英語や英会話を勉強していると、英語の資格に興味がでてくるものですよね。英語にまつわる資格は有名なものでは英検やTOEICがありますが、他にも用途に合わせて様々なものが存在します。今回はそんな英語資格の全てをなるべく広範囲にご紹介したいと思います。あなたにあった資格をぜひ見つけてみてくださいね。
よく耳にする英語資格のいろは
まずは日本にいてもよく耳にする英語資格についてご紹介しましょう。学業を主とする学生の方にとって有利な英語資格から、社会人の就職活動まで、有利な資格は様々です。そこでそれぞれ、日本の大学入試、海外留学、そして就職活動に対してのおすすめ具合を「◎=かなりお薦め」「○=お薦め」「△=あまりお薦めしない」に分けてご紹介したいと思います。
実用英語技能検定(英検)
大学入試 ◎
海外留学 △
就職活動 ◎
日本で最も有名な英語の試験が英検ではないでしょうか。今や小学生向けにはオールリスニングの「英検Jr.」というものもあり、幅広く知られていることから、誰にでも分かり易い指標となります。高校入試時点で英検2級があればかなり有利でしょうし、大学受験でも英検2級から有利になってくるでしょう。ただし日本独自の検定であるため、海外の高校や大学に留学する際には使えない資格です。日本企業への就職活動で有利になるのは英検2級以上ですが、英語ができるとアピールするには準1級以上はほしいところです。
TOEIC(トーイック)
大学入試 ○
海外留学 △
就職活動 ◎
TOEICはもともとビジネス英語を基礎とした試験ですので、中学、高校ではとっつきにくい試験ですが、大学入試ではTOEIC500点ほどから有利となるでしょう。ただし海外の大学への留学という点では、TOEIC500点の力だと渡航後苦労する面もあるため、最低でも650点はほしいところです。
日本の企業で職探しをするならやはりTOEICは有名です。TOEIC600点くらいから履歴書にかけるようになります。外資系企業など、英語を必要とする企業や職種の場合は、TOEIC800点ほどからが有利でしょう。ただし海外で現地の仕事を探す場合には英検やTOEICはあまり知られていないため、役に立たない可能性があります。
TOEFL(トーフル)
大学入試 ○
海外留学 ◎
就職活動 △
TOEFLは大学入試や大学院の入試にも有利ですが、やはり最も必要な層は「海外の大学へ留学する方」です。内容もTOEICに比べて、より学術的なものを含む難しいテストとなっています。TOEFLにはiBTというインターネットを通して受けるテストと、団体テスト向けで過去の試験を再利用したITPというペーパーテストがあります。iBTがスピーキングを含む4技能を測るのに対し、ITPはスピーキングを含まない3技能を測ります。内容は似ているのでITPも練習には十分効果的ですが、実際に海外の大学から求められるスコアはiBTであることが多いので、最終的にはiBTを受験しましょう。大学のレベルによって求められるスコアは異なりますが、一般的に海外の4年生大学で70−80点は求められるようです。
IELTS(アイエルツ)
大学入試 △
海外留学 ◎
就職活動 △
留学といえばTOEFLが有名ですが、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの大学入試にはTOEFLではなくIELTSが採用されていることが多いです。アカデミックモジュールと、ジェネラルモジュールに分かれていて、留学の際はアカデミックモジュールの受験が必要です。学校によって必要スコアは異なりますが、だいたいIELT6.0あたりが最低スコアのようです。
目的別!その他の英語資格
これまでは一度は聞いたことのある英語資格をご紹介してきました。しかし英語の資格はまだまだたくさん存在します。あなたに決まった目標や目的がある場合には、これからご紹介する資格の方が最適な場合もあります。是非一度目を通してお見知りおきくださいね。
PTE Academic(ピーティーイーアカデミック)
近年世界で急速に利用されるようになっているのがこの試験で、イギリスのVISAの発行や留学などで利用されています。4技能を測るコンピューターテストで、ほぼ毎日受験ができ、5営業日で結果が出るのも魅力的。
日商ビジネス英語検定
商工会議所が実施するこの検定は、国際ビジネス・コミュニケーション力を測る試験で、就職活動や外資系など英語を使う企業への転職には有利でしょう。1−3級まであり、最低でも2級以上はほしいところです。1級はTOEIC800点ほどの実力が必要だそう。貿易関係の職種を希望している方は役に立つ資格です。ただし日本の資格であるため、海外の企業には知られていないのが実情。
