突然ですが、次の英文の意味は何でしょう?
「The end justifies the means」
実はこれ、ある有名な日本のことわざを表しています(→正解は後ほど)。私たちが日常生活やビジネスの場で日本語を話すとき、ことわざを使って説明したり交渉したりするように、英語でもことわざが使われます。そんなことわざを聞いて分かるだけでなく、自分からも発信できるようになれば、「英語できるね!」と思われること間違いなし!
そこで今回は、日本語でなじみのあることわざを英語でどう表現するのか、簡単なものから頭をひねらないと分からないものまで、まとめてクイズ形式にしてみました。いくつ正解できるか、早速チャレンジしてみましょう!
1. The early bird catches the worm.
こちらはポピュラーなことわざなので知っている人も多かったのではないでしょうか。直訳すれば「早起きの鳥は虫を捕える」です。他の鳥より早く起きる鳥はエサである虫にありつける可能性が高くなる。つまり「早起きすればいいことがある」という意味です。早起きの人に対して「You are such an early bird(すごい早起きだね)」なんて言ったりもするので、覚えておくと便利です。
正解:「早起きは三文の徳」
2. Seeing is believing.
直訳すれば何とか分かりそうですね。「見ることは信じること」。また同じことわざを「One picture is worth a thousand words(一枚の絵は千語と同じ価値がある)」と表したりもします。正解は「百聞は一見にしかず」。「何度も聞くより一度目で見た方がいい」という意味ですね。
正解:「百聞は一見にしかず」
3. Kill two birds with one stone.
「一つの石で二羽の鳥を仕留める」。これは文字通り日本語でもそのまま。「一石二鳥」という言い回しは、17世紀のイギリスで生まれたことわざを日本語に訳したものになります。
正解:「一石二鳥」
4. Easy come, easy go.
よく歌詞にも出てくるこのフレーズですが、一体どういう意味があるのでしょうか。直訳的に捉えれば、「簡単に手に入るものは、簡単に出て行ってしまう」、つまり「得やすいものは失いやすい」という意味になります。
では、それをお金に絡めるとどんな日本語のことわざになるでしょうか。このことわざは、相手を慰めたり励ましたりするときによく使われます。
正解:「悪銭身につかず」
5. Failure teaches success.
failureは「失敗」、successは「成功」なので、日本語訳は「失敗は成功を教える」。これは日本語でもそのまま同じような表現をしますよね。正解は「失敗は成功のもと」
正解:「失敗は成功のもと」
6. So many men, so many minds.
非常にシンプルです。直訳は「たくさんの人がいれば、それだけたくさんの心がある」。もう分かりますよね。正解は「十人十色」です。
正解:「十人十色」
7. After a storm comes a calm.
calmは「静けさ」「平穏」という意味の名詞なので、直訳は「嵐の後には静けさがくる」となります。もめ事や問題が起こった後は、かえって以前より状態がよくなることを日本語で何と言うでしょう?
正解:「雨降って地固まる」
8. Perseverance will win in the end.
このことわざの言い方は複数ありますが、一般的なのがこちら。perseveranceは「忍耐」「不屈の努力」という意味の名詞、in the endは「結局」「ついには」という意味のイディオムです。したがって日本語訳は「忍耐が最後には勝つ」となります。それでは長年の我慢や努力がついには報われることを表すことわざは?
正解:「石の上にも三年」
9. Out of the mouth comes evil.
evilは形容詞で「悪い」「邪悪な」の意味ですが、「悪事」「災い」という名詞としての意味も持ちます。したがって、直訳は「災いが口から出てくる」。日本語にもそのままのことわざがありますよね。
正解:「口は災いの元」
10. It is no use crying over spilt milk.
中学高校の授業で習うことも多いこちらのことわざ。it is no use doingは「〜しても無駄だ」という意味のイディオムなので、日本語訳は「こぼれたミルクを嘆いても無駄だ」となります。「ミルク」を「水」に変えて考えてみると、対応する日本のことわざが分かるかもしれません。
正解:「覆水盆に返らず」
11. Practice makes perfect.
直訳すれば「練習が完全をもたらす」となります。英語学習にも当てはまることですが、繰り返し練習(努力)することで何かが出来るようになることを日本語で何と言うでしょうか。
正解:「習うより慣れろ」
12. Tomorrow is another day.
短くてシンプルなこちらの英語ことわざ。映画のセリフや洋楽の歌詞などで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。「明日は別の日なんだ」、そうポジティブに諭す日本語のことわざと言えば……?
