突然ですが、僕は、20年来のX JAPANのファンです。
一昨年発売された自著『オンライン英会話の教科書』でも、3/13に発売になる新刊『忙しい人のTOEIC®テストとビジネス英語の同時学習法』でもX JAPANのことを書き、セミナーでもX JAPANのことを話し、以前のTwitterのアイコン画像は、昔自分がX JAPANばりに派手なメイクでバンドをしていた時の写真を使っていました。
一見、英語学習から脱線しているように思われるかも知れないこの話、実は英語学習に、特に仕事で英語を使うようになるにあたり、とても役立ったんです。
そしてこれは、他の方にも同様のことが言える内容ですので、今回のコラムに書かせていただきます。
なお、このテーマで本が一冊書けますので、ご興味のある出版関係者の方は、ご連絡くださいね。
まず最初のポイントは
自分が誰よりも好きなものや詳しいことを、それを知らない人に、英語で伝える
です。
僕にとっては、それがX JAPANだったわけです。
レアジョブ英会話の先生に、”I’ve been a huge fan of X JAPAN for more than 20 years! Do you know it? “などと伝えていました。
“It’s a Japanese hard rock band. They also play ballads with beautiful melodies.”
これぐらいまでは、先生もふむふむと聞いてくれます。
“The leader of the band is YOSHIKI. He used to wear a wedding dress. He often crashes the drums. After that, he plays the piano with tears in his eyes.”
このあたりから、先生も「ん ??」という反応になってきますが、ここからが勝負です。
X JAPANがどんなバンドで、何が素晴らしくて、他とはどんなことが違うのか、先生にどんどん説明していきます。
それではなぜ、これが仕事に役立つのでしょうか?
僕のような一般的な会社員が、仕事で英語を使う可能性の高い例を一つ挙げるとすると、それは、自分自身がその案件のownerである場合です。自分がメインで担当している業務や、何かのトラブルの一次対応者になった時などが想定されます。
具体的な方法や状況といった情報を一番よく知っている人が、それらを話したり書いたりするのが一番早いですし、直接的に伝わるためです。
全ての案件を通訳・翻訳担当者とじっくりすり合わせができればいいですが、時間がかかるため、日々の業務ではなかなかそこまでできないことも多いですからね。
なので、オンライン英会話などでは、仕事で使う場面を想定して先生とロールプレイングをするのがおすすめですが、いきなりそれはハードルが高いという方には、とにかく自分の好きなもの、かつ相手の知らないものを、英語で説明してみるのがおすすめです。
あなたが、「この件は私に任せて」「この話は俺に任せろ」と思える大好きなもの、例えばアニメ、ゲーム、小説、アイドル、プロレス、ガンプラなど、それらをぜひ英語で説明してみてくださいね。
大人になってから英語を学び、仕事で使うようになった人のホントを知る
僕は30代半ばまで、英語を仕事で使える人は、帰国子女、海外で生活していた人、10代で英会話を始めた人、世界を舞台に活躍するすごい人、ぐらいだと思っていました。
X JAPANのYOSHIKIさんは、仕事で英語を使っています。
YOSHIKIさんが英語を身につけた理由は、ロスに長年住んでいるから?世界ツアーをしているから?本当のところは、ちょっと違います。実際には、日本でのデビュー後、海外進出をする前に、家庭教師をつけて英会話を猛勉強しています。ただでさえハードスケジュールの中、朝、先生に英語で起こされてキレながら。
YOSHIKIさんが英会話を猛勉強しようと決めたきっかけは、ある日、外国人のエンジニアとレコーディングをしていて、すごくうまく演奏できたピアノの録音を、「残しておいて」と英語で伝えたつもりだったのに消されてしまって、それがすごくショックだったことだそうです。
ここで学べるポイントは、2つあります。
1つは、「絶対に英語をやる!」と決意させる、「強烈な体験」が、仕事で使える英語の学習のエンジンになるということ。もう1つは、しっかり勉強すれば、大人になってからでも仕事で英語を使えるようになるということ。
僕自身は、大好きなX JAPANの活躍を追っているだけでそれを実感することができたので、とてもラッキーでした。そして今、周りを見渡しても、仕事で英語を使って活躍する人たちが、どんどん増えてきています。
英語学習が続くネタは、2つだけ
仕事で使える英語のスキルを身につけるには、ある程度の期間、学習を継続することが必要です。
英語学習を続けるためのネタはきっと、たった2つ。
「好き」か、「必要」、それしかないと思います。
「好き」の例は、大好きな趣味や仕事、「必要」の例は、生活や仕事と言えるでしょう。
僕のように、もともと英語自体や勉強自体が好きではない人(そもそも英語好きならもっと若いうちから始めているでしょうからね)が無理して好きになろうとしても、なかなか続かないと思います。
そこで、仕事や大好きなものと英語を結びつけて、モチベーションを保ち学習を続けていくと、そのうち、今まで話せなかった人と話せるようになることの楽しさや、今まで触れることのできなかった情報源を読む面白さや、自分ができなかったことができるようになっていく喜びなど、英語を使うことで心が動く経験を、積み重ねていくことができます。
YOSHIKIさんの英語のインタビュー動画を、ニヤニヤしながら100回以上観たり。X JAPANの世界ツアーに関する英語のWebニュースを、信じられないスピードで読んだり。僕は怠け者で三日坊主ですから、そんな学習を取り入れたからこそ、仕事で英語を使えるまで学習を止めずに続けてこれたということは、間違いありません。
最後に。
今回の記事を読んでいただいて、「自分もさっそくX JAPANで英語を勉強しよう!」と思ったあなた。もしあなたがX JAPANをそれほど好きでなければ、きっとあまり効果は出ません。
あなたにとってのX JAPANは、すでにあると思います。ぜひそれらの題材を使って、英語版のGoogle.comやWikipedia、YouTubeなどで検索して英語を読んだり聴いたり、オンライン英会話などでそれらについて英語で話したり書いたりしてみてくださいね。
今回の記事は以上です。ご参考にしていただけれれば、大変幸いです。
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