英語から日本語に正確に和訳できるようになる翻訳テクニック3選

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みなさんこんにちは。No.1オンライン英会話スクール「レアジョブ英会話」が運営する、英語情報メディア「Rarejob English Lab」ライターの石田です。

英語を日本語に訳す機会は意外と多いものです。

ビジネスパーソンであれば、海外から送られてきたビジネス文書を日本語に訳すこともあるでしょう。大学生や研究者は、海外の研究書や論文を日本語に訳して理解することも多いです。受験生であれば、どんな学校を受けるにしても、必ず英日翻訳の問題が出るはずです。

こうして考えてみると、英日翻訳は私たち日本人にとって最も使用頻度が高い能力の1つと言えるでしょう。

しかしこの英日翻訳、一筋縄ではいきません。日本語と英語という言語はあまりにもシステムの隔たりが大きいからです。「辞書と根気があればなんとかなる」かと思いきや、そうもいかないのが現実です。

本日は英語を日本語に訳すテクニックについて考えてみましょう。

1)翻訳をする前に

翻訳には、2種類の段階があると私は考えています。

①とにかく英語を日本語にして理解する段階です。
英語を解読して、意味が理解できるレベルの日本語に変換する作業です。google翻訳などオンラインの翻訳サービスがやってくれるのがこのレベルです。

②日本語として読みやすい文章に変換する段階です。
英語の単語と文法を日本語のものに入れ替えただけでは、日本語として不自然な文章になってしまうことが多いものです。

社内メモなど、意味が通ればいいという場合は①だけでもかまいません。しかし、それでは不十分な場合もあります。例えば受験生の方は、英文和訳した日本語があまりに不自然だと点数を落としてしまいます。また、ビジネスにおいても、ただ意味が通るだけでは不十分なシーンがあると思います。

例えば先日PCのOSをWindows10に更新した時、突然壁紙をお勧めしてきて「気に入りましたか?」と聞かれました。
言いたいことはわかりますが、私は確実に愉快ではありませんでした。

“Do you like this?”

①「気に入りましたか?」

②「こちらの画像はいかがでしょうか」

のように、お客様に見られる文章の場合は、もう一段回の翻訳が必要ではないでしょうか。

自然な日本語が必要なら、翻訳にひと手間加えなければいけません。

2)日本語と英語の大きすぎる違い

言語が違えば、言葉の使い方も変わります。日本語と英語がどう違うのかについては、日英対照言語学と言う学問領域で研究されています。
そこでは、実に様々な違いが上げられているのです。

2)-1 単語レベルの違い:カタカナ英語に気をつけろ

日本語と英語は全く別の言語ですが、共通点も無いわけではありません。日本語には、英語由来の語彙がたくさん流入しています。ビジネス誌やファッション雑誌などを開けば、ほとんどがカタカナ英語で書かれた文章に何度も遭遇するでしょう。英語語彙は日本語にとってなくてはならない存在です。

しかし、カタカナ英語は英語から意味が変わっている場合もあります。例えば、「チャージ」といえば何かを貯めることですが、英語のchargeには「請求する」という意味もあります。

留学生からよく指摘されるのは「サービス」という言葉の意味です。「こちらはサービスになります」と言うように、日本語では「こちら側の負担で何かをしてあげる」意味で使われます。しかし英語のserviceにはそのような用法はなく「仕事・服務」という意味で使われています。

英文中に日本語にも存在する単語が出てきたとき、安易にカタカタ英語に訳すのは絶対にNGで、必ず辞書を引く必要があります。

2)-2 文法レベルの違い:直訳の罠

最も問題が大きいのはここです。日本語と英語は全く別の言語であるため、言語を組み立てるルールが全く違います。大げさに言えば、全く違う世界を持っているということです。そこを翻訳するのは、本来はかなり無理のある作業なのです。細心の上にも細心に訳す必要があります。

日本語の動詞は「○○する」「○○した」「○○している」という基本の活用に、助詞や助動詞がくっつくことで成り立っています。

英語の動詞は、非常に多様な形を取ります。現在形・過去形・現在完了形などの時間に関係することや、仮定法などの話し手の認識に関係することなど、かなりの部分を動詞の変化でまかなっています。

また、英語には「無生物主語」という現象もあります。

“This book makes you smarter.”

