オンライン英会話は、いつ卒業すべき?

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今回は、オンライン英会話をいつ卒業すべきか?について、書いていきます。

オンライン英会話の始め方、続け方、学習法に関する情報は徐々に増えてきていますが、卒業についてはまだほとんど書かれていませんので、参考にしていただけたらと思います。

そもそも、卒業は必要?

まず、結論から書きますね。
オンライン英会話での学習で、卒業という概念は持っていた方がいいです。

次に、その理由です。

なぜ卒業が必要?

・そもそも、卒業がないのが珍しい

オンライン英会話では、卒業という制度がないところが多数派です。
サービスを提供する側からすると、長く続けてもらった方がいいのだと思いますが、生徒側からすると、自分の求める英語スキルを、なるべく短い期間、少ない回数で得られた方が、いいですよね。
小学校、中学校、高校、大学、自動車教習所、留学の語学学校など、何かを学ぶ場所の多くには、卒業があります。

・卒業があるから、成長できる

例えば、高校や大学で、同じ年齢でも、留年した人と卒業して次の段階に進んだ人とでは、その姿や中身は、全然違いますよね。
英語学習、特にオンライン英会話でも、卒業という一区切りをつけるポイントを意識して取り組むのと、そうではなくただ長く続けていくのとでは、その過程で成長できる度合いが、全く違ってきます。

・期限が決まる

「オンライン英会話を始めて、いついつまでにこれができるようになって、卒業しよう」と決めることで、期限が定まります。
期限のない目標は、目標の機能をほぼ持ちません。
オンライン英会話では特に、スケジュールも目標達成の指標も、進捗管理も、自分自身で行うことがポイントになってきます。

・カリキュラムが決まる

最近では、オンライン英会話スクールにも、カリキュラムが用意され、教材が充実しているところも増えてきました。
ですが、本来カリキュラムは、「この教材をこの方法でこの時間数やれば、このレベルに達することができます」というものですが、現状、オンライン英会話では、「このレベルの人には、この教材と方法をこの順番でするのがおすすめです」というものが多いです。
つまり、逆なんですね。

そこで大事なのは、目的、目標を定義して、たくさんある選択肢の中から教材と方法を選び取って、カリキュラムを決めていくことです。
そのためのサポートは、オンライン英会話スクール側のサービスや、オンライン英会話の先生、また僕自身もコラムや書籍、セミナーなどでおこなっていますが、それらを参考にしたとしても、最終的には自分自身で決めていく必要があります。

卒業という期限を定めることで初めて、一日に割り振るべき時間数、学習内容、教材、方法、他のスケジュールとの調整、ある経過地点までに達成しておくべきレベル、うまくいかなかった場合の対処方法などが、具体的に決まっていくんですね。

・ゴールを決めてからスタートできる

この点はとても重要です。
僕自身、今まで何度か英語を含めた学習に挫折してきて、今回に限って継続できたのですが、その違いが、これです。
ゴールを決めてから走り出すからこそ、向かうべき方向も、道に迷っているかどうかも、時間内に着けるかどうかもわかるんですね。

想像してみてください。

「うちは、何年で卒業かは決まっていません。大体できるようになったら卒業してもいいですけど、その際にどのレベルに達するかという修了の目安はありません。もちろん、その間の学費はきっちりいただきます」という学校だったら、入りたくないですよね?

でも、多くのオンライン英会話には、その卒業がない。だからその考えを、生徒自身が持つ。
その意味では、オンライン英会話は、実は独習に近い側面も多くあると感じます。

・英語を実用するためには、その他の時間も必要

英語を身につける上では、オンライン英会話での学習以外にも、語彙、文法、リスニング、英文読解を黙々とこなすような、インプット学習の時間が相当数必要です。

また、仕事で英語を使うためには、当然英語だけできればいいというわけではありませんから、仕事のスキルを磨く時間も必要です。

卒業という一定のポイントを置くことで、他に必要なスキルアップの時間も確保することにつなげられる、というわけです。

卒業って、具体的に何を指す?

