英語で「その他」を表現するのに、普段どんな言葉を使っていますか?実は、さまざまな言い方があることを、ご存じでしょうか?
この記事では、いろいろな種類がある「その他」の英語表現を、ケースに応じて正しく使うための方法をご紹介します。ひょっとして自分は正しく言えていないのでは……などと不安に思った人は要チェックです!
英語で「その他」はなんて言う?
まずは、「その他」を意味する英語の表現にはどんなものがあるかを見ていきましょう。学校の授業で習った覚えがあるものを中心にリストアップしました。
etc. (〜など)
other (他の)
another (別の、もう一つの)
and so on/and so forth (〜など)
else (〜のほか)
中には使い方が同じものもありますが、ケースバイケースで微妙な使い分けが必要な場合もあります。
では、それぞれのくわしい使い方について順に見ていきましょう。
省略に便利な「etc.」
発音記号:ètsétərə (エトゥセトゥラ)
主な意味:〜など、その他
一見何かの略語のように見えますが、ラテン語で「and the rest」(およびその他)を意味する「et cetera」の略語なんですね。
etcの使い方
通常は会話ではなく(会話で用いる場合は「エトセトラ」と発音して挟むことがあります)、文章を書くときによく使われます。
複数の事柄を列記したいが、すべて記入すると延々と長くなる!そんな場合に末尾に「etc.」を置くことで、「……など」と結ぶことができます。
書くときは語尾に必ず「.」を打ちましょう。また、複数の事柄を列挙する場合は、必ず直前にコンマを挟むことをお忘れなく!
I love cooking, knitting, walking, etc.
料理、編み物、ウォーキングなどが好きです。
他のものを指すときに使う「other」
発音記号:ʌ́ðər (アザ(ァ))
主な意味:
形容詞 – 他の、別の、(3つ以上のうちで)残りの、〜以外の
名詞 – もう一つのもの、別のもの、他方
otherは他のものを指すうえで幅広い使い方ができて便利ですが、扱う物事の数や文脈によっては、微妙に表現を変える必要があるので、少々やっかいな言葉です。
otherの使い方
物事が3つ以上あるうち、特に1つのものにこだわらず、複数の「他のもの」を表現したい場合は、以下のような使い方をします。
There are other choices.
選択肢は他にもある。
上記のケース同じく、3つ以上の物事で特にどれかにこだわらずに「他のもの」を表現したい場合、other の複数形である others を使った表現もあります。
You should only care about these things, and don’t worry about others.
あなたはこれらだけ気にかけていればいい。他のことは心配するな。
2つの物事のうち、どちらか1つの「他」を示したい場合は、other の前に定冠詞「the」を付けて(the other)、以下のような使い方をします。
I love this cup, but the other one is also lovely.
私はこのカップが好きだけど、もう一つのほうも素敵だ。
混乱しやすいのが、the others を使った表現。3つ以上の事柄のうち、特定のものがあるとして、それ以外のすべて、つまり「他の残りのすべて」を示したい場合に使います。ややこしいですよね!
The one you picked was green, but the others were blue.
あなたが選んだのは緑色だったが、残りのものは青だった。
「もう一つ」を意味する「another」
発音記号:ənʌ́ðər (アナザ(ァ))
主な意味:
形容詞 – もう一つの、他の、別の、違った
代名詞 – もう一つのもの、他のもの
表現の幅が広いother に比べて、より使い道が限定されるのが 、「もう一つの」を意味する another です。
anotherの使い方
複数ある事柄のうち、特定ではない「一つ」を示す際にanother が使われます。この「一つ」を特定する場合に the other が使われます。使い分けの目安として覚えておくとよいでしょう。
形容詞としては、次のような使い方があります。
I will tell you another story.
(すでにいくつかの話を語った上で)別のお話をしましょう。
名詞に紐づく形容詞ではなく、代名詞として使う場合は、次のような使い方があります。
I’ve already checked all of the materials. Bring me another!
資料はすべて確認済みだ。別のを持ってこい!
ビジネス向けのフォーマルな「and so on, and so forth」
主な意味: その他、〜など
ビジネス向けのフォーマルな場面で使われることが多いのが、and so on または and so forth 。どちらも「〜など」を意味します。and so forth の方がよりフォーマルな一方、etc. と同様によりカジュアルな用途にも使われるのが and so on です。
and so on, and so forthの使い方
前述のとおり、and so on はフォーマルでも、カジュアルな場面にも使えます。以下はカジュアルな使用例の1つです。
My favorite animals are penguins, lions, dolphins and so on.
私が好きな動物はペンギン、ライオン、イルカなどです。
一方、and so forth はよりフォーマルな文脈で使用されます。
The team of this project consists of three American, three Chinese, two Japanese and so forth.
本プロジェクトのチームはアメリカ人3名、中国人3名、日本人2名、およびその他で構成されています。
その他の人やものを表す「else」
発音記号:éls (エルス)
主な意味:
形容詞 – 別の、その他の
副詞 – 別に、その他に
その他の人やものを表す際に、else が使われます。
elseの使い方
else はよく疑問詞に付けて使用されます。
What else can we do?
私たちにできることは何か他にありますか?
Who else can solve this question?
この問題を解ける人は他にいますか?
また、anything や something といった代名詞に付けて使用されるケースも多々あります。
Is there anything else you would like to buy?
他に買いたいものはありますか?
まとめ
以上、英語で「その他」を言い表すのにはさまざまな表現があることをご紹介しました。これらの表現を、列挙する事柄の数や話の流れ、フォーマル度などに合わせて適切に使い分けることが大切です。ぜひこの記事を参考に、「その他」の達人を目指しましょう!
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