留学をしたら、授業の受け方や宿題の提出方法など、学校のシステムの違いに驚いた!という声をよく耳にします。言語も仕組みも違う授業に必死でついていく経験は、留学の醍醐味ではありますが、慣れるまでは大変ですよね。
そこで今回は、アメリカの大学・短大・語学学校など、留学先の学校で、授業や宿題を提出するなどといったシーンで必ず使うと言っても過言ではない英単語・英語フレーズを紹介します。留学前にこれらのフレーズだけはチェックしておきましょう!
シラバスでよく書かれている英語表現
どの授業でも、初回のクラスでもらうシラバス。アメリカの大学や短大ではシラバスを読み込むことこそが良い成績をとる秘訣であるとも言われています。こちらではシラバスに必ず書かれていると言っても過言ではない3項目をご紹介。
オフィスアワー
(オフィスアワーは月曜と水曜の10時から13時。または予約を取ってください。)
オフィスアワーとは、教授または講師が学生からの授業に関する質問や相談を受け付けている時間のことです。授業で分からない箇所を聞くことはもちろん、進路に関する相談をしたり、受けられなかったミニテスト(Quiz)をやったりする時間でもあります。
通常はこのようにシラバスに表記された時間に教授のオフィスを訪問します。しかしこの時間に他の授業があるなどとして都合が悪い場合は、個別に教授とスケジュール調整をすることも可能です。
出席評価
(出席評価:学期を通して3回の欠席までが許されています。もし4回目の欠席があった場合は、最終成績が1つ下に下がります。)
授業に毎回欠かさず出席することについて、厳格なルールが設けられていることの多いアメリカの大学。シラバスでもこの例文のように出席に関するルールは必ずと言っていいほど書かれています。3回までの欠席(absence)は許可されていたり、1回でも欠席することはダメだったりと、出席ルールは授業や教授によって異なるのも特徴的です。
指定の教科書
(すべての指定教科書は大学書店またはアマゾンで購入可能です。)
ここでのキーワードは「required textbooks」です。授業では教科書が指定されることがほとんど。その指定された教科書のことを英語ではこのように表現します。
授業でわからなかった箇所を尋ねる
授業中わからなかった箇所について、先生に「I couldn’t understand〜」と聞くのは、あまり丁寧ではありません。質問する際には、次にような表現を使うといいでしょう。
先生: Yes, sure. What’s up?
「すみません。質問があるのですが。」
「はい。なんでしょう?」
英語でわからないことを質問する時は、まず前置きとして「Excuse me.」と言うことが大切です。「Excuse me」の代わりに「Hello, Professor (またはMr./Ms.) ○○.」と言ってもいいでしょう。
何かを誰かに頼む時は、「〜してもよろしいですか」を表す「Can I〜」を使います。ここでは「Can」を用いましたが、少し丁寧さを増したいときは、「May」にすることも可能です。
(90ページの数式がわかりませんでした。詳しく説明していただけますか?)
「〜できる」ということを表現する英語は、「can」と「be able to」の2つがあります。「できない」と言いたいときには、「not」をつけます。
ここで注意したいのが、「I could not」と「I was not able to」という二つの表現における意味合いの違い。前者はできなかったことが未だにできていない状態を表し、後者は過去にはできなかったけど今はできるようになったということを示します。この例文では、まだ数式の意味を理解できていない状態なので、「could not」を用います。
宿題を提出するときに使う英語
宿題の提出の仕方もメール、直接の提出、オンラインなど様々な方法が。決められたどんな方法で提出するのかを聞くことも大事です。また指示されるときに単語や表現を聞き漏らさないように注意が必要です。
先生: Please email me by the class time. Here is my email address.
「次のライティング課題はどのように提出すればよろしいでしょうか。」
「授業までに私へメールで送ってください。こちらが私のメールアドレスです。」
アメリカの大学では授業によっては宿題の提出方法が異なることがよくあります。授業で指示されていなくて、わからないときは「How can I submit〜?」と聞いてみましょう。ここでの「How」は提出の方法を問う疑問詞になります。宿題を提出する方法は、「メール(email)」、「印刷したプリント(hard copy)」、「ブラックボード(blackboard)」など様々。
ちなみに日本語のメールは英語ではemailになります。mailは郵便なので、注意が必要です。ブラックボードとはオンラインでクラスの資料の共有・宿題の提出(assignment submission)・成績の表示(grade)・連絡(announcement)などを行うクラスの掲示板のようなものです。アメリカのほとんどの大学や短大で導入されています。
(病気で寝込んでいたので、前回の統計の課題を提出できませんでした。遅くなりましたが、課題の提出を受け付けてくださいますか?)
宿題を締め切りまでに提出できないことも、もしかしたらあるかもしれません。ここでのポイントは、遅くなってしまった課題の受け取りを依頼すること。
「accept」は受け取る、受領するという意味になるので、このようなシーンに最適です。submissionはsubmitの名詞の形です。
アポイントメントを取るときのフレーズ
留学中は何かと予約を取らないといけないシーンが数多くあります。教授とのオフィスアワー、大学スタッフとの面談、クラブの打ち合わせなどなど。そんな時に必ず使うフレーズがあります。
先生: Sure. I will be at the office from 10am to 12pm. You can stop by whenever you want.
「教授の水曜朝のオフィスアワーの予約を入れたいのですが。」
「はいもちろん大丈夫ですよ。10時から12時までオフィスにいるので、その時間帯でしたらいつ来ても構いません。」
「make an appointment」で「予約を入れる」という意味になります。「予約」という英単語には他にも「reservation」がありますが、人との約束をする時は「appointment」を用います。「reservation」は物や場所を確保する意味での予約を示し、レストランやホテル、レンタカーの予約に使われます。
オフィスアワーは教授に直接連絡し、予約を入れることが大事です。この時間に教授が他の学生の対応をしている可能性もあるので、事前に確認を取ることが礼儀であると言えるでしょう。
風邪で授業を休みたい時に使えるフレーズ
授業を休むことはあまり良くないことですが、風邪が辛くてどうしても休みたいときはありますよね。そんな場合は以下のようなフレーズを使って、メールや電話をして一報いれてみましょう。
(申し訳ないですが、昨日から風邪をひいているので、今日の授業は欠席してもよろしいでしょうか?)
(風邪をひいていたので、前回の授業を休んでしまいました。授業のプリントがあれば、頂けますか?)
「have a cold」を現在完了形で表すことにより、「風邪をひいている」という状態を表します。「catch a cold」という表現もありますが、これは「風邪をひく」という動作を表すことになり、前者と後者では意味のニュアンスが若干異なります。
前述のシラバスの表現で、absenceという単語が出てきました。これは名詞であり、「欠席をする」というときは「be absent」と表します。2の例文では「miss」という動詞が授業を休むという意味を成していますね。「miss」はよりカジュアルな表現で「〜しそこねる」と日本語では言えます。しかしニュアンスとしては「授業を休む」と同意義です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。外国での学生生活をひとつ取ってもいろいろなシーンとその場面ごとに使われる単語やフレーズはたくさんあります。ここで紹介したものは基本となるため、一度覚えてしまえば様々なシーンで活用することができてとても便利です。これらの英語表現をマスターして、留学先での学生生活を楽しんでくださいね。
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