私の手元の本の帯に、こんな文が書いてあります。ほんの5ワードの短い文ですが、2つの注意点が隠れています。まず、この文の主語は”this book”で間違いありません。そして、”A make B C”→「AがBをCにする」という構文が使われています。

直訳すると、「この本があなたをスマートにする」となります。これが第一の案です。

日本語では、生き物でないものを主語として文を書くことは少ないと言われています。「この本が」という書き出しは、いかにも外国語を直訳した印象があります。

また、smartという形容詞は「スマート」と音訳され、日本語でもよく使われています。しかし、日本語のスマートが「体格が痩せた、スリムな」という意味合いで使われるのに対し、英語のsmartは「頭がよい、かしこい」という意味で使われます。スマートフォンは、「頭のいい電話」という意味であって、「スリムな電話」ではないですよね。

日本語の言葉遣いに忠実に訳すなら、「この本を読むことによって、あなたは理知的になることが出来ます」となるでしょう。これが第二の案です。

第二の案は英語の原文に比べてかなり冗長になってしまいました。本の帯に書く煽り文句としては不適切かもしれません。

商業で使うのならここでもう一段階の変形が必要です。例えば「この一冊であなたをもっとインテリジェントに!」とか、「スマートライフを支える一冊!」とかと書いて、広告としての機能性を担保するわけです。これが第三の案です。

“This book makes you smarter.” このたった5ワードの文ですら、注意深い翻訳が必要なことがお分かりいただけたと思います。

英語のどの言い方が日本語のどの言い方に対応するか、正確に理解していなければ誤訳につながります。

3)実際の英日翻訳の流れ

英語初中級者の方にとって、長い文章の翻訳は間違いなく気が滅入る作業でしょう。一語一語訳していくのは根気がいります。今回は、可能な限り省エネで訳せるテクニックを考えていきます。

①google翻訳で大意をつかむ

google社の提供するgoogle翻訳は、膨大な翻訳対(言語の対訳データ)をコンピュータに学習させることによって、既にかなりハイレベルな翻訳を提供できるまでに進化しています。特殊な慣用句や文脈に強く依存した表現を訳すのは無理ですが、それでも大意をつかむには十分有効です。

②意味の通る日本語に翻訳していく

原文を片手に、一文ずつ訳していきます。google翻訳の答えも参考にしていきます。この段階では、文章としてのきれいさを考える必要は全くありません。

③自然な日本語に調整する

ステップ②で生まれた日本語は、必ず不自然なところがあるはずです。それを日本語として違和感のない状態にするのが最後のステップです。

4)実践編!英文エッセイを翻訳してみよう

ここからは、実戦を通して翻訳力を養ってみましょう!

最初に題材として使うのは、著名な倫理学者であるマイケル・サンデル氏の『What Money Can’t Buy』(Michel J. Sandel, “What Money Can’t Buy”, Farrar, Straus and Giroux 2012)です。「資本主義の限界」を読みやすい文体で論じており、そこまで難しい単語も出てきませんので、適切な難易度の本です。翻訳するのは冒頭の書き出しです。

Nobody likes to wait in line. Sometimes you can pay to jump the queue. It’s long been known that, in fancy restaurants, a handsome tip to the maître d’ can shorten the wait on a busy night. Such tips are quasi bribes and handled discreetly. No sign in the window announces immediate seating for anyone willing to slip the host a fifty-dollar bill. But in recent years, selling the right to cut in line has come out of the shadows and become a familiar practice.

