映画やテレビ、音楽の歌詞などではよく聞くのに、辞書にはちゃんとした説明がない英語表現に気づいたことはありませんか?ネイティブの世界では日常的に使われているけれど、日本人の間ではよく知られていない言い方があり、辞書を見てもわからないことがあります。覚えておくと便利なものをチェックして、ネイティブの会話についていけるようになりましょう。
ネイティブが普段の会話でよく使う単語
イギリスのボリス・ジョンソン元首相は、新型コロナのロックダウン中、booze partyを開いていたことが問題になり、辞任に追い込まれました。このboozeとは「酒、アルコール」でbooze partyは「飲み会」。このように、これを知らないとネイティブと会話できないのではないかと思われるくらいよく使われている単語をご紹介します。
身の回りでよく耳にする英単語
booze | 酒、アルコール |
There’s no booze here.(ここにはお酒はありません)
drinkだけでも「酒、アルコール」を意味しますが、会話の中ではよくboozeが使われています。
wasted | 酔っぱらった |
I’m not wasted.(酔っぱらっていませんよ)
drunkも「酔った」ですが、wastedだとかなりひどく酔っぱらっているイメージです。waste(ムダにする)と混同しないよう、要注意。
buck | ドル |
It’ll cost you five bucks.(5ドルかかります)
アメリカ人はよくdollar(ドル)のことをbuckと言います。
tea | うわさ話 |
She spilled the tea on it.(彼女はそのことをばらしちゃったんです)
このteaは「紅茶」ではなくgossip(ゴシップ、うわさ話)と同じ。spill the teaは通常「お茶をこぼす」ですが、口語で「秘密をばらしてしまう」といった意味で使われます。
juicy | おいしい |
Here’s the juicy part.(ここがおいしいところなんですよ)
日本語で「特にいいこと、面白いこと」を「おいしい」と言うことがありますが、juicyはそれと同じで、「ジューシーな」という意味であると同時に、「面白い、興味を引く」という意味になります。
grab | つかむ |
Let’s go grab some coffee.(コーヒーでも飲みに行きましょう)
grabの意味は本来「つかむ」ですが、getに近い意味で使われ、「食べる、飲む」を表すことがあります。
身近な人に対して使う英単語
dude | やつ、おまえ |
What’s up, dude?(やあ、元気?)
guyと同じように使われる単語で、基本的には男性に対して使います。
ex | 元カレ/カノ、元夫/妻 |
Tommy is my ex.(トミーは私の元カレ/元夫なんです)
ex-boyfriend / ex-girlfriend(元カレ/カノ)、ex-husband / ex-wife(元夫/妻)を略してexと言います。
fam | 仲よし |
Emily is my fam.(エミリーとは仲よしなんです)
元はfamilyの略でしたが、今では家族だけでなく、「親しい友人、仲間」に対して使われます。
bae | 恋人、大事な人 |
So happy to see you, bae.(会えてうれしいよ)
baby、もしくはbefore anyone else(他の誰よりも前に=他の誰よりも大事)の略で、「恋人」もしくは家族や友人など「大事な人」に対して使います。
こんなフレーズが出てきたら要注意
ネイティブがよく使うフレーズの中で、よく理解できなかったり、意味を取り違えていたりするものがあるかもしれません。アレッと思ったら、例えば以下のような意味で使われているのかもしれないと思ってください。
相手に声をかけてあげる英語フレーズ
You nailed it!(やったね!)
nailは普段「爪」「釘」ですが、口語では「うまくやる、成功する」といった意味で使われます。
Chill it out.(落ち着いて)
chillは「冷やす」という意味で、chill outが「冷ます、落ち着く」という表現になります。日本語で「まったり過ごす」を「チルする」と言うことがありますが、このchillから来ています。
My bad.(ごめん)
badは通常「悪い」という形容詞ですが、ここでは「悪いこと」という名詞で、「私が悪い。ごめん」と謝っていることになります。
It’s a bummer.(残念)
bummerは「残念なこと、がっかりすること」という名詞。
I’m jelly.(うらやましい)
jellyは普通「ゼリー」のことですが、ここではjealous(嫉妬する)の略として使われています。
ひとことで会話をつなぐ英語フレーズ
Shoot.(言って)
shootは本来「撃つ」ですが、会話の中で「どうぞ言ってください、話してください」という意味で使うことがあります。または「しまった!」という意味で使われることもあるので、注意してください。
A word?(ちょっといい?)
文字通りには「ひとこと」ですが、「ちょっと話をしてもいいですか?」という場面でこう言います。Can we have a word?を略したもので、A word?だけでもよく使われます。
Copy that.(了解)
copyは「わかる、聞こえる」という意味になり、Copy that.またはCopy.だけで「了解」といった意味になります。
You got me.(まいったな)
「あなたは私を捕らえた」で、「まいった、降参」という意味になります。一方、I got you.は、「あなたの言うことがわかった」になることもあれば、「あなたを捕まえた=うまくだました、言うことを聞かせた」という意味にもなるので、要注意です。
ネイティブが使う英語で会話をしてみよう
ここでご紹介した単語やフレーズを使うと、例えば次のような会話をすることができます。
友人同士で
A: Can I spill the tea?(ばらしちゃっていい?)
B: Shoot!(言って!)
A: Maki will be promoted soon.(マキはもうすぐ昇進するの)
B: Oh, I’m jelly.(ああ、うらやましい)
職場で
A: A word?(ちょっといいですか?)
B: Sure, no problem.(ええ、いいですよ)
A: I think I’ll leave the office.(会社を辞めようかと思うんです)
B: Oh, no. Chill it out. Let’s go grab some coffee.(え、そんな。落ち着いて。コーヒーでも飲みに行きましょう)
覚えたフレーズを実際に使ってみよう
ネイティブの会話が今一つ理解できないのは、リスニング力の問題ではなく、実はこういった表現を理解できていなかったからかもしれません。
外国人との生の会話の中で実際に使ってみたいと思ったら、ぜひ、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してください。
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