前置詞ofと聞いてまっさきに思い浮かぶのは、title of the book(本のタイトル)のように、「~の」という言い方ではないでしょうか。でも、実際にはa friend of mine(私の友人の1人)、free of charge(無料)、a man of his word(約束を守る人)など、「~の」というだけでは説明しづらい使い方がいろいろあります。
そこで、ofの基本の意味を理解し、その意味が実際の会話の中でどのように展開していくのかを確認してみましょう。
ofの基本的な意味は「所属」と「部分」
ofの基本的な意味は、例えばA of Bと言ったとき、「AがBに所属する」「AはBの部分である」ということ。普段使っているofの多くは、この意味で理解できます。
「所属」を表すof
Michael is a member of our team.(マイケルは私たちのチームのメンバーです)
Michaelがour teamに「所属している」という、典型的なofの使い方。
What was the title of the book?(本のタイトルは何でしたか?)
titleはbookに所属するものと考え、title of the bookと言えます。
「部分」を表すof
I live in the center of Yokohama.(横浜の中心部に住んでいます)
Yokohamaの一部であるcenterに住んでいるということになります。
It was a part of my plan.(それは私の計画の一部でした)
Itがmy planのa part(一部)ということです。
「所属」と「部分」は似ていて、例えばa member of our teamは、「私たちのチームに所属するメンバー」と考えることもできれば、「私たちのチームの一部であるメンバー」と考えることもできます。
ofは「性質」や「内容」にも使える
A of Bが「所属」や「部分」を表すとき、AはBの中に含まれていることになりますが、実は「A=B」になることもあります。ここがofの少々わかりにくいところ。例えばどんな状況で使われるのか見ていきましょう。
「性質」を表すof
Jane is a woman of goodwill. (ジェーンは善意の人です)
womanの性質がgoodwill(善意)で、意味の上ではwoman=goodwillです。
「内容」を表すof
Can I have a map of London?(ロンドンの地図をもらえますか?)
mapの内容がLondonで、意味の上ではmap=Londonです。
「同格」を表すof
The island of Bali is the most interesting place I’ve ever been.(バリ島は、これまで行った中で最も面白いところです)
the island of Baliは、「バリの中にある島?」と思ってしまいそうですが、ここでもisland=Baliという関係になっていて、日本語で言うと「バリという島」といった感じです。
ofを「数」や「時間」に応用
ofはa cup of coffee(1杯のコーヒー)のようにものの数や量を数えたり、a kilo of rice(1キロの米)のように、単位を表す言葉と一緒に使ったりします。同じように時間にも使えますが、「所属」「部分」や「性質」「内容」の使い方が頭に入っていると、意味がわかりやすくなります。
「数や量」「単位」を表すof
I’ve brought a bottle of mineral water.(ミネラルウォーターのボトルを1本持ってきました)
a bottle of ~で「ボトル1本の~」ですが、意味の上ではbottle=mineral waterです。
This is 200 grams of steak.(これは200グラムのステーキです)
単位を使った例。意味の上では、200 grams=steakとなります。
時間を表すof
We are usually very busy at this time of the year.(1年のこの時期は、通常とても忙しい)
この場合は、the yearの「部分」であるthis timeということです。
こんなときにもofが使える
これまで見てきた例から、A of Bは「Bの中のA、Bに所属するA」もしくは「A=B」と考えればいいことがわかります。会話の中でよく見かけるフレーズから、ofの使い方を考えてみましょう。
a friend of mine(私の友人)
He is just a friend of mine.(彼は単なる友人です)
a friend of mineはa friend of my friendsということで、my friendsをmine(=私の友人たち)としています。「特別に親しいというより、友人の中の1人」といったニュアンスになります。
free of charge(無料)
Can I have some more coffee? – Sure. It’s free of charge.(コーヒーのお代わりをもらえますか?―はい。無料です)
freeには「解き放たれた」という意味があり、free of chargeで「課金から解き放たれた」となりますが、意味の上ではfree=chargeです。
kind of you(親切な)
It’s so kind of you.(親切にどうも)
youがkindということなので、kind=youです。It’s so kind of you to help us.のように、youのやったことをtoで続けて説明することもできます。
man of his word(約束を守る人)
John is a man of his word.(ジョンは約束を守る人です)
wordには「約束」という意味があり、man=his wordから「約束を守る人」と解釈できます。woman of her wordという言い方もできます。
ほかにもいろいろなofの使い方がありますが、ここにご紹介したような意味を重ねると、何を言おうとしているのか、イメージしやすくなるかもしれません。
ofを使って会話を楽しもう
いつも何気なく使っている前置詞ofについて、少し意味を意識しながら、会話の中で有効に活用してみましょう。
職場で
A: Meat Cathy, a new member of our team.(私たちのチームの新しいメンバー、キャシーを紹介します)
B: Thank you. Today is the first day of my internship. I’m a little nervous.(ありがとうございます。今日はインターンシップの最初の日で、少し緊張しています)
A: Don’t worry. We are happy to have you here.(心配しないで。ここに来てくれてうれしいですよ)
B: That’s kind of you to say.(そう言ってくれてありがとう)
友人宅で
A: Hi, this is Jim. A friend of mine.(どうも、こちらは友人のジム)
B: Hi, Jim. Do you live around here?(こんにちは、ジム。この辺に住んでるの?)
C: No, I live in the center of the city. (いや、町の中心部に住んでいるんだ)
A: I have a bottle of Italian wine. Let’s try it together. (イタリアワインのボトルが1本あるんだ。一緒に飲んでみよう)
B&C: Great! That’s so nice of you.(いいね!ありがとう)
ofの使い方がわかったら
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