①まずはgoogle翻訳にかけてみよう

まとまった文章を訳すときは、google翻訳にかけてみましょう。様々な気づきが得られます。

翻訳後の文章がこちらです。

誰も列に並ぶのを好きではありません。 時には、キューを払うことができます。 すばらしいレストランでは、忙しい夜に待つことを短くすることができることが長い間知られていました。 そのような先端は疑似賄賂であり、慎重に扱われる。 ウインドウの看板には、ホストに50ドルの請求書を送る意思がある人のための即席の座席が示されていない。 しかし、近年では、ラインをカットする権利を売ることは影から出てきており、おなじみの練習になります。

いくつかの難しい単語に対して、google翻訳はざっくりとですがヒントを与えてくれます。

例えば maître d’ は「ホスト」, quasi bribes は「疑似賄賂」と訳されています。前者のフランス語由来の単語は並みの辞書には載っていないおそれがありますし、後者のようなフレーズは辞書では調べにくいものです。機械翻訳を使えばこういったものが3秒で理解できます。

一方で、まだまだの部分もあります。” Sometimes you can pay to jump the queue” は「時には、キューを払うことができます」と訳されてしまっていますが、jump が抜けてしまっている上に、 列:queue を、まるでビリヤードのキューのように訳してしまっています。おそらく、jump the queという表現に対応した翻訳ペアの学習が十分ではないので、機械はこの部分の翻訳を放棄しているのでしょう。最後のbecome a familiar practice も、「お馴染みの練習になります」と、practiceの訳がおかしくなっています。

カタカナ英語と対応しない英語も出てきました。in fancy restaurants のfancy は、「ファンシー」というカタカナ英語になっています。その意味は、「キャラ物的なかわいらしさ」のようなイメージではないでしょうか? しかし、google翻訳はこれを「すばらしいレストランでは」と訳しています。そう、英語のfancyと日本語のファンシーでは全く意味が違うのです。機械翻訳はモノの数秒でそれに気づかせてくれました。

慣用表現を見てみましょう。come out of the shadowsを、google翻訳は「影から出てきており」と訳しています。意味は分かりますが、いまいちしっくりこないですよね。こういう場合は、人間の手でもう少し洗練させなければなりません。

以上、google翻訳の翻訳を見てきました。100点満点とは言えませんが、無料かつ数秒で訳してくれるサービスとしてはかなりのものです。やみくもに翻訳する前に、まず一度使っていきましょう。

②意味の通る日本語に訳そう

では、今度は人力で翻訳してみましょう。

Nobody likes to wait in line.

第一文から訳しにくいnobody文が出てきてしまいました。英語にはnoをつけることで名詞を否定する言い方が一般的にあります。一方、日本語にはそのような言い方はありません。機械翻訳は、「誰も列に並ぶのを好きではありません」と訳しています。” Nobody likes to wait in line.” は肯定文ですが、それを否定文にして処理したのです。このように、no+名詞の文は「肯定と否定をひっくり返す」ことで翻訳します。

Sometimes you can pay to jump the queue.

二文目には、問題のjump the queue が出てきます。queueを辞書で引くと、「人が並んでいる列」という意味がありました。前の文に出てきた wait in line (列になって並ぶ)との対応を考えると、この解釈が正しそうです。「列を跳ぶためにお金を払う」と訳しておきます。

It’s long been known that, in fancy restaurants, a handsome tip to the maître d’ can shorten the wait on a busy night.

ここでは現在完了形が登場します。現在完了形は「過去から今に至るまで」の長い時間のことを説明するときに使います。今回は be known(知られている)状態がずっと継続しているという意味です。「それは知られている」と訳します。

fancy restaurants, a handsome tipは、どれも日本語の「ファンシー」「ハンサム」とは違うようですね。こういう時は辞書を引いてみます。fancyは「上等の」、handsomeは「気前の良い」という形容詞の用法が見つかります。

a handsome tip to the maître d’ can shorten the wait on a busy night

shortenは縮めるという意味です。「気前の良いチップが忙しい夜の待ち時間を縮めることが出来る」ととりあえず訳しましょう。この段階では自然さを考える必要は全くありません。

Such tips are quasi bribes and handled discreetly.

quasi bribesは珍しい言い回しですが、google翻訳のおかげで「疑似的な賄賂」と訳せます。テクノロジーの恩恵には積極的に預かりましょう。discreetlyは「慎重に」と言う意味の副詞。

No sign in the window announces immediate seating for anyone willing to slip the host a fifty-dollar bill.

