Don’t you like sushi?(お寿司は好きじゃないの?)
このような疑問文のことを否定疑問文と言います。「はい」と「いいえ」の答え方が日本語とは逆になるため、日本語的に考えて返答してしまうと、勘違いを生んでしまうかもしれません。
今回はややこしい否定疑問文と、同じく混同しやすい付加疑問文について、日本語と英語では返事の仕方にどのような違いがあるのか、正しく答えるためのポイントを紹介します。
1. 英語はシンプル
● 英語では肯定する場合はYes!、否定する場合はNo!
Do you like sushi?(お寿司は好きですか?)の、Doを否定形のDon’tにすると、Don’t you like sushi?(お寿司は好きじゃないんですか?)という否定疑問文になります。答えるときには何に注意すれば良いでしょうか?
Don’t you like sushi? (お寿司は好きじゃないんですか?)に対して
肯定する(好きである)場合
日本語:いいえ、好きです。
英語 :はい、好きです。(Yes, I do)
否定する(好きではない)場合
日本語:はい、好きではないです。
英語 :いいえ、好きではないです。(No, I don’t)
となります。日本語と英語では否定疑問文への「はい」「いいえ」が逆になってしまうのです。
日本語では、「お寿司が好きじゃないんですか?」という問いに対して、「はい」か「いいえ」という返事を一度丁寧にしてから、肯定か否定かを明らかにします。一方、英語では普通の疑問文であろうと否定疑問文であろうと、肯定するなら「Yes」、否定するなら「No」と、とてもシンプルに答えます。もう一つの例も見てみましょう。
Can’t you swim?(泳げないのですか?)と聞かれた場合、英語での答え方は
肯定(泳げる)なら、Yes, I can.
否定(泳げない)なら、No, I can’t.
なのです。否定疑問文だからと難しく考える必要はなく、Can you swim?という普通の疑問文に答えるのと同じように、肯定(泳げる)なら「Yes」、否定(泳げない)なら「No」で答えます。
英語の答え方には「Yes+肯定文」と「No+否定文」の二つのパターンしかなく、日本語のような「いいえ、好きです」などという考え方は存在しません。通常の疑問文であろうと、否定疑問文であろうと焦る必要はなく、シンプルに考えて答えればいいのです。
● notを無視する
これまで説明したことについて、すでに学校や参考書などで学んで知っている人もいるでしょう。しかし、いざ会話の中で否定疑問文が出てくると、パニックになってしまい、つい日本語的に返してしまう人も多いのではないでしょうか。それを防ぐための簡単で効果的な方法があります。
否定疑問文で聞かれても、頭の中で「not」をカットし、普通の疑問文にしてしまうというものです。例えばDon’t you〜?と聞かれれば、notをカットし、Do you〜?に変換し、Can’t you〜?であればCan you〜?に変換します。
すごい裏技を期待された方もいるかもしれませんが、いま紹介したのが一番簡単で効果のある方法なのです。しかし、日常の会話の中で実践し、否定疑問文にすんなりと答えるのは容易いことではありません。長年の日本生活でどうしても日本語的に考える癖がついてしまっている以上、克服する手段は練習しかありません。最初は返答に時間がかかってもいいですし、間違えても構いません。練習を重ねていくうちに、自然と返答できるようになることでしょう。
● 付加疑問文にも使える!
否定疑問文の他に、付加疑問文への返答に対しても苦手意識を持っている人は多いのでなないでしょうか。
ここでは付加疑問文の詳しい解説は省略しますが、文末に〜, don’t you?や、〜, aren’t you?などをつけて、「〜ですよね?」と相手に確認したり、念をおしたりする時に使われる、学校や受験で機械的に覚えたアレです。なかなかこの付加疑問文をナチュラルに使える日本人は少ないと思いますが、ネイティブスピーカーはよく使うので、答え方も覚えておけばきっと役立つことでしょう。
先ほど否定疑問文の部分で、「not」を無視して答えればいいという話をしましたが、同じように付加疑問文の「〜ですよね?」はおまけみたいなものなので、カットして考えても問題ありません。例えば、You liked that restaurant, didn’t you?(あのレストラン気に入ったでしょ?)と聞かれれば、文末のdidn’t you?を無視して考え、肯定(気に入った)なら、Yes, I did、否定(気に入らなかった)なら、No, I didn’tと答えればいいのです。
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英語が苦手なミネコ
エリカ
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