1年で英語ペラペラになれる?!英語ペラペラの定義と必要な学習期間

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英語を学習する際、「英語がペラペラ話せるようになりたい」という目標を持つ方は多いのではないでしょうか。しかし「英語がペラペラになるなんて留学しなきゃ無理だろう」と最初から諦める人もいらっしゃるかもしれません。そもそも「英語がペラペラ」とは一体どの程度のレベルのことを指すのでしょうか。

今回はそんな「英語ペラペラ」の定義や、そこに至るまでの学習期間などについて考えてみたいと思います。

「英語がペラペラ」って?

英語をペラペラと話す友人や芸能人を見ると、「かっこいいなあ」「あんなふうになりたいなあ」と思うものですよね。英語を学習する際に、「英語がペラペラになる」という目標を設定する人も多いと思います。

しかし実際に周囲の人を見ていると、何年英語を勉強していても、「英語がペラペラになった」と自信をもって言える人は少ないように思います。それは英語がうまくなっていないのではなく、「英語がペラペラである」という状態の定義があやふやなのかもしれません。

「英語がペラペラ」は人それぞれ違う

例えば全く英語が話せない人からすると、ネイティブととりあえず英語で意思疎通をしている友人を見るだけで「すごい!英語ペラペラなんだね!」と感心するでしょう。

しかし英語がある程度わかってくると、意思疎通の質も様々であるということに気づき始めるものです。周囲から見れば「英語がペラペラ」であっても、自分では「まだまだペラペラではない」と感じるのは、意思疎通のレベルがいくつか存在し、人によって目標とするレベルが異なるからと言えます。

例えば下記のように意思疎通のレベルを分けてみましょう。

<意思疎通のレベル>
1. 相手の発言を理解でき、単語で返事をすることで意思疎通できる
2. 相手の発言を理解でき、かつ自分の意見を文章で伝えることで意思疎通できる
3. 相手の発言を理解でき、かつ自分の意見を丁寧な文章で伝えることで意思疎通できる

まず大前提として、相手の言うことが理解できなければいけません。とはいえ、もちろん1回で聞き取れないこともあるでしょう。それはレベル1でも3でも同様です。その場合は、聞き返したり、質問したりして意味を問う英語力も必要です。

レベル1

相手の言うことが理解できた上で、「Yes」や「No」、もしくは簡単な単語で返事ができ、会話が成立するのが1のレベルです。例えば下記の様な飛行機での会話です。

A:Which would you like for dinner, fish or chicken?
(お食事は魚かチキン、どちらがよろしいですか?)
B:Fish.
(魚)
A:Would you like a glass of champagne?
(シャンパンはいかがですか?)
B:No.
(いらない。)

上記の会話を聞いて、「すごい!会話ができている!」と思う方もいらっしゃれば、「なんてぶっきらぼうな返事なんだろう」と思う方もいらっしゃるでしょう。しかしとりあえず、ここまでできれば、なんとか一人で海外旅行に行くことは可能かもしれません。

レベル2

相手の質問に返事をするだけではなく、自分の考えや、やりたいことを伝えるには次のステップが必要です。その際キーポイントになるのが、「文章で話せるかどうか」という点になるでしょう。英単語を並べるだけでは、どうしても細かい意思疎通はできません。

例えば海外の病院で診てもらう際には、下記のように文章を作って相手に症状を正確に伝える英語力が必要でしょう。

A:What can I help you?
(どうされましたか?)
B:I have a stuffy nose.
(鼻が詰まっています。)
A:Do you have any allergies?
(なにかアレルギーはありますか?)
B:Yes, I have hay fever, but I also have a slight fever.
(はい花粉症です。でも微熱もあるんです。)

このような文章を使って意思疎通ができれば、海外でなんとか暮らすことができるレベルといえるでしょう。しかし、これだけ話せても、まだ自分は英語がペラペラではないと考える人は多くいるものです。そんな方が目標にしているのはレベル3以上の質なのです。

レベル3

レベル3になると、自分の話している英語が相手にとって失礼でないかどうかを気にするようになってきます。たとえばビジネスの場で、不適切な表現を使っていないかといったことや、子供っぽい表現をしていないかなど、まだまだ自分の話す英語に不安な点があるという声はよく耳にします。