No+名詞がまた出てきていますので、気に留めておく必要があります。

それよりもこの文の場合は、willing以下の文の構造の方が問題になります。google翻訳は「ホストに50ドルの請求書を送る意思がある」と強烈な誤訳をしています。a fifty-dollar billのbillは、請求書ではなく紙幣です。これは、「疑似的な賄賂」いう語が出てきていることから、文脈で把握できるところです。機械翻訳は、複数の意味を持つ単語を文脈に合わせて使いわけるのが苦手なので、こういう点には注意が必要です。

この部分は”be willing to do A(Aをするのをいとわない)”という表現が軸になっています。slip以下はSVOOの構造になっており、hostにa fifty-dollar billをslipさせるという風に理解できます。目的語を取るのは他動詞だけですから、辞書からslipの他動詞用法を探します。すると、「こっそり手渡す」というピッタリの用法が見つかります。このように、時として複雑な英文解釈が必要になる場合もあります。

また、この文もNo signs in the windowという無生物がannounceするという、日本語にはない構造になっています。「アナウンスする標識はない」としておきましょう。

But in recent years, selling the right to cut in line has come out of the shadows and become a familiar practice.

この文の最大のポイントはcut inという句動詞です。句動詞を紙や電子の辞書で引くのは案外面倒なので、googleで検索した方が手っ取り早いでしょう。私は日向清人先生のこの本を辞書代わりに使っています。

“has come out of the shadows and become a familiar practice”の部分はやや難解です。まず、haveがあるので現在完了形であることがわかります。現在完了形は、「これは今のことだよ!」ということを強調するときに使うので、そのニュアンスを日本語に反映させたいところです。また、come out of the shadowsを直訳すれば「影から出てくる」という意味です。とりあえずそのままにしておきましょう。

ステップ②の翻訳結果

列で待つのが好きな人はいない。
たまに、あなたは列を跳ぶためにお金を払える。
それは長く知られてきた。上等なレストランでは、給仕長に対する気前の良いチップが、忙しい夜の待機を縮めることが出来る。
このようなチップは疑似的な賄賂であり、慎重に扱われる。
ホストに50ドル札をこっそり渡すことをいとわない誰かのための即座の着席を告知する標識は窓にない。
しかし最近では、列に横入りをするための権利を売ることは、影から出てきて、普通の習慣になっている。

日本語としては不自然な面もありますが、おおむね理解できる内容になっていると思います。

③自然な日本語に調整しよう

現状の翻訳は、日本語と英語の中間のような状態になっています。これを日本語らしい日本語にするのが最後のステップです。ここでポイントになるのは、無生物主語の文を上手くこなれた訳にすること、慣用句のニュアンスを消さずに翻訳することです。このステップは翻訳者の個性が出ます。今回は、私なりの改善例を紹介します。

列で待つのが好きな人はいない。
→誰しも、長いこと待たされるのは嫌なものだ。

たまに、あなたは列を跳ぶためにお金を払える。
→お金を払うことで、列に横入りできるようになることがある。

それは長く知られてきた。上等なレストランでは、給仕長に対する気前の良いチップが、忙しい夜の待機を縮めることが出来る。
→上等なレストランでは、給仕長に気前よくチップを渡してやることで、待ち時間を縮めることが出来る。忙しい夜にはありがたい話だろう。

このようなチップは疑似的な賄賂であり、慎重に扱われる。
→とは言え、このようなチップは賄賂のようなものであり、慎重な取り扱いを要する。

ホストに50ドル札をこっそり渡すことをいとわない誰かのための即座の着席を告知する標識は窓にない。
→そのため、店の窓には、「店員に50ドルお渡しいただければ、早めにご着席いただけますよ」などとは書いていない。

しかし最近では、列に横入りをするための権利を売ることは、影から出てきて、普通の習慣になっている。
→しかしながら、最近では、列に横入りする権利を売ることは、誰もが知っているごく普通の習慣になっている。

出来上がった翻訳がこちらになります。

誰しも、長いこと待たされるのは嫌なものだ。

ところで、お金を払うことで、列に横入りできるようになることがある。上等なレストランでは、給仕長に気前よくチップを渡してやることで、待ち時間を縮めることが出来る。忙しい夜にはありがたい話だろう。