正解:「明日は明日の風が吹く」
13. Don’t teach your grandmother to suck eggs.
suckは「吸う」を表す動詞なので訳は「祖母に卵の吸い方を教えるな」となります。独特の言い回しなので、頭にクエスチョンマークが浮かんだ人もいらっしゃるかもしれませんね。同じ意味のことわざとしては「Preaching to the choir」(聖歌隊にキリスト教を伝道する)」というものがあります。
つまり、「自分より知りつくしている人にそのことを説くのは止めなさい」という意味なのですが、対応する日本のことわざ、分かりましたか?
正解:「釈迦に説法」
14. Example is better than precept.
preceptは「教訓」「戒め」という意味ですので、直訳は「手本は教訓に勝る」という意味になります。もっと噛み砕くと「あれこれ説明するより実際にやってみて手本を示した方がいい」ということ。誰もが知っている、あのフレーズですね。
正解:「論より証拠」
15. There is no time like the present.
presentは「現在」なので、「今のような時間はもうない」→「今のような好機はもうない」→「今が絶好のときだ」と考えれば、正解が分かってくるのではないでしょうか。皆さんも一度は耳にしたことのある、あのことわざです。
正解:「思い立ったが吉日」
16. A drowning man will catch at a straw.
あまり馴染みのない単語がいくつか入っていますが、単語が分かれば正解が見えてきます。drownは「溺れる」「溺死する」という意味なので、a drowning manは「溺れている人」ですね。strawは「藁(わら)」を意味する名詞なので、全文を訳せば自ずと日本でも使われているあのことわざになります。
正解:「溺れる者は藁をもつかむ」
17. The end justifies the means.
この場合のendは「目的」の意味。meansは「手段」「方法」を意味する名詞なので、日本語訳は「目的が手段を正当化する」となります。「嘘をつくのは悪いことだけど、時と場合によっては必要だ」と日本語で何と言うでしょうか?
正解:「嘘も方便」
18. When in Rome, do as the Romans do.
これは直訳から考えればすんなり正解にたどり着けそうです。日本語訳は「ローマではローマの人たちがするようにせよ」。同じようなことわざ、日本語にもありますよね。
正解:「郷に入っては郷に従え」
19. Better bend than break.
このことわざは少し頭をひねらないといけません。bendは「曲がる(曲げる)」、breakは「壊れる」を意味するので、直訳すると「壊れるよりは曲がる方がよい」となります。目上の人や強い相手に対しては、争って身を滅ぼす(壊れる)より、従った(曲がる)方が得策だというのを、日本語でどう表現しますか?
正解:「長いものには巻かれろ」
20. When one door shuts another opens.
いよいよ最後のことわざです。こちらも発想の転換が必要。shutは「(ドアなどを)閉める」という意味(=close)なので、日本語訳は「一つのドアが閉まると、もう一つのドアが開く。」となります。そこからさらに解釈を広げて「何かイヤなことがあっても、きっといいこともあるから悲観的になることはないよ。」というたとえを表すことわざは?
正解:「捨てる神あれば拾う神あり」
ここぞ!という場面でことわざ英語を使おう
あなたはいくつ正解できましたか?
直訳から予想がつくもの、そこからさらに頭をひねって考えないと分からないもの、さまざまだったと思います。今回ご紹介した英語のことわざは、必ずしも「英語⇔日本語」で一つの組み合わせではなく、複数の言い回しがあるものもあります。
ちなみに「ことわざにある通り〜」と言いたければ「As the proverb goes [says]〜」というフレーズが便利です。ぜひお気に入りのことわざを覚えて、ここぞ!という場面で使ってみて下さいね。
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