC に出ると言われる単語と身近になるための方法です。まずは、信頼できる単語帳を購入しましょう。TOEICの単語帳は世の中に山ほどありすぎて、信頼できるものがわからない……という方は、以下のものをオススメします。
『新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ』(TEX加藤著/朝日新聞出版)
『1駅1題 新TOEIC TEST 単語特急』(森田鉄也著/朝日新聞出版)
『新TOEIC TEST 出る順で学ぶ ボキャブラリー990』(神崎正哉著/講談社)
受験回数はもちろんのこと、試験やテスト作成団体が制作した問題集を分析した結果が詰まった書籍たちです。TOEIC で出る単語をおさえたいならば、出る単語をまとめてくれた単語帳を使わない手はありませんね。どれか一冊を選んでみてください。
自分と知り合いかどうか見てみよう
ここから、具体的な単語帳の使い方です。単語帳となると、どうしても一個一個をじっくり覚えようとしてしまう方が多いのですが、それはやめましょう。ひとまずは
「自分がこの単語を知っているかどうか」
を判別してみてください。「知っている」の基準は単語を見て、パッと意味が浮かぶかどうかで分けていくとよいでしょう。
なお、本によっては単語と目標スコアが紐付けられていますので、自分の目指すスコアに関係のないところは触れなくて構いません。自分にとって必要なところだけを集中的に取り組んでください。とにかく「自分が知っておくべき単語を知る」ことから始めましょう。
試験本番で単語テストがあるわけではない
一つ、ここで単語帳に取り組む際の注意点を挙げます。単語帳に取り組むことは「問題を解く」という本番と同じ行為とは異なる、という当たり前の事実を認識してください。本番の試験で、単語帳に掲載されている単語の意味を書かせるような問題は出ません。問題を解けるようにするためには、やはり問題を解く経験を増やさなくてはならないのです。そのため、単語帳と向き合う時間はどんどんと減らそうという意識を常に持ってください。
ということで、まだまだお伝えしたいことがあるのですが、今回はここまでにします。いくつかお話はしましたが、「単語帳から早く卒業する」ということが一番の肝です。次回は具体的な使い方について突っ込んでお話していきますので、楽しみにお待ちください。
追伸
10月16日に『1日5分からはじめる 英語学習手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が発売となりました。書店でちらっと立ち読みでもしていただけると嬉しいです。笑
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