日本と海外ファッションって何が違うの?欧米のファッション文化とファッションに関する英語フレーズ

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皆さんは普段からご自身のファッションをどのように考えていらっしゃいますか?海外へ留学や仕事で滞在すると、日本人と現地の人のファッションの違いに否応なく気づかされます。今回は、そんな欧米人のファッションへの向き合い方と、ファッション関係の使える英語表現をご紹介したいと思います。

日本人と欧米人のファッション感覚はこんなに違う!

欧米へ旅行や英語留学に行った日本人が、現地の人々のファッションと自分の格好に大きな違いを感じることはよくあることです。文化が異なればファッションも異なるもの。まずはそんな日本人と欧米人のファッション志向の違いをご紹介しましょう。

ブランド好きな日本人と自然派の欧米人

欧米へ留学に行く際、おしゃれに気を使ってハイブランドの洋服で身を固めたところ、現地でとても浮いてしまったという声はよく聞くものです。日本ではブランド物を持つことが日常的で、洋服を選ぶ際、どこのブランドかを気にする方も多いですよね。

しかし欧米では日常的にハイブランドの洋服や小物を身につけている人はあまり見かけません。ブランドや流行に左右されず、シンプルで自分が着たい洋服を着ているという印象があります。大学などでも日本ではハイヒールを履いている女性をよくみかけますが、欧米ではスニーカーやビーチサンダルなど歩きやすい靴を履いている人ばかりです。

いつまでもカラフルな欧米人

ただ一方で、ある程度年齢を重ねた方が、とても若々しい格好をしているのはよく見かけます。日本では歳を取ると茶色や暗い色を選ぶ方が多いように思いますが、欧米では年齢に関係なく、自分が素敵に見える洋服を着用しています。ぴったりとしてカラフルなノースリーブシャツを着るおばあちゃんや、かっこいい穴あきのジーンズを履くおじいちゃんなど、「こんなふうに歳を取れたらいいな」と羨ましくなるものです。

かわいい日本人とセクシーな欧米人

日本では、いわゆるロリータ系の服装ではなくとも、可愛らしい印象の洋服が多いように思います。思春期をすぎて20歳を超えても、女性は幼く、可愛くありたいという潜在意識が強いのかもしれません。

一方欧米では、女性は「大人っぽく、セクシー」であろうと意識している傾向が強く、10代の前半頃から露出が高くピッタリとしたシンプルな服装がよく選ばれています。日本人は「隠す」ことに美意識を感じる文化がある為、こういった露出の高い女性にはドギマギさせられてしまうこともしばしばです。

気をつけたい!ファッションに関する英語表現

ファッション関係の言葉はほとんどが英語から来ているため、そのまま使っても通じるものもたくさんあります。例えば「スカート」はそのまま「skirt」、ベストは「vest」という具合です。しかし似ているからこそ若干異なる使い方をするものもまた多く、注意が必要です。今回はそんなファッションにまつわる注意が必要な表現を集めてみました。

ジーパン:jeans

ジーパンと言っても通じません。

パーカー:hoody

英語圏でパーカーというと、防水カッパの意味になります。トレーナーにフードがついた「パーカー」は「hoodie」や「hoody」といいます。

パジャマ:Pajamas

パジャマは最後にsをつけて表現します。

ワンピース:dress

ワンピースでは通じません。ワンピースや、パーティーに着ていくドレスは総称して「dress」といいます。普段着のワンピースを着ていて「Nice dress!」と言われても驚かないようにしましょう。

トレーナー:sweatshirt

スェット生地のトレーナーのことは、sweatshirtと表現します。トレーナーというと「調教師」や「ジムなどのトレーナー」の意味になります。

フリーサイズ:one-size-fits-all

フリーサイズも英語のようで全く通じません。英語や韓国などのアジア圏では「free-size」と表現されることはありますが、欧米では「one-size-fits-all」と表現します。

ノースリーブ:sleeveless

「sleeve(袖)+less(なし)」で「sleeveless」という表現を使います。ノースリーブと言っても通じません。ノースリーブのワンピースなら「sleeveless dress」と表現しますよ。

ワイシャツ:(dress)shirt

ワイシャツは明治時代に「white shirt」を聞き取れず「ワイシャツ」となったことが語源だそう。とくにフォーマルな場で着用する襟付きのシャツは「dress shirt」と表現します。

(下着の)パンツ:under wear

Pantsはズボンのことを指す事が多いので、いわゆる下着のパンツのことは「under wear」と表現します。ちなみにズボンを示す時は「pants」と「s」を必ずつけましょう。

スパッツ:leggings

最近ではレギンスが日本でもよく使われていますが、一昔前はぴったりとしたタイツのようなパンツのことを「スパッツ」といいましたよね。英語圏で「spats」というと、泥よけの靴カバーのことになりますので注意しましょう。

ピアス:pierced earrings

「pierce」のみだと「耳に穴をあける」という意味になり、通用しません。また通常のイヤリングは「clip-on earrings」といいますよ。

マフラー:scarf

冬に首元に巻く温かいマフラーは、「scarf」といいます。「muffler」というと、車の部品を指すことが一般的ですので「scarf」を使いましょう。

英語を使ってファッションを褒めてみよう

日常会話の中で、相手のファッションを褒めることから会話が始まることはよくあります。褒められれば誰でも嬉しいもの。ぜひ相手のファッションを褒める言葉をマスターしましょう。

You look gorgeous in the dress!
(そのドレスとっても華やかに見えるわ!)

「You look+形容詞」で「〜にみえる」という表現は相手のファッションを褒める時によく使うフレーズです。「gorgeous」は「華やか」「きらびやか」という意味で、日本では大げさなイメージがありますが、欧米では褒め言葉として頻繁に使われる便利な言葉です。

I love your style today.
(今日のあなたのスタイルとても好きだわ)

服装全体を褒めるときに便利です。日本語でスタイルというと体型のことを指しますが、ここでのStyleはファッションスタイルのこと。また、「I love your shirt.(あなたのシャツが好き)」のように、褒める際に「私はあなたの〜が好き」ということを伝えるのも一つの方法です。

This hat is so chic.
(この帽子、とても上品ね)

大人の女性などには、「垢抜けた」「上品な」という意味の「chic」はよい褒め言葉です。ちなみにこの「chic」は日本語でいうところの「シック」と同じ意味ですが、発音は「シーク」といいますので注意しましょう。

It suits you.
(それあなたにとても似合ってる)

名詞だと「スーツ」の意味になる「suit」ですが、動詞の場合は「〜に似合う」という意味をもっています。「It suits you」というフレーズで覚えてしまいましょう。

That looks comfortable.
(それ着心地よさそうね)

ゆったりした洋服やもこもこした洋服を着ている人にはこの言葉がいいでしょう。「comfortable」は「快適な」という意味。省略形の「comfy」で代替することもできますよ。

まとめ

ファッションスタイルは文化に大きく左右されるもの。違いを認めながら適応していきたいものです。しかし英語でファッションを話す際には注意が必要。間違った単語ではなく正しい単語を使いながら、相手のファッションを褒める余裕も持ちたいものですね。

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