「英語には今も苦手意識があるんです」と話すのはDiDiモビリティジャパン株式会社で日々世界中のメンバーと英語を使って会議を行い、業務を進めている河合正憲さん。多忙な毎日の中でどうやって英語と向きあっているのか、そしてDiDiモビリティジャパン株式会社の魅力について伺ってきました。
人生を通して高めていけるものとの出会い
――英語を本格的に勉強しようと思ったのはいつですか?
河合さん:人生で一番英語を勉強したのは大学2年のときですね。国際コースという語学に特化した少人数のクラスに応募したんです。就職活動を意識したのがきっかけでした。経済学部に所属していたんですが、当時自分には伸ばそうと思えるスキルがないなと悩んでいて。それなら一番好きなことを伸ばそうと思い、人と話したりコミュニケーションすることが好きだったので、英語を身につけていろいろな国の人と交流できるようになろうと考えました。
――アメリカ留学も経験されたんですよね?
河合さん:10ヶ月間アラバマ州にあるオーバン大学へ行きました。留学当初は辛い経験ばかりでした。日本で一生懸命勉強したことが全く通じないんです。最初の1ヶ月ですぐにホームシックになりました。とにかく失敗の連続でしたね。
――どんな失敗を?
河合さん:大学の最初の授業でこんなことがありました。教授がクラスの親睦を深めるために「自分の性格で嫌いなところはどこですか」と全員に向けて質問したんです。もちろん私はほとんど聞き取れず……。かろうじてdislikeという単語が耳に入ったので、順番がまわってきたときに「トマトが嫌いです」と答えたらみんなが大爆笑して。
――笑いは取れたんですね(笑)
河合さん:そうなんです(笑)ただ、そのときの自分からするとかなり恥ずかしくて。でもそういう体験があったからこそ英語を勉強し続けられていると思います。今もそうですが会議でコミュニケーションが上手くいかなかったり、用意したプレゼンが通用しなかったり、そうした失敗の経験が自分を高めるモチベーションになっていますね。
――大学時代の英語の勉強方法を教えてください。
河合さん:授業を全てレコーダーで録音し、放課後図書館に行って1限から5限までを全て聞き直していました。そして全部ノートに書き出す。その頃が一番追い込んで英語を勉強していましたね。
――かなりストイックですね。
河合さん:でも大学卒業後に全て体から抜け落ちてしまいました(笑)それよりも留学先でのネイティブの友達とのコミュニケーションのほうが勉強になったと思います。留学先で入った、留学生中心のイベントサークルでプエルトリコ出身の友人ができたのですが、彼は私たち留学生が日本人同士で暮らしている中へ飛び込んできてくれて。留学中ずっと一緒に暮らしていました。彼は日本語がわからないのでルームメイトも私も英語で会話をする。学生時代、英語の力が一番磨かれたのは彼との会話だったと思います。
毎日続けることの価値
――現在の英語学習は学生の時とは違いますか?
河合さん:全く違いますね。メインは会話です。日々の業務の中で英語を使うときが一番勉強しています。とにかく耳を研ぎ澄ませるのと自分の意見をどれだけいえるかを意識しています。そういった日々のコミュニケーションを軸にしてオンライン英会話のレッスンとわからなかった単語を「スマ単」を使ってストックしています。
――「スマ単」って何ですか?
河合さん:単語を覚えるアプリです。専用ノートの左ページに英単語、右ページに日本語を書いたものをスマホで撮影すると、アプリで簡単に単語帳が作れるんです。繰り返すうちに、暗記したものとしていないものを分類して蓄積してくれるので間違ったものだけを重点的に学習できて便利です。通勤中とかちょっとした時間に使っています。
――オンライン英会話が続かないという人もいますが続けるコツは何ですか?
河合さん:生活の中に組み込んでルーティン化してしまうことだと思います。私の場合、今は在宅ワークがほとんどなので子供たちを幼稚園に送った後、始業前の8時30分から9時と決めています。その時間にできないときは子供たちが寝静まった夜11時過ぎから。子供たちがまだ小さくて邪魔されてしまうので。とにかく時間を決めて生活の一部にしてしまうことが大事だと思います。
――必ず毎日やっているんですか?
河合さん:いえいえ、時間が遅いときは単語帳を眺めるだけの日もあります。あまり気を張りすぎても疲れてしまうので。ただ毎日何かしら英語に触れるようにはしています。あとは生活の中でできるだけ英語を楽しむ。例えばテレビのニュースで英語が聞こえてきたときに字幕を見ないようにしています。理解できないこともありますが、ちゃんと聞こえたときは嬉しいです。
――机でテキストなどを使って勉強することは?
河合さん:テキストを使って勉強するということはないですね。テキストを10ページ勉強したとしてもいつどこで活かされるかわからないので私の場合続かないですね。基本会話の中でパッと出てこなかったフレーズを勉強するというスタイルでやっています。だから常に会話が勉強の核にある。レアジョブさんのように早朝から深夜までインターネットで講師と繋がり、英語学習ができるサービスは私にとっては必須ですね。
――毎日英会話をするのとしないのとではやはり違いますか?
河合さん:英語の知識量は根本的には変わらないのかもしれませんが気持ちが全く違いますね。例えば昨夜仕事で帰りが遅くなったので、夜に予定していた英会話レッスンができなかったんです。そうすると、今朝9時にロスにいるメンバーとミーティングをしたときに、やはりちょっと不安でした。
――英語を話す上で気持ちは大切ですか?
