実用英語技能検定「準1級」「1級」ライティング出題形式変更【英検リニューアルが日本人の英語学習に与える影響とは#2】

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2016年度第1回実用英語技能検定(以下、英検)より「準1級」「1級」のライティングテストの出題形式が変更されました。今回はその変更のポイントをまとめてみました。

英検「準1級」ライティング出題形式変更について

英検準1級における出題形式の変更は他の級と比較してもかなり大きいと言えます。細かな点も含めればいくつかありますが、大きな変更は次の2点と考えて良いでしょう。まず一つ目に、問題形式が今までのEメール形式からエッセイ形式に変更されました。二つ目に、求められる語数がAround 100 words(100語前後)から120-150words(120から150語)となりました。これら2つの変更は受験者に大きなインパクトを与えたはずです。

私は基本的にはこの準1級における問題形式変更は非常に良いと思っています。この変更により、受験者のライティング力がより高い精度で測定されるようになったと言えます。

まず、以前までのメール形式の場合、受験前の準備が試験の出来に大きな比重を占めます。もう少し詳しく説明すると、日本語においても、手紙(メール)を書くときにはある程度の定型表現というものがあります。これは英文メールにおいても同じことであり、事前に多くの定型表現を調べておけばそれだけ有利になります。また、この定型表現が使えることは時間の節約にも役立ちます。今回の変更により、定型表現が使える場面が減りました。さらに、語数が120~150語と増加されたこともあり、受験者のライティング力がより精密に測定されるようになったと言えるでしょう。

英検「1級」ライティング出題形式変更について

1級は準1級のように大幅な変更ではありませんでした。受験者に影響を与えた変更は語数の増加でしょう。今までのAround 200 words(200語前後)から200-240words(200から240語)となりました。これはライティングパートへの影響よりもリーディングパートへの影響があったと言えます。

200語程度の英文を書いてきた1級受験者なら、240語の英文を書けることは間違いありません。問題はそのプラス40語のためにさらに5分程度の時間を費やさなければならないことです。英検1級の合否を分けるポイントの一つが大問3における長文読解10問です。自分の経験からもここには試験時間100分中の50分は費やしたいところです。実際にはもう少し必要かもしれません。ライティングの語数の増加によってさらにタイムマネジメントが厳しくなりました。受験者はより一層の速読力を求められることになりました。

「個人成績表」のリニューアルについて

今回の英検リニューアルに伴い「個人成績表」も新しくなりました。この改訂された「個人成績表」は大変素晴らしいものになっています。

1級「個人成績表」の変更点を私個人のものを用いて説明します。
以下のものが前回(2015年度第3回)Web上で発表された成績表でした。
20160720_eiken_01_3
つまり、英作文28点中の点数のみの表示でした。多くの学習者の方にはわかっていただけると思いますが、この減点された4点の理由をとても知りたく思っていました。

今回(2016年第1回)リニューアルされたものです。
20160720_eiken_02_3
「語彙」「文法」は満点に近いものの、「内容」と「構成」にはまだまだ改善の余地があることが分かります。このような形式での成績発表は今回が初めてでしたが、このように自分の改善すべき点を教えてくれるライティングの個人成績表は非常に目新しいものです。言うまでもなく、今後の学習指針を考える上で大変役立ちそうです。

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