Linguaskill Business(リンガスキルビジネス)
英検を主催する「日本英語検定協会」と「ケンブリッジ大学英語検定機構」が開発したビジネスのためのオンライン英語テストです。日本ではまだ認知度は低いものの、ヨーロッパを中心に国際的な大企業が導入をしています。「リーディング&リスニング」「スピーキング」「ライティング」の3つに分かれており、それぞれバラバラに受験することも可能です。
ケンブリッジ大学英語検定(Cambridge Examination)
英語を母国語としない人を対象とした英語試験として、ヨーロッパで認知度の高い英語試験です。移民の小学生など、幼い子どもの英語力から、英語で仕事をするビジネスパーソン、そして通訳を目指す方に至るまで、幅広い層のための試験内容とレベル幅が用意されています。ケンブリッジ大学のあるイギリスだけでなく、オーストラリアやカナダなどの大学や企業に入りたいかたは検討してみてください。
国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
国際社会で活躍したいという方のためには最適な検定で、出題される内容も「世界平和」や「食料問題」など、国際問題に関わるテーマが多くなっています。外交官になりたい方や国連で働きたい方にとっては有利かつ役に立つ資格です。しかし日本独自の資格であるため、海外の方にはあまり知られていません。
国際会計検定(BATIC)(バティック)
東京商工会議所が主催する会計のための英語検定です。英語簿記をはじめとする英語での会計処理や国際会計理論の理解度を測るものです。学歴や年齢などは関係なく誰でも受講できるので、経理や財務、会計監査に携わる方にとっては有利な資格です。外資系企業の経理などに務めたい方には有利でしょう。
PROGOS
レアジョブが主催するスピーキングテストです。24時間いつでもオンラインで受講ができます。試験時間がたった20分で、受験費用も他の試験に比べて格安なため、こまめに現在のスピーキング力を測るのには最適です。AIによる判定なので、早ければ数分で結果が採点されます。その場ですぐに自分の実力を確認したいひとにおすすめです。
GTEC
ベネッセコーポレーションが実施する英語検定です。小学生から受験できる「GTEC Junior」から中高生向け「GTEC」、大学生・社会人向け「GTEC Business」など幅広い層に異なった試験内容が用意されています。4技能を測ることが可能です。
VERSANT(ヴァーサント)
ピアソン社が開発した英語のスピーキングに特化した試験です。AIが採点するため、1-2分で結果の確認が可能。1回の試験が約20分で終わるのも魅力です。
GCAS(ジーキャス)
ビジネスで求められる実践的な英語力を測定する対面型スピーキングテスト。スピーキング試験はオンライン試験が多い中、面接官との対面型でプレゼンテーションやロールプレイなどを通してビジネススピーキング力を測るのが特徴。日本英語検定協会が開発した日本国内の資格です。
テクニカルライティング英語検定試験(TEP TEST)
ライティングに特化したテスト。すべて記述式になっており、ファックス、レター、Eメール、契約書、論文など、国際ビジネスで不可欠な実務英語の運用レベルを測る試験です。英文コミュニケーション力を測りたい方にはオススメの試験です。
翻訳実務検定(TQE(R))
サン・フレアという国内最大級の翻訳会社が運営する試験で、限られた期間内に訳文が作成できる能力を認定するものです。科学技術や経済、医学、文学、機械などの専門分野から選択して受験し、点数によって1級から5級までに分かれて判定される仕組みです。1級はかなり難しく、プロとして活動している翻訳家でも簡単には合格できないとか。
通訳案内士試験
日本の観光地や文化などを案内、ガイドするための資格で、国家資格となっています。報酬を受けて外国からのお客様をガイドする際には必要とされる資格です。
まとめ
英語の資格は国内・国外問わず様々です。有名なもの以外でも、あなたのニーズにあったものがあるかもしれません。また、ご自身の英語力を測ったり、モチベーションを維持させるために検定を使うのも効果的でしょう。今回ご紹介したものを参考に、ぜひ検定や資格にチャレンジしてみてくださいね。
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