海外の空港で飛行機を乗り逃した。面倒な手続きが山ほどあるのに、現地のスタッフは日本語が通じない……。こんな時、みなさまだったらどうされますか?実は筆者の身についこの間起こったことなんです。
先日、韓国の仁川国際空港で飛行機に乗り遅れてしまい、日本に帰ることが出来なくなってしまいました。スタッフの方、他の乗客の方には大変ご迷惑をおかけしてしまっており、このこと自体は全くよくないことをしてしまったと感じております。
しかし、こういうトラブルは誰にでも起こる可能性があることだと思います。日本語の通じない場所でトラブルになったとき、身を守ってくれるのは英語しかありません。では、どんな英語が役に立つのでしょうか?筆者の失敗から、実戦形式で見てみましょう。
トラブルでわかる英語のありがたさ
ちょっとした手違いで搭乗手続きが間に合わず、手荷物検査を終えてゲートにかけつけたときには飛行機はもう出ていました……。ただ乗り逃しただけならまだいいのですが、手荷物検査などをすべて受けてしまったので、話がややこしくなります。税関などすべてとり直さないといけないからです。
現地のスタッフの方が、本当に申し訳なさそうな表情で、グーグル翻訳の画面を見せてくれます。そこに表示された「あなたは飛行機には乗ることができません」という言葉をみて、これからの手続きの大変さを考えさせられました。
筆者は韓国語はまったくできません。ここから帰国までの手続きは、全部英語でやらなければいけないのです。一瞬もう帰れないのではないかと思いました。
第一声は「Do you speak English?」
航空会社のスタッフの方の第一声は「Do you speak English?(英語話せますか?)」でした。この時点で、日本語で手続きをするという道はなくなったな、と察します。まずは「Yes」と答えます。
スタッフの方の英語は、お互いノンネイティブだけに、わかりやすいものでした。
Your flight has gone.
(あなたの飛行機は行ってしまいました。)
You have to go out of this area.
(このエリア(手荷物検査を終えた後の場所)から出てください。)
筆者は翌日仕事があったので、とにかくその日の間に帰らなければいけませんでした。なので、新しいチケットを取らなければいけません。
OK, well, how can I take another ticket for Japan?
(わかりました。その、どうやったら日本行きの別のチケットを買えますか?)
すると、スタッフの方は色々調べてくださり、申し訳なさそうにこうおっしゃいました。
Sorry sir, we are full. We are fully booked today.
(すみません。いっぱいです。今日はもう予約されてしまっています。)
しかし、ちょっと明るい顔になってこうもおっしゃいました。
Oh, we have a ticket for Sapporo!
(あ、札幌いきならありますよ!)
さすがに札幌にいっても東京の職場まで戻ってこられないので、その便はお断りします。すると、他の航空会社を探してくださいという結果になりました。いったん税関を通って、空港に戻ります。
「免税品を買ってませんか?」厳しい税関
いちばんの難関は税関でした。免税品を密輸しようとしていないか? と厳しく聞かれるからです。しかも、ここの職員の方は、航空会社の方ほど英語を話してくれません。単語でコミュニケーションを取ります。一番聞いたのがこの単語です。
Luggage!
(荷物!)
こういわれたら、とにかく荷物を渡します。これを3回以上は繰り返しました。普通に手荷物検査を受けるのも結構大変ですが、いったん入ってしまってから出るのはもっと大変なのです。よけいな手間をかけてしまっている申しわけなさも重なり、生きた心地はしませんでした。
Did you buy any duty free items?
(免税品を買いましたか?)
Did you buy any items in this airport?
(この空港の中でなにかを買いましたか?)
この二つの質問も何度も聞かれます。ここは空港の方にとっては大事なポイントのようです。誤解されると困るので、とにかくなにも持っていないことを伝えます。
No, never.
(いえ、なにも。)
I bought nothing inside this airport.
(空港の中では何も買っていません。)
ここは変に気取ったような英語を使って誤解されると問題になります。Noを連発するのが一番だったと思います。
次の飛行機を取りたいのですが……。英語で交渉に挑戦
なんとか税関を通り抜けて、空港のロビーに戻りました。しかし、問題は何も解決していません。明日までに東京に戻らなければいけないのです。飛行機を探すアプリで検索して、オンラインで他の飛行機を予約しようとしますが、当日券はなかなか手に入りません。
そこで、航空会社のスタッフさんに手当たり次第に話かけて、チケットが余っていないか聞く作戦に出ました。
Excuse me! Do you have any available tickets for Natira, Tokyo today?
(すいません!今日の東京の成田のチケット余っていませんか? )
どこの会社に行っても聞かれるのは、まずこれです。
Have you reserved?
(予約されていますか?)
事情をかんたんに説明して、予約していないが、今日中にチケットが欲しいことを伝えます。
No. Actually, I missed my flight this morning and I have to get to Tokyo TODAY. May I have a ticket please?(todayを強調)
(いえ。実は今日飛行機を逃してしまって、でも今日中に東京に帰らなければいけないんです。チケットを頂けませんか?)
3社目で「Oh, this is the last ticket!(これ最後の一枚ですよ!)」と、チケットを売ってもらえたので、ギリギリで日本に帰ることができました。
まとめ
海外の空港でトラブルになることは、決して珍しくないと思います。ほとんどの空港では、一部のフライトアテンダントはともかく、緊急対応のスタッフの方は日本語ができない場合が多いのではないでしょうか?こちらが現地のことばができるのが一番ですが、実際にはそうもいきません。となると、身を守ってくれるのは英語だけになります。
今回使った英語は、むずかしい表現はまったくありません。お互いがノンネイティブの状況では、気取った英語より絶対に伝わる英語の方が必要になります。それこそ中学生レベルの英語を適切に使えたので、大きなトラブルにはなりませんでした。
英語はいざという時身を守る道具になります。筆者の失敗から、トラブル回避の技を学んでください!
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