That’s why.が「だから」になるのはなぜ?That’s+疑問詞で上手に会話しよう

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That‘s why.と言うだけで、「だからです」「だからなんですね」という意味の便利なフレーズになります。でも、普通、疑問文に使われるwhyがなぜThat’sの後につくのか、不思議に思うこともあるのでは?他にも、That’s what / where / when / who / howといった言い方があり、「それが~なんです」と、簡単に言い表すことができます。

会話で重宝するこれらのフレーズをマスターしましょう。

そもそもなぜThat‘s に疑問詞がつくの?

what やwhyと言えば、普段What do you need?(何が必要ですか?)、Why do you think so?(なぜそう思うんですか)のように疑問文の冒頭につけて使うもの。それをThat’sの後につけていいと聞くと、少々戸惑うかもしれません。なぜこれが可能になるのか、whatの例でご説明しましょう。

whatの後に「主語+動詞」を続ける

That’s what I thought.
(それが私の考えたことです)

I thought ~.(私は~と考えました)の「~」の部分をwhatにして、what I thought(私の考えたこと)という名詞の役割を果たすものにします。

ひとことで「私は~と考えました」と言わなくても、いろいろ思ったことを言ったあとにThat’s what thought.と加えることで、「これが私の考えだ」と伝えることができます。ちなみにこのwhatは疑問の役割を果たしているわけではなく、「関係副詞」と呼ばれるものになっています。

whatの後に動詞を続ける

That’s what was going on.
(そういうことが起こっていたんです)

That’sのisにwhatの後のwasと動詞が続くので混乱しがち。これは、~ was going on.(~が起こっていた)の「~」のところをwhatにして、what was going onで「起こっていたこと」という名詞の役割を果たすものにしています。すると、That’s what was going on.で「それが起こっていたことである」、つまり「そういうことが起こっていた」と表現できるのです。

whatの後にto不定詞を続ける

That‘s what to expect.
(それが期待すべきことです)

That’s what の後に不定詞を続けることもできます。what to doは「すべきこと」、what to expectは「期待すべきこと」という名詞の役割を果たし、That’s what to expect.で「それが期待すべきことです」、つまり、「こんなことが期待できると思ってください」となります。

That’s where / when / who / why / howを使いこなそう

That’s の後の疑問詞は、実は関係副詞。名詞の役割を果たすものを作ることで、That’sの後に続けて使うことができる、と理解してもらえたでしょうか。それでは、what以外ではどのように文を作ればいいか見ていきましょう。

That’s+where ~で「それが~のところです」

That’s where I met Tommy.
(それが私がトミーに会ったところです)

「where+主語+動詞」の形。「それが~したところなんです」と強調する感じになります。

That’s where to start.
(それが、始めるべきところです)

whereの後にto不定詞が続く形。やはり「それが~すべきところです」と強調する言い方になります。

That’s+when ~で「それが~のときです」

That’s when we realized it.
(そのときに気づいたんです)

「when+主語+動詞」の形。「まさにそのとき、~したんです」と強調できます。

That’s when to call us.
(それが私たちに電話すべきときです)

whenの後にto不定詞が続く形。緊急時、助けが必要な場合などを説明し、「そのときには私たちに電話してくださいね」と念を押している感じになります。

That’s+who ~で「それが~の人です」

That’s who he is.
(彼はそういう人なんです)

「who+主語+動詞」の形。he is ~の「~」をwhoにしてwho he isとし、「彼はwho(彼であるところの人、その人自身)」といった言い方にします。

That’s who gave me the job.
(それが、私に仕事をくれた人です)

whatとwhoについては、後にすぐ動詞を続け、「それが~する物/人だ」と表現することができます。

That’s who to talk to.
(それが、話をすべき相手です)

whoの後にto不定詞が続く形。talk to ~(~に話をする)の「~」をwhoにして前に出します。

That’s+why ~で「それが~の理由です」

That’s why I joined the team.
(それが、私がチームに参加した理由です)

「why+主語+動詞」の形。That’s the reason why I joined the team.のように、why以降がthe reason(理由)を説明する形にすることもあります。

That’s why to use this.
(それが、これを使うべき理由です)

whyの後にto不定詞が続く形。why to use thisは「これを使うべき理由」という名詞の役割を果たしています。

That’s+how ~で「それが~する方法」

That’s how we reached the conclusion.
(私たちはそのようにして結論に達しました)

「how+主語+動詞」の形。howは「やり方、方法」などを表し、how we ~は「私たちが~する方法」という名詞の意味を表します。

That’s how to get to the office.
(それがオフィスへの行き方です)

howの後にto不定詞が続く形。how to ~は「~の仕方、やり方」を表します。

That’s whyだけで使える理由

冒頭でご紹介したThat’s why.(だからです)のように、後に続く語をつけなくても使える例があります。

「だからです」のThat’s why

A: I haven’t seen Amy for a while.
(しばらくエイミーを見ていませんね)
B: She’s been on vacation since last week.
(先週から休暇中です)
A: Uh, that’s why.
(ああ、だからですね)

これは、That’s why I haven’t seen Amy for a while.(それが、しばらくエイミーを見ていない理由です)の、I以降を省略したもの。繰り返さなくても、That’s why.だけで通じます。

「そのときです」のThat’s when

A: The meeting was almost over. That’s when. Mike burst into the room.
(会議はほとんど終わりでした。そのときです。マイクが部屋に飛び込んできたんです)
B: Oh, did he have any good news?
(へえ、何かいい知らせがあったんですか?)

That’s when Mike burst into the room.(マイクが部屋に飛び込んできたのはそのときです)をいったんwhenで区切り、次にMike以降を続けたもの。「そのときです」と強調することができます。

同じように、That’s where.(そこなんです)、That’s how.(そういうやり方なんです)のように言うことも可能です。

That’s+~の文を会話で使ってみよう

難しい単語を使わなくても、That’s ~を使えば、知っている表現だけでさまざまなことが表現でき、言いたいことを強調することもできます。例えば、次のような例を参考にしてください。

オフィスで

A: That’s what we’d like to propose to management.
(それが経営陣に提案したいことなんです)
B: Good. The senior manager, Mr. Greg Smith. That’s who to talk to.
(よし。シニアマネジャーのグレッグ・スミス氏。それが話をするべき相手だ)

友人と

A: That’s where I met David.
(それが、デイビッドに会ったところなの)
B: OK, and that’s when you fell in love with him.
(なるほど、そのとき恋に落ちたのね)

That’s+~の文を使いこなすには

文の構造だけ見ていると複雑に思えることがあるかもしれませんが、実際には、That’s ~で始めてその後自分の言いたいことを続ければいいという、非常に便利な表現です。ぜひ、外国人との会話の中で活用しましょう。

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