河合さん:気持ちは重要です。実力が変わっていなくても気持ちの面で話す力は大きく変わります。そもそも外国人に自分の思いを伝えるというのは相当気持ちを高めないと本来難しいと思います。少しでも自分の気持ちを良い状態にキープしておくためには毎日の英語学習は欠かせないですね。
留学がきっかけでITの世界へ
――河合さんは大学卒業後ソフトバンクに入社されますが、英語を活かしたグローバルな仕事を目指されなかったんですか?
河合さん:留学先でアメリカの学生たちがパソコンやインターネットをすでに使いこなしているのを目の当たりにして、衝撃を受けました。当時の日本にも大学にパソコンはありましたが使うといっても検索する程度。アメリカの学生たちは自分でパーツを買ってきて組み立てている学生もいて、かなり先に行っているなと感じました。この先もっとインターネットでコミュニケーションすることは身近になるだろうし、日本にもすぐにそういう時代がくると確信しました。そこでITの世界へ飛び込もうと決めたんです。
――英語を学びにいった留学先で、進路を見出したんですね。
河合さん:ソフトバンクではマーケティングをやっていたんですが英語を全く使いませんでした。約10年全く使わなかったことで学生時代に必死で身につけた英語の力はすっかり失われてしまいました。ソフトバンク時代、アメリカやスウェーデンの会社をはじめ国際案件をいくつか扱いましたが、バイリンガルのメンバーに頼りきりでしたね。メールも会議の進行や資料作りなども全て任せていました。責任者として判断することが私のミッションではありましたが、情けなさでいっぱいでしたね。
――そこへDiDiモビリティジャパンへの出向の話がくるんですね。
河合さん:DiDiへ入ってみるとソフトバンクとは全く違う環境でした。チームは存在しますが、基本的に各個人にひとつの仕事の全領域が任されます。担当している分野について海外から直接自分宛に問合せやアドバイスがどんどん飛んできます。もちろん英語です。
――ソフトバンクのときのように頼れるバイリンガルの部下もいない。
河合さん:そうなんです。英語を自分で話さざるを得ない環境です。最初の会議に参加したときは凍りつきましたね。北京のメンバーはみんなバイリンガル。彼らの言っていることが全くつかめないんです。ボディランゲージでどうにかなるというレベルではない。学生時代のトマトの話じゃないですけど、私の英語の勉強がまたそこからはじまりました。
DiDiモビリティジャパンで世界の移動手段を変える
――DiDiモビリティジャパンはどんな会社ですか?
河合さん:DiDiモビリティジャパンという会社はソフトバンクとDiDiが出資する合弁会社なので、2つの全く違う会社のカルチャーが混ざりあっている特殊な会社です。ソフトバンクは変化が激しい会社なのでトップの判断に柔軟に対応し、最後まで諦めずにそこでやり切る忍耐強さ、粘り強さが求められます。一方DiDiはグローバルな会社です。中国、日本の他にブラジルやオーストラリア、コロンビアでもサービスを展開していて、フットワークが軽く世界中の国々で仕事を経験してきた様々な人材と働ける最先端の会社です。その両方を英語を活かしながら経験できるのはこの会社の魅力だと思いますね。
――業務内容を教えてください。
河合さん:現在はタクシーの配車サービスがメインなのですが、全く新しい移動サービスを生み出すというのが私たちの目標です。お金を払う移動手段には交通公共機関としてのバスや電車、タクシーや飛行機、そして新幹線があります。バスや電車は低料金で利用できますがタクシーや飛行機、新幹線となるとそれこそ料金が倍、下手すると10倍近くになります。価格の安い移動手段の実現はもちろんですが、私たちが目指しているのは人が乗り物に時間をあわせるのではなく、自分の好きな時間に現在のバスや電車を利用するような感覚で移動できる手段をつくることです。それが実現できれば人々の生活は大きく変わります。こんなにやりがいのある仕事はなかなかないですよ。インタビュー向けでもなんでもなく私はこの会社で働いていて本当に楽しいです。
――環境が変わり、見える世界も変わりましたか?
河合さん:DiDiで働くようになり、本格的に英語を勉強するようになってからグローバルで働く人の価値観に多く触れることができました。彼らはチャンスがあればすぐに新しい会社にチャレンジするなど到底敵わない経験をたくさんしています。そういう人に出会うと自分の未熟さを知り、もっと成長しようと刺激をもらうことができます。DiDiに入らなければ見えなかった世界です。
もう一つ、新しく見えてきたのは判断力についてです。例えば私が日本語を使って表現できる量が100だとしたら、英語で表現できることは1か2、下手したらもっと少ないかもしれません。だからこそ会議の中で何をどう伝えるか、限られた語彙力でどう的確に伝えることができるかを瞬時に頭の中で判断して言葉を選ばなければならない。日本語の場合、最後に伝わればいいだろうとダラダラ考えながら判断を先送りにすることができますが英語ではそうはいきません。会議内で判断している回数が多いように感じます。英語力を鍛えることで判断力も養われている気がします。
「海外の案件なら河合に」と言ってもらえる存在に
――最後に今後の目標をお聞かせください。
河合さん:ソフトバンクグループの中で英語を話せる人間は多くないと思います。さらにビジネスレベルで使いこなせる人間は社内でも数%しかいない。DiDiモビリティジャパンにきて英語をじっくり勉強するようになってから自分のキャリアの幅がすごく広がったと感じます。そのきっかけはやはり英語です。ソフトバンクグループの中で「海外の案件なら河合に」という存在になり、海外の人と対等に仕事ができるようになりたいと考えています。
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