放送されたのは半年ほど前になりますが、TBS系『情熱大陸』の、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)の著者で青藍義塾塾長の坪田信貴さんの回がすごくよくて、大人の英語学習にも活用でき、3月発売の拙著 『忙しい人のTOEIC(R)テストとビジネス英語の同時学習法』(クロスメディア・ランゲージ)とも共通するポイントがありましたので、今回はそのことについて書かせていただきます。
心理テストと、オーダーメイドのカリキュラム
塾に入る際に、テストでレベル分けをするところは多いですが、坪田さんの青藍義塾では、生徒は心理テストを受けます。これはちょっと珍しいですよね。その後、生徒の性格に応じたコミュニケーションが取られ、オーダーメイドで学習カリキュラム作成されます。
大人の英語学習でも、性格や置かれている状況、職業や年齢などによって最適な学習法は人それぞれ異なるはずです。大人の場合は自分がどんなタイプなのか、また適切なレベルはどれぐらいなのかを自己分析して世の中にあまたある学習法や教材の中から、今の自分にぴったりのものを見つけ出す力が、英語学習を効果的にするポイントになります。
モチベーションアップのスイッチ
坪田さんは、とにかく生徒を褒める、常に笑顔、軽快かつ豪快に笑う、生徒の顔をまっすぐに見て話すなど、とても感じがいいです。画面を通じても、生徒がどんどんやる気になっていく様子がはっきりとわかりました。
では、大人の場合は、誰にやる気を出してもらえばいいのでしょう? できればここは人に頼らず、自分でモチベーションをコントロールしたいものです。
普通大人は、「今日はやる気が出ないから仕事を休もう」なんて言わないですよね。それと同じで、やる気に行動を左右されないように、「このことをすればやる気になる」という原動力のスイッチを持っておくといいですね。
僕の場合、2つありました。
まずは、仕事で英語を使えるようになった自分を思い浮かべてみること。そして、大好きなX JAPANのYOSHIKIさんの英語のインタビュー動画を観ること。後者にいたっては、英語でも仕事でもなんでもやる気満々にしてくれます。
他にも例えば、好きな英語の名言を音読したり、お気に入りの洋画の名台詞を聴いたり、オンライン英会話をするのもスイッチになっていいですね。会社やSNSなどで友達に「やるぞ!」と宣言して、やる気を演出して自分をその気にさせるのもおすすめです。
個別指導の本当の意味
青藍義塾では、前述の学習カリキュラムが作成され教材を渡された後、パーテーションで区切られた半個室みたいな席で、まずはひたすら一人で黙々と問題を解きます。個別指導と言っても、先生がずっと付きっきりのマンツーマンではないのですね。
問題を解き終わったら先生のところに移動して、ここからマンツーマンでの指導になります。そして塾から帰る時には、たっぷり宿題が出されます。つまり、一人で勉強している時間が圧倒的に長いんです。その一方で、解答の際には先生を一人占めして、わかるまで教わることができるという仕組みです。
大人がオンライン英会話などのレッスンを活用する時にも、同じ考え方で取り組むと効果的です。英語学習はレッスン外の時間の自習・独学がメインで、レッスン中でさえずっと付きっきりで教わるというより、自習の感覚を大事に自発的に進め、わからないところをマンツーマンでしっかり教わるというスタンスです。
高すぎるようで、実は適切な目標設定
番組の中で生徒は、一見高すぎるとも思えるような目標を設定されていました。でも、実際には決して無謀ではない適切な目標で、坪田さんには達成が見えていたはずです。そして明らかに顔つきと学習習慣の変わった生徒は、その後見事に目標スコアを突破します。
英語学習でも、目標は低すぎても高すぎても効果的にはならないでしょう。すごく頑張れば達成できる、達成できたらすごく嬉しいレベルにするのがおすすめです。ぜひ、TOEICなどのスコアの目標を定める参考にしてみてください。
わかったかどうかの判断は、アウトプットで
番組中もっとも印象的だったのが、坪田さんの以下の言葉です。
『わかった?』っていう質問って、もっともあほな質問
わかったかどうかは、相手に言葉でアウトプットしてもらわないと判断できない、というわけです。そのためこの塾では、個別指導の後、どう理解したかを生徒に言葉でアウトプットさせています。
英語学習でも、同じことが言えます。リーディングやリスニングでインプットした単語や文法を使って、英語を口から出したり、指でタイピングしたりというアウトプットができるようになっていれば、ちゃんと英語が身についたと判断することができますからね。
また、TOEICの問題の答え合わせをする際に、例えば「2つめのパラグラフの3行目に書かれていた○○が△△だから、選択肢Bが正解です」と、解答した根拠を自分の言葉で解説するというアウトプットができるようになっていれば、その問題はしっかり理解できていると判断できます。
いかがでしたでしょうか。
以上の5つのポイントは、大人が英語学習を効果的に進めていく上でもとても役立ちますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
今回の記事は以上です。ご参考にしていただけれれば、大変幸いです。
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