オンライン英会話を利用する目的、目標は人により様々ですが、共通して言える卒業の定義は、
「レッスン以外の実生活で、英語を実用する機会を作る」ということです。

学校であれば卒業してから社会に出る、自動車教習所であれば卒業して公道を走る、ですね。

「人生一生勉強で、卒業はない」といった考え方にも同感ですが、きっとその本当の意味は、実戦でスキルを使いながら、生涯、物事を学ぶ姿勢を忘れないでいることが大事だということであって、ずっと学生時代のように机に向かって単語を覚え続けなければいけない、ということではないと思っています。

自分のカリキュラムを修了するのに大事なこと

英語の目的、目指すレベルやスキルの種類、到達までに使える一日の時間数やスケジュールを作るにあたっての生活習慣は、人によって様々ですから、卒業までの道のりは自分で管理していく必要がありますが、共通して言える大事なことは、優先順位をトップに上げることです。

学校が年間のカリキュラムを決め、生徒がそれに従って卒業する仕組みが成り立つのは、生徒が(時に本人の希望に反していても、実質的には)、それを最優先事項にしているからです。
「明日、卒業試験があるけれど、どうしても行きたい旅行の用事があるから受けません」では、卒業させてもらえませんよね。

それに対しオンライン英会話では、気軽にレッスン予約もできるし、気軽にキャンセルもできるし、年間スケジュールを先生が完全に立ててくれるわけでも、それらをさぼってもオンライン英会話スクールから催促されるわけでもありません。

自律的に、自発的に取り組んでいかなければ、思ったほどの効果は得られないまま、レッスン履歴の回数とトータルの費用と経験年数が増えていくということに、なりかねません。

卒業時期の目安

では、卒業時期はいつに設定すればいいのでしょう?

おすすめは、

・三ヶ月後にはこのレベル
・半年後にはこのレベル
・一年後にはこのレベル

というぐらいのスパンです。

オンライン英会話卒業の当初の設定として、二年、三年という単位は、忙しい社会人、つまり学業が本業ではない人たちには、現実的ではないと思っています。
(結果的に二年三年かかった、もしくは数年単位で達成したい長期目標がある、ということならいいのですが)

もう一つ大事なことを。
英語学習を続け、目標達成している人の多くは、一日一日の学習時間を長くしています。
例えば一日30分だけだと成長も感じにくいですし、到達までに一体何年かかるんだと気が遠くなり、挫折しやすくなりますからね。

卒業合格の指標

目標達成の指標、ということになりますが、ここには数値、具体的なフレーズ、使用する場面を入れるのがポイントです。
何点取る、何個覚える、ここでこの対話ができるようになる、など。
できるようになったのかどうかを、明確に判断できる指標を持っておく、ということですね。

卒業=オンライン英会話の退会、とは限らない

オンライン英会話の卒業は、必ずしも退会を意味しません。

次の段階に行くための、次の目標を置く、自分の中で、「最初の三ヶ月でオンライン英会話の小学校を卒業する、次の三ヶ月で中学校を卒業する」という感覚を持っておく、ということです。
最初の目標を達成したら、次のこの期間はリラックスしてとにかく楽しむことに重きを置く、というのもいいと思います。

今自分が、オンライン英会話をどんな目的で、目標で使っているのか、なぜオンライン英会話でなければいけないのか、それらの基準を、主観として明確に持っておくことが大事です。
(この部分は主観を使い、達成指標は数値などの客観を使うことが、オンライン英会話を利用する満足度を高めるポイントです)

学費と出席日数の考え方

オンライン英会話は低価格ですが、年単位だと十万円単位になってきます。
また、レッスンの回数を確保することも必要ですが、100回、200回、300回受けること以上に、その回数を終えた時に、どんなことができるようになっているのかを重視すると、成果が変わってきます。

学校でいうと、皆勤賞で出席日数はばっちりでも、授業をさぼっていたら、卒業は危ぶまれます。
次の段階に行くための学費なら有意義ですが、留年して同じことを学ぶための学費は、もったいないですよね。

以上、まだあまり実践している人は多くないと思いますので、これを読んでくださった方は、ぜひ取り入れてみて、一歩差をつけてくださいね。

今回の記事は以上です。
ご参考にしていただけたら、大変幸いです。

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