とは言え、このようなチップは賄賂のようなものであり、慎重な取り扱いを要する。そのため、店の窓には、「店員に50ドルお渡しいただければ、早めにご着席いただけますよ」などとは書いていない。
しかしながら、最近では、列に横入りする権利を売ることは、誰もが知るごく普通の習慣になっている。

いかがでしたでしょうか。ルールすら金で買えるアメリカの現状に警鐘を鳴らす書き出しでした。

私に翻訳を教えてくださった恩師は「翻訳家は突き詰めるとコピーライターや小説家になる」とおっしゃっていましたが、その通りだと思います。

とはいえ、全ての方がそのレベルの翻訳を目指す必要は全くありません。google翻訳をうまく使いこなし、省エネで翻訳していくテクニックの方が、実務では重要になると思います。

5)英文ニュースを翻訳してみよう

続いてはBBCのニュースを訳してみましょう。今回は教育ニュースから、「双子は別のクラスで教えるべきか?」 の書き出し部分を訳してみます。

Should twins automatically be put in different classes at school? New research suggests not. A study from Goldsmiths, University of London, finds no strong evidence that putting twins into different classes at school is better for them academically. And this is the case for both identical and non-identical twins. It says there should be no strict rules on separating twins, and it should be left to the youngsters, their parents and teachers to decide what is best.

①google翻訳で大意をつかむ

双子は自動的に学校で別のクラスに入れられるべきですか? 新しい研究は示唆していない。 ロンドン大学ゴールドスミスの調査によると、学業的には双子を学校で別の授業に入れた方が良いという強い証拠は見つかっていません。 そして、これは、同一の双子と非同一の双子の両方の場合です。 双子を分離するための厳格な規則はないべきだとしており、何が最善であるかを決めるためには、若者、両親、先生に任せておくべきです。

ぱっと見た感じ、先ほどのサンデル氏のものよりかなりきれいな日本語になっていますよね?google翻訳は新聞のようなスタンダードな文章には非常に強いのです。出てくる表現パターンが限られているからでしょう。

②意味の通る日本語に直す

今回は既にほぼ意味が通る日本語ですが、一部誤訳もあります。

A study from Goldsmiths, University of London, finds no strong evidence that putting twins into different classes at school is better for them academically
学業的には双子を学校で別の授業に入れた方が良いという強い証拠は見つかっていません。

academicallyはacademicの副詞形ですから、「学術的には」が妥当でしょう。

identical and non-identical twins
同一の双子と非同一の双子

identical twins:一卵性双生児が訳せていません。

it should be left to the youngsters, their parents and teachers to decide what is best.
何が最善であるかを決めるためには、若者、両親、先生に任せておくべきです

youngsterには「若者」という意味もありますが、文脈からすればこれは「児童本人」という意味でしょう。機械翻訳は文脈を察してあげられないので、このような訳になっているのです。

③日本語として自然な文章に

一例として私の案を載せさせていただきます。

双子は自動的に学校で別のクラスに入れられるべきなのでしょうか?
最新の研究では、この考えは否定されています。ロンドン大学・ゴールドスミスの調査によると、学術的には双子を別のクラスに入れるべきだという有力な根拠は見つかっていません。これは、一卵性・二卵性の双方です。研究チームは学校教育で双子を分離するための厳格な規則を儲けず、決定権を生徒・両親・先生に渡すべきであるとしています。

いかがでしょうか。興味のある方は、是非BBCのサイトにアクセスして、全文翻訳に挑戦してみて下さい。

6)まとめ

翻訳は必要とされるレベルによって2段階に分かれます。

文法・語彙の全てを使った総力戦になりますから、機械翻訳を上手く使って、楽できるところは楽をしていきましょう。

翻訳の手腕が問われるのは日本語としての自然さで、今の機械翻訳ではまだまだ不十分です。ここを磨き、「小説家・コピーライター」の域に至れればどこでも重宝される翻訳者になれます。とはいえ、そこまでの高い技能を目指さないなら、省エネ翻訳術を突き詰めていく方が有益だと思います。

自分が翻訳をする目的を見直し、どの程度の労力をかけて学ぶか選択していきましょう。基本は練習あるのみです!

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