英語を勉強している方、発音は本当に面倒くさいですよね。音のルールは山ほどあるし、発音記号はわからない…。
でも、発音ができると英語が一気に上達するのもまた事実なんです。効果はあるけど手は付けにくい、こういうものには「コーチ」をつけましょう!
【英語×発音】発音を捨てる=英語を捨てる
日本の英語教育の問題点は、発音を捨ててしまっていることです。語学教育を研究している人たちは、「文法」「単語」「発音」を言語の三本柱だと思っています。カメラの三脚のようなものです。文法力・単語力・発音力がいっしょに「語学力」を支えているのです。その脚が一本だけ短かったらどうなるでしょう……。
1.【英語×発音】日本の英語教育は発音を捨てている
文法については、ちょっとマニアックすぎるくらい教えてもらえます。なんとか法・なんとか態などなど、みなさまも勉強したことがあるはずです。実はどれも言語学の専門用語で、学者が使うようなことばです。文法は言語学者と同じ目線で勉強させられています。
単語はどうでしょう。電車に乗っていると、高校生が必死に単語帳を読んでいます。学校の中で勉強できる単語の数は少ないです。例えば、TOEFLのリーディングを読んだり、海外ニュースを読んだりするレベルにはかなり遠いです。ですが、少なくとも、単語は勉強するものだという意識はあると思います。だから、自分で努力すれば改善されていく希望があります。
発音はどうでしょう。発音の訓練を受けたことがありますか? 発音の参考書を一冊でもやったことがありますか?旧センター試験には発音記号の問題がありましたが、一流大学の学生でも「捨てた」と言っています。これで英語ができるようになるはずがありません。
2.【英語×発音】「受験英語では発音を教えませんよ」と聞いた言語学者が絶句
高校生に英語を教えていた時の話です。その子はかなり頑張って英語を勉強していて、単語や文法はかなり覚えています。ですが、「音読してみて」とお願いすると読めない。リスニングも聴きとれない。発音を全く勉強していないからです。こんな教育が未だに続いているのか…とびっくりしました。
周りの言語学者たちに、「高校生は発音をまったく勉強しないらしいですよー」と言ってみると、全員が絶句!台湾の英語の先生は「難以置信!!(ありえねぇ!!)」と怒り出し、日本の先生も「それ、英語できるようにする気がないってことだよね」と悲しそうな顔に。
語学のプロからすれば、発音を捨てるのはいちばんダメなことなんです。
・スピーキング:発音があまりに悪ければ通じない。
・リスニング:音のシステムが頭に入っていなければ聴きとれるわけがない。
・リーディング:私たちは無意識に音読している。発音ができないと読むのが遅くなる。
・ライティング:良い文章にはリズムがある。リズムは発音を勉強しないとわからない。
プロなら発音を捨てるわけがないんです。言語学者たちは、発音を捨ててしまっている教育システムに怒っています。
【英語×発音】発音は独学できる。でもおすすめはしない3つの理由
発音を捨てる=英語を捨てる
では、発音はどうやって勉強したらいいのでしょうか。独学は出来るのでしょうか?結論からいえば、「独学もできる! …でもおすすめはできない」です。
1.【英語×発音】自己流だと合っているかわからない
参考書を買ってきて、CDを聴きながら頑張って勉強する。無理ではありません。ただ、ほんとうに合っているのかわかりません。語学のセンスがとても高い人なら、自分の声を録音して聴きまくればマスターできる可能性はあります。ですが、やっぱり変な発音が身についてしまう怖さがありますよね。英語と中国語をかなり話せる私ですが、独学したオランダ語は一ミリも通じなかった…なんていうこともあります。発音の独学はむずかしいです。
また、フォニックス(アルファベットの読み方)のルールはややこしすぎます。
・phoneはどうして「ポネ」ではなく「フォン」なの?
・takeはどうして「タケ」ではなく「テイク」なの?
・applyはどうして「アプリ―」ではなく「アプライ」なの?
アルファベットの正しい読み方を独学で身につけるには、フォニックスというルールを勉強する必要があります。
ですが、このルールは例外だらけで、本一冊にもなってしまいます。勉強してみてもいいですが、習うより慣れろでやった方が効率的だと私は思います。
2.【英語×発音】自然な抑揚が身につかない
英語で大事なのは、英語らしいイントネーションです。英語には抑揚があるんだ! 日本語とは違うんだ! なんて言われるじゃないですか。じゃあ具体的にどんな抑揚があるんですか? 日本語とはどう違うんですか? と英語の先生にきき返してみて下さい。答えられない人も多いはず。
自然なイントネーションを理屈で勉強しようと思ったら、英語音声学の本を読むしかありません。その時間と興味があるならぜひ読んでみてほしいとは思います。でも、忙しいビジネスパーソンや受験生は、そんな労力を英語に割けないはずです。
習うより慣れろ、の方が効率よくマスターできるはずです。
【英語×発音】オンライン英会話で発音トレーニング
英語の発音は、習うより慣れろで勉強した方が、効率がいいです。そのためには、私たちとおなじように英語を勉強してマスターした先生がよいです。ネイティブは生まれつき英語ができますから、説明できません。(日本語の「坂」と「作家」と「サッカー」の違いは、多くの外国人がわかりません。どう違うか、理屈で説明できますか?)
1.【英語×発音】「アルファベットごと発音」は事前に勉強しよう
発音力が全くのゼロでは、慣れる前に嫌になってしまいます。最低限の勉強はした方が良いでしょう。「最低限」とは、英語のアルファベットごとの読み方です。私はこの本で勉強しました。
thはどう読む? shはどう読む? 基礎的な音だけは事前に勉強しましょう。
こちらの記事も参考にしてみて下さい。
2.【英語×発音】「自然な抑揚」は英会話の中で身につける!
ひとつひとつの音が発音できても、自然な英語にはなりにくいです。英語には「大事なところは強く、そうでないところは弱く」というルールがあります。じゃあどこが「大事」なの? これを理屈で覚えるのは大変です。英語科の学生がヒーヒー言って勉強するレベル。
だからこそ、私たちはオンライン英会話を活用できるのです。英語を実際に話していく中で、勝手に英語らしいイントネーションが身についていきます。
英語力はインプット+会話の量で決まります。私ではなく、マイケル・H・ロングという有名な言語習得の学者が言ったことです。自然な英語をインプットし、実際に会話してみること。英語の習得にはこれが絶対に必要です。発音だって同じです。
・ひとつひとつの音は独学
・イントネーションは英会話で身につける
これが発音の最短ルートです。
まとめ
発音を捨てる=英語を捨てる
今の日本の教育は「英語を捨てている」んだということをしっかり認識してほしい、というのが私の気持ちです。周りのライバルが英語を捨てていても、あなたは取り返すことができます。発音を勉強すればいいんです。何歳だって遅すぎることはありません。ぜひ発音を勉強して、英語を取り返してください。
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