下記の例文のように、丁寧で適切な文章で答えられるかどうかが、このレベルでの一つのポイントとなります。

A:Excuse me, Mr. Craig. Could I request a moment of your time, please?
(すいません、クレイグさん。すこしお時間いただけますか?)
B:Sure, how can I help you?
(もちろんだよ、どうしたんだい?)
A:I was wondering if you could take a look at this report and provide me with any feedback.
(このレポートを少し御覧いただいてフィードバックをいただけないかと思いまして。)
B:Sure. I’d be happy to look at it.
(もちろん、喜んでみよう。)

海外で長く生活をしていても、上記のような表現がスラスラ出てこないという人も多いものです。しかしビジネスで英語を使うとなると、レベル3ほどの意思疎通の質は到達しておくのが理想ですよね。

自分にとっての「英語ペラペラ」を決めておこう

これまでみてきたように、一言で「英語ペラペラ」といっても、人それぞれ、目標とするレベルは異なるものです。

実はレベル3に到達したとしても、知らない英単語があったり、発音に自信がなかったりするがゆえ、「まだ自分はペラペラではない」と感じる人がいるのも事実です。ネイティブとほぼ変わらぬ英語力を持つまで納得できない人もたくさんいます。

ご自身にとって、どうなることがゴールなのかを最初に確認しておくと、達成までの期間をあらかじめ設定することも可能となりますし、達成できた際に達成感を感じることもできるでしょう。

英語がペラペラになるまでの学習期間とメリット

いざ自分にとっての「英語ペラペラ」のレベルを決めたら、そこに到達するまでにどれだけの学習期間がかかるのかという点、気になるところですよね。次にそのおおよその学習期間と、そこに到達した際のメリットをご紹介していきましょう。

レベル1:相手の発言を理解でき、単語で返事をすることで意思疎通できる

一人で海外旅行にいくことができるレベル1に到達するまでには、英会話初心者の方が最低1年は英語を勉強する必要があるでしょう。この期間、毎日英語に触れ、話す機会が必要です。

ただし、最低でも中学卒業レベルの英単語や文法をあらかじめ知っていることが条件となります。それを知った上で、オンライン英会話などで毎日英語を話したり、聞いたりすることで、留学などの経験がなくとも、1年後にはレベル1のペラペラレベルに到達できるはずです。

ここに到達すると、ネイティブから英語で話しかけられても一応は対応することができるので、例えば外国人に道を聞かれて対応するあなたの姿に、一緒にいたお子さんが「お父さん(お母さん)すごい!かっこいい!」と尊敬の眼差しを向けることになるでしょう。

レベル2:相手の発言を理解でき、かつ自分の意見を文章で伝えることで意思疎通できる

海外で暮らすことができるこのレベルにまで到達するには、最低2年間の会話学習が必要です。

ただし留学やワーキングホリデーなど、全く日本語を使わない環境に身をおけば、1年〜1年半ほどでこのレベルまで到達する方もいるでしょう。

ここに到達すると、英語というのが自身の人生の大きな柱となるでしょう。プライベートでも外国人の友達や恋人ができたり、仕事で英語を使う仕事を選んだりという選択肢ができ、英語が話せることで得をするシーンが人生において多くみられるはずです。

レベル3:相手の発言を理解でき、かつ自分の意見を丁寧な文章で伝えることで意思疎通できる

このレベルになるには、レベル2から更に最低2年ほどの現場学習が必要になります。実際にビジネスの場に身をおいて、丁寧な表現を使う機会を多くもち、かつ意識して表現を磨いていく必要があります。

多くの人はレベル2のペラペラ度で満足し、そこからが伸び悩むものです。レベル3に到達するには、意識的に自分の言葉に気をつけて補正していく強い意志が必要です。

ここに到達すると、「仕事で英語が使える」だけでなく、「仕事で成功する英語」が使えるようになるでしょう。特に海外との取引がある企業や外資系企業で出世を考えている方には、このレベルの英語力が優位に働くはずです。

まとめ

「英語がペラペラになるには留学なしでは無理だろう」と考える方にとっては、目標の設定をどこに置くかによって、留学なしでも短期間で英語がペラペラになれるというのがわかっていただけたと思います。

ご自身が目標とするレベルはどれなのかを最初にしっかり見定めることで、短期間であなたも「英語がペラペラ」になれますので、ぜひ諦めず、参考にしてくださいね。

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