英語学習者が直面する「いつも似たような表現ばかり使ってしまう」問題を打開する方法

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英語のスピーキング学習においては、「以前と同じようにやっているのに、伸びている気がしない」と感じる時期があるかと思います。この現象は、単なる感覚や思い込みではありません。どのような学習者にも、頑張っているのに伸びない時期というものが必ずあるのです。

スピーキング学習におけるその最たる例が、「(知らず知らずのうちに)いつも似たような表現ばかり使ってしまう・・・」というものです。この問題に英語学習者はどう立ち向かうべきなのでしょうか。

中級レベルの英語学習者に多い「いつも似たような表現ばかり使ってしまう・・・」について

英語学習をしばらく続け、中級レベル(TOEIC700点、英検準1級程度レベル)の英語力を身につけたあたりで、自分のスピーキング能力について「いつも似たような表現ばかり使ってしまう・・・」と感じる人が多くいます。原因はどこにあるのでしょうか?

英語学習者は中級レベルにいたるまで、「何て言えばいいのだろう?」⇒「こう表現するのか!」という経験をして、一つ一つのフレーズをインプットしていきます。スピーキングの学習において、フレーズを覚える必要に迫られ、言えなかったことがだんだんと言えるようになっていきます。

そして、自分の言いたいことを、たいていは英語で表現できるレベルに達したときに、先ほどの「何て言えばいいのだろう?」⇒「こう表現するのか!」というプロセスの頻度が自然と落ちてしまうのです。もちろん、このレベルの英語力があれば、日常会話で困ることもそうありません。ですので、このレベルに留まっている日本人は相当数いると思います。

しかし、ここからさらに自分のスピーキング力を高めたい、言い換えれば、自分の表現の幅を広め、洗練されたものにしたい場合には、今までの「何て言えばいいのだろう?」⇒「こう表現するのか!」だけでは足りません。英語スピーキングにおいて、中級レベル(英検準1級程度レベル)から上級レベル(英検1級程度レベル)になるためには他に必要なことがあるのです。

上級レベルのスピーキング力を得るためにやるべきこと

中級レベルまでは、必要に迫られて自分の使えるフレーズを増やしていきます。そして、一通り自分の表現したいことは表現できるレベルに達したときに、英語スピーキング学習における「いつも同じ表現ばかり使ってしまう・・・」という時期がやってきます。ここからはその対策についてです。

まず、英語を話せない原因について、よくポイントの外れた話を耳にします。「日本人はミスを気にしすぎ」「日本人の発音は聞き取りにくい」「自分の意見を言おうとしない」・・・などいろいろ言われていますが、これらは問題の本質ではないと思っています。そもそも「ミスは気にせず、はいどうぞ!」とだけ言われても英語を話すことなどできません。なぜなら、ほとんど全ての学習者は、インプット量(覚えている量)が足りないからです。そして、これは上級レベルを目指して表現の幅を増やしていく上でも同様のことなのです。異なる点は、中級レベルまでは必要に迫られますが、上級レベルへは必要に迫られないことです。

つまり、上級レベルの英語を手に入れるには、必要に迫られていない状況においてでも、自発的にインプット量を増やすことが大切なのです。

意図的に「ちょっと表現を変えてみる」積み重ねが表現の幅を広げる

例えば、自分の考え・意見を伝えようとする場合、多くの人はI think...と始めます。このような場合に「意図的に」他の表現を使ってみるのです。「意図的に」行わなければ、どうしても自分に馴染みの深いフレーズに頼ってしまい、表現の幅が広がりません。I’m sure / I am confident / My opinion is / In my view・・・などつねに表現を広げる意識を持つのです。そして、これらを一つ一つインプットして、実際に使って覚えていくのです。とても些細なことに思えるかもしれませんが、こうした一つ一つの積み重ねが、幅広い表現を使いこなす英語上級者になるために必要な学習方法なのです。

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